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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「いちご定植研修会~いちご団地2作目の栽培へ向けて~」

2014年09月24日 18時22分48秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 9月1,2日,亘理町・山元町で,いちご団地で栽培を行う151名を対象に研修会を行いました。

 両町では,東日本復興対策交付金を活用していちご団地が建設され,平成26年産から,亘理町と山元町合わせて135名の生産者が栽培を開始しました。平成27年産からは,新たに山元町の生産者16名がいちご団地での栽培を開始し,いちご団地で営農を予定していた151人,全員が栽培を開始します。

 研修会は2日間で9ヶ所に分けて開催しました。1回の研修会の参加人数を少人数にしたことで,生産者が参加しやすく,質問しやすい雰囲気で研修会が行われました。研修会では,育苗後半の管理から定植時の注意点,定植後の管理を中心に講習を行いました。育苗後半は,炭そ病とアブラムシ類,ハダニ類の防除を徹底すること,定植時にはヤシ殻培地を十分に湿らせておくこと,定植後の養液管理など,これから行う作業,栽培管理の注意点を指導しました。生産者からは,定植する位置や深さ,潅水量など,細かな点について質問が多く寄せられました。また,生産者どうしで,1作目の反省点を話し合う姿も見られ,今後の作業に向けて意気込みも高まったようです。

 今年から栽培を開始する16人を加えた,151人全員が定植へ向けて着実に準備をすすめています。普及センターでは,今後とも技術指導と情報提供を継続し,いちごの産地復興を支援していきます。

<亘理農業改良普及センター 先進技術班>
<TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143>


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農大研修生・4Hクラブ員・石巻北高生が参加した農業未来塾

2014年09月24日 09時20分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成26年9月10日にみやぎ農業未来塾「在学者・就農者コース~技術・経営能力向上講座~」を石巻合庁と石巻市内農業法人で開催しました。
 9月1日から先進農業体験学習として管内農家で研修をしている農業大学校生4名と石巻地区4Hクラブ員が参加し,前半は農業技術競技として問題25問を解きました。出題は食糧自給率や病害虫,県内では唯一石巻で栽培されているお茶にまつわる問題などバラエティに富む内容でした。
 後半の現地視察では,農業クラブや農産物の生産と食品加工等を学ぶ食農系列を持つ石巻北高校の生徒4名も加わり,株式会社やまとファーム石巻を視察しました。当法人は津波被害が甚大であった石巻市釜地区の農家5名により設立された法人で,石巻復興園芸団地須江地区において,トマトの養液栽培ときゅうりの養液土耕栽培を行っています。当法人の役員で,4Hクラブ員でもある阿部欣悦さんから参加者に,法人設立の経緯や経営概況,きゅうり・トマトの栽培方法や出荷調製方法,パート雇用等について詳細な説明がなされました。阿部さんから食品加工等を学ぶ石巻北高生に対しては,「ぜひ当社のきゅうりやトマトを原料にして加工品を作ってほしい」と熱い要望も出されました。
 夜には毎年恒例となっている農大研修生と4Hクラブ員との交流会が催され,バーベキューをしながら交流を図りました。農大生は研修開始から10日が経ち,仲間と各農家での研修内容について情報交換を行いながら鋭気を養いました。また,先輩である4Hクラブ員からは農業への熱い思いを聞き,将来についてのアドバイスを受けていました。
 普及センターでは関係機関と連携して,若手農業者や新規就農者への支援等を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

〈連絡先〉宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL0225-95-1435

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