令和7年5月3日(土)、栗原市金成有壁地区で田植え体験会が開催されました。
金成有壁地区では、令和2年に「農村地域活性化ビジョン」が策定されています。ビジョンでは、農業法人の設立を軸とする担い手構想や地元の萩野酒造株式会社と連携した地域活性化構想などが掲げられており、今回は酒造好適米品種「吟のいろは」の栽培を通じた地域内外の人々との交流を深めることを目的として開かれ、26人の参加がありました。
田植え体験は好天に恵まれ、地域住民による組織「有壁創生会」のメンバーが田植え方法を指導し、参加者は泥だらけになりながらも丁寧に苗を植えました。
機械は使わず一株ずつ手で田植えしたので、参加者への苗の受け渡しは、必然的に田んぼの畦から田んぼの中へまとまった苗を放り込む方法になりました。上手に苗をキャッチすると他の参加者から「おーっ」や「ナイスキャッチ」と声が上がり、キャッチに失敗すると田んぼに落ちた苗が泥水を跳ね上げ、「キャーッ」という歓声や笑い声が起こりました。心地良い汗を流した後は、萩野酒造株式会社様によるきき酒も行われ、参加者は充実した一日をすごしたようです。
参加者アンケートでは、「初めて有壁という町を知り、豊かな自然、おいしい酒、歴史に触れるきっかけになった」、「貴重な体験だった」、「また参加したい」という声が寄せられました。
当普及センターは、今年度も引き続き地域活性化の取組や法人設立に向けた地域の話し合いを支援してまいります。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437 / FAX:0228-22-6144