宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

普及活動検討会を開催

2013年09月24日 16時25分39秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 平成25年度仙台農業改良普及センターの活動状況について,外部委員に検討していただく普及活動検討会を9月4日に開催しました。
 普及プロジェクト課題対象としている仙台市宮城野区にある株式会社みちさきの大規模養液栽培施設を視察し,葉物類の栽培状況や果菜類の生産施設について会社より説明を受け,被災地で復興に向けて進んでいる新しい動きを見ていただきました。
 その後,普及活動状況について説明を行い,委員の方々より様々なご意見をいただきました。課題は組織経営体支援に重点を置いたものですが,個別経営体に対する支援も同様に充実させてもらいたい。また,被災状況により今後の取り組みに関する考え方も一様ではないので,地域の状況に配慮した支援を行なってもらいたい。
農家が生産に集中できるよう専門家とのマッチングを行い,さらにそれぞれ得意分野を持つ人や企業とのネットワークづくりを進めてもらいたい等,今後の活動に大変参考になる意見を多くいただきました。
 いただいた意見を参考に,年度後半の活動計画を練り直し活動を行なっていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良質ブロッコリーの生産を目指して

2013年09月24日 15時33分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年9月10日、大崎市田尻地区にてJAみどりのブロッコリー部会の現地検討会が開催されました。田尻地区は美里管内で最大のブロッコリー産地であり、今年の夏播き栽培の面積はおよそ4haです。
 昨年は夏季の猛暑による高温障害が発生したことから今年は播種を遅らせており、7月下旬から播種が始まり、現在は草丈25-40cm程度まで生育が進みました。検討会では生産者3名の圃場を巡回しながら、病害虫の発生状況や生育を確認した後、今後の栽培管理について検討を行いました。今年は7月から8月にかけて雨天が続いたために管理作業が思うように進められず、圃場によっては湿害の発生もあり、生育初期の環境に恵まれませんでした。しかし、こうした条件下でも充分な初期生育を確保した生産者もあり、技術向上に向けた活発な情報交換がなされました。
 総合検討では普及センターから今後の栽培管理や病害虫防除、湿害対策について情報提供を行いました。普及センターでは今後もこうした活動を通じて、生産者の技術向上を支援していきます。

<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「株式会社サンエイト施設園芸に取り組む」

2013年09月24日 11時42分09秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

  株式会社サンエイトは,平成19年3月に設立され,千葉久馬代表取締役を含む8名の株主で構成されている,東松島市浜市・牛網地区で土地利用型農業生産に取り組む農業生産法人です。

  東日本大震災の津波被害から早期に復旧し,現在107haの農地の利用権設定を行い,土地利用型品目として水稲,大豆,枝豆の栽培を行っています。

 今年度からは新たにイチゴ生産に取り組み,2,000㎡の鉄骨ハウスと養液栽培プラントを新設しました。夜冷短日処理の技術も取り入れ,9月6日には15,000株の定植を終えました。定植した品種は宮城県オリジナル品種「もういっこ」で,11月下旬からの収穫を見込んでおり,冬期の地域雇用を考えた組織運営を計画しています。

  東松島市野蒜・鳴瀬地域では初めてのイチゴ生産となり,震災からの復興に拍車がかかると関係機関から期待されています。


株式会社サンエイトの皆さん(2列目中央は代表取締役千葉久馬氏)

≪連絡先≫
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0225-95-1435


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする