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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

いよいよいちご栽培が本格的に再開!いちご育苗講習会を開催

2013年03月06日 20時59分09秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 平成25年2月18日,亘理町,山元町のいちご団地への参加予定者を対象としたいちご育苗講習会を開催しました。
 両町のいちご団地では,生産者151戸が施設面積42.4haで今年以降に栽培を開始する予定となっています。このうち約9割の生産者が初めて高設栽培に取り組むことになるため,当所では関係機関と連携し,生産者の技術習得を目的とした様々な講習会を開催しています。
 今回の講習会では,3月からいちご親株の定植が始まることを受け,苗の増殖管理方法と育苗期の病害虫防除法について講習を行いました。苗の増殖管理方法については,野菜茶業研究所の岩崎上席研究員と宮城県農業・園芸研究所の高野上席研究員,カネコ種苗株式会社の野坂課長から,いちご団地で導入される方式に合わせて,親株定植作業,採苗作業,かん水管理,温度管理,導入されるシステムについて説明がありました。育苗期の病害虫防除については,普及センターから注意が必要な病害虫の特徴,その防除方法について説明を行いました。
 当日は約150名の生産者が参加し,これまでいちご団地参加予定者を対象として行った講習会の中では最多の参加数となりました。また生産者からは採苗時の注意点や肥培管理について質問があり,栽培再開に向けて生産者の意識の高まり,意気込みが感じられる講習会となりました。
 次回は,4月に栽培設備についての研修会を行う予定です。普及センターではいちご産地の復興に向け,引き続き支援を行っていきます。



<連絡先>亘理農業改良普及センター
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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「花き6次産業化講習会」で花き経営の可能性を学ぶ

2013年03月06日 10時19分19秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 名取市のカーネーション及びばらの生産を担う名取市花卉生産組合は,東日本大震災で甚大な被害を受けましたが,ボランティアの支援や平成23年度東日本大震災農業生産対策交付金の活用により,営農を再開することができました。普及センターでは,1日も早い復興を目指すとともに収益性の高い花き経営を実現するために,「花き6次産業化講習会」を平成25年1月23日,30日,2月13日の3回にわたり開催しました。
 講師の(株) プランツ・モジュール山口昌哉代表取締役は,「震災を乗り越えてきた生産者のお手伝いが出来ることがうれしい」と話され,積極的に指導いただきました。自分たちで生産した花を用いて,花束の作り方,アレンジの仕方を実習し,500円で販売する商品の検討も行いました。各回20名程度の参加があり,ほとんどがご夫婦での参加でした。
最終回には,「消費者動向及び市場動向と6次産業化の可能性について」と題して,生産者からの質問に答える形で進行しました。①花の色のあわせ方,②流行,③グリーンの使い方,④価格設定 に関する質問が多く出て,花屋の視点から,生産者の取り組みの可能性について助言いただきました。
参加者からは,「自分で作っている花がすばらしく見えた」,「お話がわかりやすく楽しかった」などの感想が寄せられました。講義終了後も個別に質問する姿が見られ,参加者は今後の経営の展開に大きな可能性を感じることができた講習会となりました。



<連絡先> 亘理農業改良普及センター
      TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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