宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

子実用とうもろこしの播種準備をしました

2022年05月26日 16時16分57秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給
令和4年5月17日に石巻市桃生の株式会社「入沢ファーム」において,子実用とうもろこしの播種準備が行われ,(国研)農研機構東北農業研究センター,東部地方振興事務所,当普及センター,JAいしのまきや桃生営農センターの関係者ら約15人が集まりました。JAいしのまきでは,今年度新たな転作品目として注目されている子実用とうもろこしの実証試験を2法人で行う予定となっており,「入沢ファーム」はその一つとなっています。当日は,(国研)農研機構の篠遠研究員らのアドバイスを受けながら,播種機の設定の検討を行いました。準備された種子は鳥害回避のための忌避剤などがまだ粉衣されていなかったことから,粉衣後の種子の大きさや当日の播種機の作業速度などを想定しながら,播種機の目皿やミッションギヤの種類,実証試験ほ場の状態等を検討しました。播種は,来週の5月25日を予定しています。当普及センターでは,2法人の生育観察や生育調査を行い,地域の転作品目としての可能性を検討していく予定です。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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水稲ペースト肥料二段施肥実演会が開催されました

2022年05月26日 15時57分07秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産
 現在,水稲肥料由来のマイクロプラスチック(被覆肥料)の海洋流出が問題となっており,これに対する環境負荷低減技術への関心が高まっています。
 このような中,令和4年5月6日,仙台市内において肥料メーカーによる「水稲ペースト肥料二段施肥実演会」が開催され,生産者や農協,農機メーカーなど関係機関が参加しました。この技術は,2段に施肥することで肥料の効果が持続することから,被覆肥料の代替として期待されているものです。田植えと同時に液状の「ペースト肥料」を稲の株元に沿って施肥しますが,今回の実演会では,施肥位置を田面から「3cm下」と「9cm下」の2段になるよう田植機を調整して田植えが行われ,その作業状況を確認し,意見交換を行いました。
 普及センターでは,「生産力の向上と持続性の両立」に向けた取組を推進していることから,今後も水稲の生育状況を確認するなど当該技術の成果を注視していきたいと考えています。



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水稲の「グリーンな栽培体系」の検証試験を行っています

2022年05月26日 13時22分00秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産
国が策定した「みどりの食料システム戦略」を進めるため,環境配慮や省力化をより進めた「グリーンな作物栽培体系」を検証する事業が,今年度,全国各地で展開されます。
登米普及センター管内では,JAみやぎ登米稲作部会連絡協議会が主体となって水稲で実施することとなり,5月12日から21日にかけて,協力農家のほ場にて田植えが行われました。

管内では,化学肥料を節減するため,肥効率の良いプラスチック被覆肥料が主に使われていますが,近年,プラスチックの環境中での残留や海洋流出が問題となってきたことから,これに頼らない栽培体系を模索することになりました。具体的には,田植え時に土中にペースト状肥料を施用する技術に置き換え,プラスチックコート肥料の使用量を削減します。
併せて,温室効果ガスであるメタンの水田からの放出量を削減するための中干し期間延長と,ドローンによる追肥作業の省力化に取り組みます。

普及センターでは,JAみやぎ登米とともに,この新しい栽培体系の検証を進めてまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 

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きゅうりの出荷査定会と現地検討会が開催されました

2022年05月26日 11時23分23秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和4年5月20日(金),JA新みやぎ栗っこきゅうり部会の出荷査定会が栗原市志波姫の野菜集荷場,現地検討会が栗原市志波姫のほ場で開催され,部会員13名,JA新みやぎ栗っこいわでやま統括営農センター,JA全農みやぎ,(株)石巻青果,種苗メーカー及び普及センターの担当者が出席しました。
 出荷査定会では,きゅうりの販売情勢についてJA全農みやぎと(株)石巻青果から説明があった後,当日出荷されたきゅうりを見ながら出荷規格を確認し,長さや曲がりの程度,箱詰め方法などについて,活発な意見交換が行われました。
 現地検討会では,加温半促成と雨よけ栽培のハウス計3棟を見て回り,整枝方法や防除のタイミングを検討しました。その後,種苗メーカーから天候に合わせた今後の管理について,普及センターから病害虫防除のポイントと土壌分析について,説明を行いました。
 普及センターでは,JA新みやぎ栗っこのきゅうりの安定生産に向けて,今後も継続して支援していきます。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144

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