大河原農業改良普及センターでは、新規就農者を含む若手農業者が経営の計数化を通して経営改善を図るよう、みやぎ農業未来塾「若手農業者経営管理講座」を開催しています。
11月に複式簿記による会計管理目的とした研修会を2回開催したところ、複式簿記記帳を開始し、今年より青色申告に取り組む農業者が増えてきました。
さらに決算書を税務申告だけではなく経営改善に活用することができるよう、3月8日に特別講座を開催し、9人が参加しました。
講師をお願いした株式会社YACコンサルティング古髙伸一常務取締役からは「決算書の読み方と儲ける経営のポイントについて」をテーマに、決算書から経営改善に取り組む際の考え方について講義いただきました。
研修後参加者からは「複式簿記記帳を行っていたが、それが決算書となり経営改善や財務状態を見る成績表となることが理解できた。」「集計を年に一度申告のために行うのではなく、経営状況を把握するためにもっと短いスパンで行いたい」といった感想が出されました。
普及センターでは若手農業者が会計管理を通して経営改善につなげることができるよう、研修のフォローアップを行ってまいります。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
TEL:0224-53-3591 FAX:0224-53-313