利府地区梨部会の現地検討会が7月15日に開催され,部会員32名が参加しました。
当日現地検討会の会場となった園主から,「4月下旬の降雪により,サビ果や変形果の発生が見られたが,必要な着果量は確保している」,「6月の高温乾燥下で「幸水」にサビダニの発生が見られた」,「今後,新梢の誘引や最終の摘果作業を行い,高品質安定生産を目指して行きたい」などと説明がありました。
普及センターからは,これまでの気象経過,特に4月の降雪時の気温状況や果実肥大の状況,これからの新梢管理,病害虫防除のポイント等について説明をしたほか,7月下旬からメルマガ配信される,「宮城県病害虫防除所から病害虫発生予察情報」の活用について情報提供しました。
当日は,雨の中での開催となりましたが,それを苦ともせずに園地で樹を見ながら今後の栽培管理等について質疑や意見交換が活発になされ,今年の栽培に掛ける意気込みが感じられました。
普及センターでは,今後も情報提供や技術指導を行い,利府梨の安定生産を支援していきます。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
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