令和元年7月30日,気仙沼農業改良普及センターでは,南三陸町入谷地区童子下集落において,中山間地域の特産品目の定着を目的とした「トウキ栽培・利用検討会」を開催し,13人の参加がありました。 講師には,全国的にも薬用植物研究の第一人者である大阪大学名誉教授の草野源次郎氏を招きました。
会場の入谷地区童子下集落では,平成24年から薬用作物「トウキ(当帰)」を栽培する農業者があり,また昨年から料理等にも利用され始め,地域内での認知や生産が広がりつつあります。
検討会では,参加者全員でほ場を見学し,生産者から導入の経緯や生産概要について説明を受けました。講師の草野教授からは,トウキの来歴や効能のほか,漢方以外の利用方法など幅広い内容の講演をいただきました。参加者からトウキ以外の薬用作物も含めて,多くの質問が寄せられ関心の高さが感じられました。 今後も普及センターでは,地域特産品目の定着に向けた支援を行ってまいります。
<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606