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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

オリーブの巡回指導が行われました

2025年06月24日 09時47分44秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和7年6月11日に、石巻市役所と普及センターによるオリーブ生産者の巡回指導が実施されました。

 当日は北上地区の生産者2法人、雄勝地区の生産者1法人を巡回しました。過去2年はこの時期に開花が始まっていましたが、今年は5月の気温や日射量が平年より低かったためか、いずれの園地も開花に至っておらず、開花は1週間後くらいと見込まれました。各園地とも生育は概ね良好で、花芽の着生数も良好でした。今後、花が順調に受精すれば、花の半分程度の結実で1果重が充実し良好な収量になります。

 普及センターでは10月の収穫と特産のオリーブオイルの搾油作業が順調に行われるよう、今後の生育経過を見守ります。


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さつまいも栽培の省力化に向けた「生分解性マルチ」の実演会を開催しました

2025年06月24日 08時08分34秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

令和7年5月8日(木)に、JA新みやぎみどりの田尻支店と大崎市田尻の農事組合法人おおぬき彩土里(いろどり)ファームのほ場を会場に、さつまいも栽培の省力化に向けた生分解性マルチ実演会を開催したところ、生産者やJA等の関係機関から約30人に御参加いただきました。

最初に生分解性マルチを製造・販売している株式会社みかど化工(千葉県)の担当者から生分解性マルチの分解の仕組みや先進地である千葉県の使用事例等について御説明いただきました。

その後ほ場に移動し、分解速度の異なる複数の生分解性マルチの特徴や取扱い方法について説明いただき、法人の松岡代表によるマルチャーを用いたマルチ張りの実演を行いました。参加者は実際に張ったマルチに触れたり、製造メーカーに質問するなど理解を深めている様子でした。

美里管内ではJA新みやぎに「さつまいも研究会」が設立された他、キュアリング施設や定植機等施設・機械等の整備が進み、年々栽培面積が拡大しています。生分解性マルチは、収穫時の剥ぎ取り作業が不要になることから作業の省力に繋がることが期待されています。今年度、普及センターでは同法人のほ場に実証ほを設置し、マルチの分解について3種類の生分解性マルチを用いた調査を行い、今後の普及に繋げていきたいと考えています。


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