写真:研修会の様子(サテライト会場)
令和3年2月5日に宮城県農業・園芸総合研究所で,「イチゴ栽培研修会~クラウン温度制御とIPM防除体系」が開催されました。研修会は新型コロナウイルス対策のため,Web会議システムを活用し,本会場の農業・園芸総合研究所に加え,JAみやぎ亘理いちご選果場がサテライト会場として設置されました。また,各合同庁舎,個人をWeb会議システムで繋いでの開催となり,参加人数は,全会場合わせて約90名となりました。
研修会はクラウン温度制御の実証ほになっている,JAみやぎ亘理いちご部会の部会長のハウスをWeb会議システムで繋ぎ,クラウン温度制御の取り組み,IPMの取り組みとしてUV-Bランプによるうどんこ病防除,スリムホワイトや天敵によるハダニ類防除について説明がありました。
次に農業・園芸総合研究所野菜部イチゴチームの尾形研究員より,「とちおとめ」,「もういっこ」,「にこにこベリー」の作型試験の紹介と,2月以降の草勢を抑える管理について発表がありました。園芸環境部虫害チームの関根主任研究員,駒形技師からは,UV-B電球蛍光灯とスリムホワイトを併用した,本ぽでのハダニ類対策の発表がありました。情報経営部経営チームの石川主任研究員からは,「にこにこベリー」の生産者による評価についてのアンケート結果の発表がありました。
普及センターからは,「にこにこベリー」導入定着によるいちごの安定生産に向けた取り組みについて紹介しました。
今回初めてのWeb会議システムを活用した研修会でしたが,回線が途切れる等のトラブルもなくスムーズに進み,各会場から活発に質問が出るなど,例年と遜色のない研修会になりました。
亘理農業改良普及センターでは,今後も研修会等を通じて,いちご栽培技術の向上を支援していきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143