新型コロナウイルス感染症の外出制限等の影響により,外食や給食等への食材販売が落ち込み,農業生産への影響も大きくなっています。
栗原管内の農業者が中心となり,地域の農産物や伝統文化を伝える活動を展開する「くりはらファーマーズプロジェクト」(代表:伊藤秀太氏)では,ピンチをチャンスに!!と消費が落ち込んでいる栗原地域の食材をセットにして市内外へ届ける取組みを行っています。
家庭で過ごす時間が増えている家族向けに,家庭で楽しく,おいしく,くりはらを満喫できる「おてがる!フライパンでBBQ(バーベキュー)セット」の販売を始めました。
漢方三元豚,ケール,サンチュ,サラダ菜,パプリカ,しいたけ,さくらしんこ餅などの食材セットで,やみつき森もりサラダのレシピや餅花の作り方なども入っています。栗原地域の「食」と,農業者の思いが詰まったセットになっています。新聞等で掲載されたこともあり,注文数は増えています。
新型コロナウイルス感染症の影響により,管内の多くの農業者が営農活動への不安を抱えています。普及センターでは,相談窓口を開設して相談に応じたり,支援策等について農業者へタイムリーに情報提供を行ったりしています。併せて,この苦境を乗り切ろうとアイディアを出し合い新たな取組みを行う農業者を今後も支援していきます。
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL 0228-22-9437
FAX 0228-22-6144