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(ササユリ)
6月18日
今日、付知町学園にてササユリが咲いているのを見付けました。
ササユリ(笹百合)は付知ではヤマユリ(山百合)と言っていました。明るい森林に生え、6月の今頃、美しい花を咲かせます。普通は1本に1つ花ですが、いくつも咲くこともあります。葉は厚くてササの葉によく似ていることから、ササユリとの名前の由来になっているようです。この頃、ササユリが少なくなっているとよく言われますが、確かに咲いているのを見ることは少なくなりました。原因は森林の手入れ不足や森林の形態の変化がササユリの減少になっていると思われています。ササユリは種子で繁殖し、開花できるまでに生長するのに数年がかかり、少なくとも数年間は地面にまで光が当たる状態でないと花を咲かせることができません。昔の森林は薪や炭林として定期的な伐採や、柴木を刈り取る作業を行い、下層の草木まで光が当たる状態に維持されていました。最近は手入れ不足の森林が増加、光も届かない森林が増えることにより、ササユリも減少していると思われます。ササユリの球根を採取し植え付けても数年は開花しますが、やがて姿が消えてしまいます。同じ場所では病気になり消滅するそうです。新しい土地に種子で繁殖し、数年間で花を咲かせながら移動するのが本来の姿だそうです。
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(ササユリのつぼみ)