
令和5年8月28日、気仙沼市廿一地区で、酒造好適米「蔵の華」を栽培する「清流『蔵の華』廿一会」(会長:熊谷公兵氏)を対象に現地研修会を開催しました。会員やその家族計10名が参加し、全会員のほ場を巡回して刈取適期の目安を確認しました。
今年は高温下で水稲の生育・収量への影響も懸念されましたが、丁寧な水管理や防除により、順調に穂が色づき、成熟が進んでいます。増収や1等米比率の向上に向け、期待も高まる中、高温により管内どの品種も出穂・刈取適期は早まっており、刈り遅れによる品質低下を防ぐため、適期落水や機械の準備、コンバイン収穫時の事故防止、熱中症対策について確認しました。
収穫間近のほ場を確認しながら、刈取日程の調整を行ったり、今年の生育を踏まえた来年の改善点について意見交換を行ったりするなど、会員同士で収穫や来年の作付けに向け、気を引き締めていました。
秋には、収穫イベントも予定され、地元の酒蔵では当地域の「蔵の華」を使った日本酒が醸される予定です。
お見かけの際は、ぜひ御賞味ください。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606