
いわでやま水稲採種組合は,ひとめぼれなどのうるち米品種に加えて,県内で唯一もち品種の種子生産に取り組んでいます。もち品種の種子生産においては,かねてより異種穀粒の混入が問題となっており,種子センターの管理体制の向上について普及センターのプロジェクト課題として取り組んでいます。
普及センターでは,種子センターの機械類の清掃点検に立ち会い,作業工程の確認や籾が残りやすい箇所の点検を組合員と行いました。特に注意が必要な箇所を一緒に確認し記録することで,品種の切り替え時に組合員が確実に清掃点検できるようにすることがねらいです。今後は適正製造規範(GMP)等を活用し,種子センターの管理体制の向上を図ることにしています。
8月29日及び9月6日に水稲種子第二期ほ場審査が終了し,収穫調製作業が始まります。高品質種子の安定生産に向け,普及センターでは引き続き支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910