宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

スマートな種子生産をめざして,実証事業に取り組みます。

2020年05月25日 13時10分43秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  令和2年度より,農事組合法人いかずちを実証農場として,新たな「スマート農業実証プロジェクト」がスタートしました。(農)いかずちは水稲種子生産を担う集落営農法人で,中山間地域におけるスマート農業技術を活用した精密,省力な種子生産をめざして,2年間の実証を行います。
  種子生産では,異物の混入を防ぐために,徹底した漏生株や雑草の除去(異株抜き)が必要であり,大きな労力となっております。この実証事業では,直進アシスト田植機による正確な田植えと,自動操舵付き水田除草機による異株抜きを組み合わせることによって,異株抜きにかかる労働時間を削減することを目標の一つとしています。
 直進アシスト田植機による田植え作業は5月中旬から始まり,5月21日にはコンソーシアムメンバーを参集した実演会が行われました。実際に作業したオペレーターからは,「直進作業が一番気を遣うので,疲労軽減につながった。また,株間や条間の間隔が正確なので,使用する苗箱の数が減ったようだ」との話でした。6月には自動操舵付き水田除草機による除草作業を行い,作業精度について実証を行う予定です。
 実証事業では他にも,経営管理システムによる採種ほ場管理の効率化や水田遠隔水管理制御装置による水管理作業の効率化,散布用ドローンによる病害虫防除なども計画しています。中山間地域の種子生産におけるスマート農業の実用化に向け,きめ細やかな支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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新規就農者のサポート訪問が行われました。

2020年05月25日 13時04分31秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 農業次世代人材投資資金の交付を受けている新規就農者に対して,「経営・技術」,「営農資金」,「農地」の各課題に対応できるよう,関係機関でサポートチームを構成し,相談,指導等を行っています。
 4月15日に,サポートチームで大崎市内の新規就農者4名を訪問し,昨年度の出荷実績の確認や今年度の生産計画について聞き取りを行いました。
 訪問した中には,昨年は露地30㌃に長ねぎを作付け,全量販売を行い,労力的にもっと作付できるという手応えが得られたことから,今年度は50㌃に作付けを拡大する予定にしている新規就農者がいました。作付け予定ほ場や2月には種したねぎの苗の育苗状況を確認した後,畑の準備等の助言を行いました。
 また,今年新規にトマト生産を開始する新規就農者では,ハウスで育苗中の苗を前に,育苗管理等の助言を行いました。
 今後も新規就農者の農業経営の早期安定を目指して,関係機関と連携を図りながら支援していきます。

トマト育苗指導

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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みょうがたけ現地巡回を行いました!

2020年05月25日 10時54分33秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和2年5月19日に,JA名取岩沼のみょうがたけを出荷する組合員4名で現地巡回を行いました。各生産者の種株増殖ほ場を巡回しながら,生育状況等を確認しました。総合検討では,種株が出芽しないことが話題になり,暖冬や降水量が少ないことなどの気象状況を絡めて,対策を検討しました。

 名取市のみょうがたけは国内有数の産地となっています。種株養成から収穫するまで1年半ほどかかるみょうがたけは5月24日に初出荷を迎え,6月頃に出荷最盛期となります。

 普及センターでは,今後も巡回等を通して,みょうがたけ栽培を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


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亘理地域にて「りんごの摘果講習会」が開催されました

2020年05月25日 10時53分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 亘理管内は県内有数のりんご生産地で,この時期,各りんご園では,摘果作業が精力的に進められています。
この作業に先立ち,令和2年5月21日にJAみやぎ亘理逢隈支所果樹部主催で実施され,22名の生産者の出席がありました。
 今年はりんごの出芽時期が早かったものの,その後,低温等が続き,開花始めは昨年とほぼ同時期になりました。開花期間は天候にも恵まれ,生育は順調に進み,結実は概ね良好で,りんごの生育も順調に進んでいます。
講習会では,普及センターから,摘果の目的や予備摘果の重要性,その後に実施する仕上げ摘果のポイント等を指導しました。また,講習会会場では,新型コロナ感染症対策として,参加者のマスク着用を厳守し,過密を控え,講師はマイクを利用して説明を行いました。
 亘理農業改良普及センターでは,今後も定期的な巡回指導や各地域で開催される現地研修会等で技術指導を行い,当地域の高品質なりんごの安定生産を支援していきます。

写真:りんご摘果講習会の様子

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


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