令和5年8月23日、JA新みやぎ志波姫支店において、たまねぎ栽培講習会が行われ、普及センターは講師として出席しました。この講習会には、管内2法人が出席しました。
始めに、渡辺採種場の担当者より播種から収穫までの一連の作業について丁寧に解説いただきました。育苗に取り組む参加者もいるため、現在の高温期における育苗管理の注意点や定植までの作業について、生産者の意見も踏まえながら重点的にお話いただきました。
普及センターからはたまねぎで注意すべき病害虫について解説を行いました。特に減収の要因となりやすいべと病について、連作するほ場では年内及び年明け以降に散布体系を組んで防除するよう呼びかけました。また、県内のたまねぎ栽培で使用事例の多い農薬を資料にまとめて配布しました。今年度はマルチ無しの移植栽培や、直播栽培に取り組む生産者がいるため、収量確保に向けて除草剤による体系防除を確実に行う必要があることを説明しました。
参加者からは、育苗管理に関することや資材の選定等について質問があり、講師が都度回答しました。管内のたまねぎ生産面積は近年増加傾向であり、普及センターでは引き続き生産拡大に向けて支援していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144