6月2日に愛知県尾張旭市の愛知県森林公園で開催された第70回全国植樹祭に参加してきました。その式典にはこの5月に即位された天皇、皇后両陛下がご臨席されました。即位後初の地方行事で、天皇陛下は国民に丁寧な敬語表現を使い、一緒に緑化活動を推進するよう呼びかけるお言葉を述べられました。
お言葉の冒頭、陛下は「皆さんとご一緒に植樹を行うことを喜ばしく思います」とあいさつされました。世界的な環境問題に関心を寄せる陛下は、健全な森林が地球温暖化防止などの役割を果たしていることに触れ、「私たちに様々な恩恵をもたらしてくれる国民共通の財産」と強調され、植樹などを通して森林を造ることは「私たちに課せられた大切な使命」と述べられました。このあと行われた植樹では皇后さまとともにスギやクスノキなど計6種類の苗木(この地区にも関係があるシデコブシやヒトツバタゴも入っています)を植えられました。70年間続く植樹祭を通じて森林を守ることの大切さを語られていたと思います。皇后さまは介添えをした地元の中学生に「元気に育つといいですね」と声をかけられたそうです。
天皇陛下 お言葉
皇后陛下 植樹
司会の愛知県出身 遼河はるひさん
会場の様子