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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

今年の水稲作業に向けて、育苗の説明を行いました。

2025年03月21日 16時08分24秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

3月14日、JAみやぎ登米主催による、東部エリアの生産者を対象にした水稲講習会が開催され、生産者約40名が出席しました。

普及センターからは、健苗づくりのポイントと合わせ、今年の育苗期間も高温が予想されていることから、高温で発生しやすい病害や障害の対策、温度を上げないためのハウスの換気方法等を説明しました。

他に、資材メーカー4社の担当者から、苗の被覆資材や除草剤の特徴、効果的な使い方などの説明がありました。

生産者は熱心にメモを取り、講習会終了後も説明者に質問する姿も見られるなど、米づくりに対する意欲が感じられました。

普及センターでは、引き続き、良質米生産に向けた水稲栽培に対する支援を行っていきます。

講習会の様子

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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高品質大豆生産を目指す!組合員一丸で次年度に向けた課題を洗い出し

2025年03月13日 10時08分02秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 大崎市田尻地域で大豆生産を行っている大嶺二生産組合を対象に、これまで大きな課題となっていた帰化アサガオ類などの雑草問題を克服するとともに、生産性を向上させるため、令和7年3月7日に栽培講習会を開催しました。

 講習会では、令和6年産の大豆の作柄を振り返り、雑草防除に関する様々な対策について確認した後、組合の代表的なほ場について、事前に実施していた土壌分析結果を踏まえた施肥設計について参加者と共に検討しました。

 組合の方々の意欲は高く、取り組めそうな技術には積極的に挑戦したいという意向が示され、事業により導入予定の機械を用いて効率的な雑草対策に取り組んでいくことになりました。

 普及センターでは、引き続き関係機関と連携しながら組合の活動を支援し、管内の大豆の作柄向上を目指していきます。

 <問合せ先>

  宮城県美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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令和6年産稲作の総合検討会が開催されました

2025年03月03日 13時37分48秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和7年2月5日にJAみやぎ登米迫町域肥料・農薬研修会が、2月14日にはJAみやぎ登米豊里稲作部会の実績検討会がそれぞれ開催されました。

 迫町域肥料・農薬研修会では、迫稲作経営部会の会員を中心に、部会員以外からも多くの生産者が参加しました。はじめに、JA全農宮城県本部米穀部から宮城県産米の販売情勢について情報提供いただき、令和6年産の米価は大幅に上昇したこともあり、販売状況や販売先の需要品種等の情報について生産者も関心が高い様子でした。

 豊里稲作部会では、ササニシキの栽培に意欲的に取組んでおり、生育調査結果と部会で作成した栽培ごよみを照らし合わせながら生育経過や収量品質の確認を行いました。

 普及センターからそれぞれの会場で、令和6年産の稲作の総括と令和7年産の作付けのポイントとして、倒伏要因の考察やばか苗病対策などについて説明しました。

 普及センターでは、今後も登米管内の水稲の収量と品質の向上を目指した取組について支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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いしのまき和牛改良推進組合による計画交配産子調査研究会が開催されました

2025年02月12日 09時42分32秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 2月6日、JAいしのまき肉牛出荷場で、石巻市と東松島市の生産者でつくる「いしのまき和牛改良推進組合」は、第13回全国和牛能力共進会(全共)」(2027年、北海道)における石巻地域の計画交配に指定された種雄牛「勝美桜1」産子の調査研究会を開催しました。

 「勝美桜1」は、脂肪質の遺伝的能力が高いのが特徴と言われ、組合員たちは、実際の産子の体型を見たり触ったりしながら、全共に向けて改良の参考にしていました。この日調査したのは、管内で飼養している勝美桜1産子の雌牛2頭で、いずれも体伸・体深に優れる体上線の強い輪郭鮮明な牛でした。

 いしのまき和牛改良推進組合では、この日に確認した「勝美桜1」産子の体型を踏まえて、母方の牛の特徴を見ながら、全共に向けた計画交配と出品対策を進めていきます。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター

 TEL0225-95-7612 

 FAX0225-95-2999


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夏黄金栽培講習会が開催されました

2025年02月12日 08時45分09秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和7年1月30日に夏黄金栽培講習が開催され、管内で夏黄金の栽培に取組む4法人が参加しました。令和7年産の管内夏黄金の栽培面積は約39haとなっており、栽培面積が拡大している状況です。

 夏黄金はパン用の小麦品種で、高いタンパク含有率が求められており、管内では適切なタンパク含有率にすることが課題となっています。普及センターからは品質向上に向け穂揃期追肥を必ず行うなどの栽培ポイントについて説明を行いました。JA全農宮城県本部からは麦類の販売状況や実需が求める品種、品質について情報提供が行われました。生産者にとって実需ニーズを知る良い機会となり、高品質な麦生産に向けて生産意欲が高まりました。

 普及センターでは、今後も登米管内の夏黄金の収量と品質の向上を目指した取組について支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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大豆栽培における難防除雑草防除研修会(外来雑草対策)が開催されました

2025年02月04日 08時32分58秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

令和7年2月3日に「大豆栽培における難防除雑草防除研修会(外来雑草対策)」がJA古川、JA加美よつば、JA新みやぎ、農研機構、大崎農業改良普及センターとの共催で開催されました。

大崎地域は本州最大の大豆産地ですが、10年程前から徐々に帰化アサガオ類の発生が目立ち始め、現在では、ほ場内に蔓延して大豆にからみ付き、コンバインでの収穫時に苦慮するようなほ場もあり、大きな問題となっています。隣接地域も同様の難防除雑草の拡大に悩まされています。

今回の研修会では、農研機構西日本研究センターより、現在最も精力的に農地の雑草対策の研究に取り組まれている、浅見秀則研究員を講師に迎え、大豆作における難防除雑草の防除について丁寧に解説いただきました。

また、令和6年にJA古川管内で行われた、耕起前ラウンドアップマックスロード処理と大豆播種前のトレファノサイド乳剤土壌混和処理による新たな防除体系の大規模実証試験の結果について日産化学(株)と大崎農業改良普及センターから紹介し、生産者の手ごたえについてもご本人から説明いただきました。

大豆生産者を中心に230名の参加があり、皆熱心に講演に耳を傾けている様子で、非常に高い関心が寄せられている問題であることが伺えました。

次年度も、新たな除草体系の実証展示をJA間で連携しながら進めていく予定であり、普及センターもこの取り組みを支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

 


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地域の水田営農を考える研修会を開催しました

2025年01月14日 14時13分35秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

令和6年12月24日、村田町の菅生公民館において「菅生地区水田営農研修会」を開催しました。

菅生地域の水田営農を担う生産組合や法人、大規模農家等12人が参加し、普及センターから水稲における土づくり技術や、農業経営の法人化について講義を行ったほか、農業経営基盤強化促進法に基づく「地域計画」の確認を行いました。

水稲における堆肥活用による地力改善のポイントでは、リン酸不足の水田で豚ぷん堆肥を活用したことで収量アップに繋がった事例を報告し、農業経営に関する研修では各種営農形態の特徴や違いについて説明しました。参加者からは「豚ぷん堆肥の活用を進めたい。」「法人化についてさらに学びたい。」といった感想があり、次年度も地域計画の見直しをと併せて地域の担い手に向けた研修会を開催する方向となりました。

 普及センターでは、引き続き地域の水田営農に取り組む担い手を支援して参ります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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令和6年産稲作の総合検討会が開催されました

2024年12月23日 11時04分50秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年11月29日にJAみやぎ登米迫稲作経営部会の総合検討会が、12月13日にはJAみやぎ登米米山水稲部会の総合検討会がそれぞれ開催されました。

 迫稲作経営部会では、部会として肥料試験に取り組んでおり、令和6年度の試験結果について部会員から結果の発表があり、その収量結果について各部会員が考察を述べるなど充実した検討となりました。

 米山水稲部会では、普及センターから設置している生育調査ほの収量結果を交えながら令和6年産稲作の総括を説明しました。また、本年は紋枯病の発生が多かったため、令和7年産に向けてのポイントの1つとして、来年作では防除を行うよう注意喚起を行いました。

 あわせて、両総合検討会において普及センターのプロジェクト課題である「グリーンな栽培体系」の取組について、情報提供をしました。

 普及センターでは、今後も登米管内の水稲の収量と品質の向上を目指した取組について支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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次年度に向けて今年の酒米の作柄をしっかり検討! ~松山町酒米研究会作柄検討会~

2024年12月19日 17時55分16秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 松山町酒米研究会(以下「研究会」)では、大崎市松山地域で地元酒蔵の(株)一ノ蔵と連携しながら酒米づくりに取り組んでいます。

 12月14日に「松山町酒米研究会令和6年産酒米作柄検討会」が開催され、普及センターからは今年度の水稲の作柄全般について説明を行い、続いて酒米の品質向上に向けて農機メーカーや肥料メーカーと連携しながら取り組んだ調査結果などについて報告しました。

 本年産の酒米の作柄は、前年同様に高温傾向となったため、肥料切れが早まり、成熟期には雨のたびに倒伏が進むなど、気象要因に悩まされました。      一方で、日照が確保され出穂後の水不足などは見られず、生産者の適切な管理により、胴割粒が少ないなど品質は昨年より改善されました。

 作付面積が増加している県育成品種の「吟のいろは」については、心白発現率及びタンパク質含有率ともに平年並みで、収量・品質共に安定した結果となりました。

 生産者からは、「今年度は特に主食用米の米価の影響が大きいが、安心して作付けができるように、引き続き特段の協力をよろしくお願いしたい。」といった意見が出されました。

 普及センターでは、引き続き研究会の活動を支援し、特色ある米づくりを推進していきます。

  <問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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優良な水稲種子の安定生産を目指して!

2024年12月13日 08時41分06秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年12月11日に、令和7年産の水稲種子生産に向けて、JAみやぎ登米水稲種子採種組合の栽培講習会が開催されました。

 はじめに、普及センターから優良種子の3つの条件とそれらに係る栽培管理のポイント、本年度の審査状況等について説明しました。次に農薬メーカーから、次年度使用予定の除草剤について、現地試験結果も交えた説明がありました。

 JAみやぎ登米水稲種子採種組合では、令和6年度に「ひとめぼれ」55.8ha、「だて正夢」6.4haで種子栽培を行い、「ひとめぼれ」については、令和7年の作付け増加が見込まれることから契約数量以上の優良種子を出荷する予定です。

 普及センターではJAや採種組合と連携しながら、次年度も優良種子の契約数量出荷を達成できるよう支援を行ってまいります。


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