三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

お母ちゃんが常任委員会で大奮闘!!

2014年12月18日 | 議会

12月15日(月)総務建設常任委員会で三木市の就学前施設の未来を考える連絡会

より提出された請願に対する主旨説明が行われました。

三木市が計画している幼保一体化計画(案)を見直して欲しいということで13000筆余りの

署名活動をされ健全な子ども達の教育・保育を望まれるふつーのお母ちゃんが常任委員会に

殴り込み!!(ウソ^-^)

①冒頭主旨説明

②説明者に対して質問等

③委員会での質問等

④討論

の順で進行されました。数名の委員からの発言がありましたが、テープお越しを個人で行っている

為、私の発言部分のみとさせて頂きました。又、誤字脱字もご容赦下さい。

長文になりますがご容赦下さい。



おはようございます。
本日は、請願趣旨説明の場をこのように設けて頂き、ありがとうございます。

提出者であります”三木市の就学前施設の未来を考える連絡会”を代表しまして、
本日は私南と錦の2名にて説明をさせて頂きます。

先ずは、なぜ私たちが請願を提出することになったのか、合わせて、なぜ趣旨説明
の場を戴いたのかを少しお話しさせてください。

昨年末のアンケートから丁度一年。この一年間に様々な学びの場を持ち、違う立場
や違う地域の方々とも繋がり対話を重ねて参りました。

市側からも出前講座、意見交換会と情報提供の場を頂いたことに感謝しております

しかしながら、回数としては多かったのですが、参加者の総数が少なく、まだ計画
案の周知、浸透に至っているという感覚を市民としては抱けていないのが現状です

先日提出させていただいた13000筆を越す署名を集めている際にも、
・なぜ公立園を廃園しなくてはならないのか?
・なぜ民間主導なのか?
という声をたくさん聞きました。

なぜ公立園について私たち市民が声を上げるのかについては、この後の趣旨説明で
詳しくさせて頂きますが、11月に入ってから署名の趣旨説明のために議員の皆さま
とお会いした際に、

28年度から民間園が一斉にこども園としてスタートしようとし
ていることをご存知ない方もあり、市民としては大変驚くと共に、残念な思いを致
しました。

そして、これ程大きな改革は最後の最後まで公けの場で議論しつくされ、市民の隅
々まで周知されてからスタートされるべきだという思いを私たちは強く持ちました


請願の提出と、本日の趣旨説明をお願いしましたのは、この委員会が公の場で議論
を尽くしていただくための第一歩ではないかと考えたからです。

10月の保育園の入園希望者が5倍になったこともお母さん達の不安と焦りの現れで
すが、10月以前の窓口では、012歳から早めに預けないと入れないのですか?とい
うお母さんの問いには”大丈夫ですよ。

家庭での時間を大切に子育てしてください
ね”と、返答がありましたが、12月に入ってからは”012歳を預けたかったらお腹
にいる内から申し込んでください”と言われます。

妊娠中は不安もありますが、母となった喜びを感じるときです。その時期に、”お
腹の子どもをどう育てるか?”ではなく、”どこに預けるか?”で、これからのお
母さん達は頭を悩ませなければならないのでしょうか?

ぜひ、市民の思いを市民目線で聞いていただき、お母ちゃん達が我が子にも説明で
きるような分かりやすいお応えを返していただければと、今日はワクワクしながら
ここに座っています。

よろしくお願い致します。

それでは、続きまして錦の方から趣旨説明をさせていただきます。


 請願の趣旨説明


今回の「三木市幼保一体化計画(案)」について、私たちは全てを否定するもので
はなく、保護者として不安が残る部分についての「見直し」を求めています。


(1) 公立施設の廃園スケジュールの見直し・公立施設の存続に関する見直し

今回の計画案で多くの市民が最も受け入れがたくかんじているのが、「公立施設の
廃園スケジュールのスタートが時期尚早である」ということです。


断行は今しかないという発言を市側、お話しさせていただいた議員の方からされま
したが、こども園への移行は確かに今しかないかもしれませんが、公立園の廃園は
今しかないということは、市民の感覚とずれがあります。

こども園の移行と廃園は別問題なのです。

公立園の存続をおねがいすると、よく財源の話をされますが、教育にこそ、私たちは

血税を注いで欲しいのです。


三木市の公立保育所・幼稚園の評価する声が上がっているのは、次の2つの点から
だと、私たちは思っています。


① 主に保育所に関して、公立保育所では、特に発達障害や対応が難しいタイプの
子どもさんの受け入れ態勢が整っている。また、人権教育の観点からも実績のある
公立保育所がある。


② 主に幼稚園に関して、20年ほど前から「待ちの教育」[群れ遊び]といった視
点の保育をしており、「子どもが主体」という考え、また最近特に重要視される「
自己肯定感」を大切にする教育が徹底している。

・・・もちろん、民間園を否定するものではないのです。


ただ、対応が難しい子どもの受け入れを民間園で拒否されたり、心より技術の発達
を優先しているように見える民間園もあり、三木市にある園の中では、この2点を
満足させる園がたまたま公立園だということなのです。


公立という運営形式には、このほかに以下のような点で民間園との違いを感じます


・職員が公務員であり、雇用が安定している事、また長期勤務できることから、ベ
テランの職員が育成される。


・定期的な異動により職場環境の刷新が可能であり、職員個人・園固有のスキルを
他の職員や園と共有できる。


・三木市の公立施設では、職員が「親育て」を担っているという感覚が保護者側か
ら見て強く感じられる。


民間園の場合、職員側から見て「園児と保護者はお客様」であり、保護者側から見
て「園への遠慮から本音が言えない(批判的な意見を言う親だと思われる事で園に
いられなくなれば、子どもの預け先に困る等不利な状況になる)等の事情がありま
す。損得勘定ナシに純粋に子どもの育ちに関するアドバイスをやりとりするのは、
民間施設ではどうしても限界があるのではないでしょうか?


もし、三木市の公立保育所・幼稚園が、「公立」という運営形式だけで支持されて
いるとしたら今回のような署名活動には発展しなかったと思います。

「公立」という運営形式プラス、最初に挙げた①②のような、内容的に保護者に安心感・信頼感
を与えるような優れたものを長年かけて培ってきた実績が三木市にはあり、実際にそれが

日々の保育で感じられるからこそ、その公立施設が続々と廃園されていく計画に、

市民はノーを突きつけたのです。


私たちは、市が提案した廃園スケジュールを今一度見直し、中学校校区毎、または
園区毎に偏りのないよう適切な数の公立施設が確保・存続されることを強く望みま
す。それにより、民間認定こども園の一斉スタートに伴う不安や混乱が回避できる
と考えております。


また、公立施設を廃園することは、市内外から三木市が市として、何十年もかけて
、築き上げてきた就学前教育・保育を、放棄しようとしているとみなされ、将来的
には三木市の人口を減少させる大きな誘因になると考えられます。


全国どの地域にも共通することだと思いますが・・・
この変革期にあたり、何を選ぶか。自治体に、地域に、何を最優先にして就学前施
設を残すか。
価値観が問われています。


教育の内容は、子どもの「技術」を上げる為のものが良いのか。子どもの「心」「
自己肯定感」を育てるものが良いのか。


今、保護者、とりわけ女性の社会進出を安倍政権は勧めたがっています。しかし、
経済的な発展と子ども達の育ちを両立させるためには、ただ待機児童解消をするた
めに保育所の定員数だけを揃えるような今の政府のやり方は偏っていると思います
。もちろん、三木市の公立園の廃園も、同じくです。待機児童の解消による女性の
社会進出と、子どもを家庭で育てたい保護者が子育てをしやすく感じる環境づくり
、両方あってこその、充実した子育て支援だと私たちは思います。


(2) 幼保一体化案・修正案に関するパブリックコメントの実施

みなさんご理解いただいているように、今からの三木市に関わってくる大きな改革
だと思っています。市からの説明会、意見交換会が終わったあとの10月末に街頭署
名に立った時、公立園の廃園という言葉に多くの方が驚かれました。多くの市民が
知らないまま進んでいくことに大きな違和感があります


子どもたちは未来です。私たちには未来を育てていく責任があります。
もっとこの問題が限定された市民にだけでなく、広く活発に議論が交わされること
を強く望みます。


改めてパブリックコメントを実施していただき、結果によっては更なる修正の検討
をお願いいたします。


今回の私たちの請願は、三木市という「就学施設教育・保育を提供する側」の出し
た計画に対する「教育・保育を受ける側」の想いです。
ぜひ議論の上、市民の声を議会に届けられるよう、お力添えをお願いします。

 

説明者に対する質問


Q:(大西)民間園が認定こども園をされるのは民間なので、それでいいと思ってい
ます。皆さんは認定こども園を民間がされることについてはどう思いますか。


A:私達は民間園が認定こども園になることについては反対していません。3歳から
保育・教育をしてもらうことについてはメリットもあると思っています。私自身も
そうでした。諸事情で保育園に預けたいと思ったこともありましたので、役所に相
談したところ、「お母さん、働く気あるんですか?」と言われたことがあります。


働く気はあるけれども、今そこまで考えていないと言うことで。
私自身はそういう体験をしたので、子ども園に関してはそういうメリットがあるの
で反対はしていません。



Q:(大西)連絡会の皆さんも民間園に関しては民間園の努力でやられたらいいです
よと言う考え方をおもちでしょうか?


A:そうです。連絡会の皆さんもそう言われています。



Q:(大西)計画案が8月に発表されたものと今回発表されたものとでは大きな違い
があります。第1園区の三樹、三木、広野の存続期間の2年延長と緑が丘幼稚園も認
定こども園として公設民営でということで変わりましたが、急に変わったことにつ
いて連絡会の皆さんのご意見は?


A:緑が丘のお母さん達は27年度で廃園と決まっていたので、とにかくびっくりして
いました。お母さん達は次に我が子をどこにやっていいのかと入れるかと言うこと
で緑が丘以外の所で探し始めていました。
ところが、残ると言うことで、じゃあどうしようって言う。これが又覆るかもしれ
ないと言うことで、今、子ども達に次に入園するような言葉かけが出来ない状態で
います。

三木・三樹・広野で私の地区の広野に関しては、お母さん方にはもちろん喜んでい
る方もいます。


この3月までに生まれる子ども達は全員いけるので、良かったと言う声が聞けます
。しかし、その2年後にはあの場所に公立園が無くなってしまうと言うことには変
わりないないので、三木・三樹もそうですが、

何故、公立園がその地域から廃園に
なるのかと言う一番のスタートの部分を説明をしていただいきたいと言うことが住
民感情としてあります。2年延ばすから長く存続するから大丈夫でしょと言うこと
ではなくて、いずれは無くなるので、何故そうするのか今のスタートの時点で納得
出来ないような状態になっていますので、説明を求めています。

修正案が出された後で、今までの意見交換会はなんだったのかと言う意見と、多数
の会場を回りましたが、そんな意見は出てこなかったのに、何故いきなり降ってわ
いてきたのかと言う意見はよく聞きました。


私は保育所の保護者なので、保育所の保護者からはどうして志染保育所を廃園する
のかわからないのに、緑が丘をいきなりそういうふうに残すのは何故かと言うこと
をよく聞きます。やはり、分からないと言うことをよく聞きます。

 


Q:(大西)私も急に変わったのは皆さんの意見も聞きながら考えたところもあるの
かなと思いますが、只、仰るように2年延ばしたからいいというものではないと思
っています。
緑が丘幼稚園は無くなると言っていたのに、存続することになってお母さん方がウ
ロウロして持ち遊ばれているような感じがします。


それと、緑が丘幼稚園に関しては28年度からと言っていましたが、この前の本会議
で29年度4月からと言う話になりましたが、議論をする中で政策がコロコロ変わる
ことについてのお母さん方に対する不信感と言うものは計り知れないものがあるの
ではないかと思いますが如何ですか?


A:すごく不安です。今までだったら市議会を傍聴させて頂くこともなく、何が行わ
れているのか私達世代の親や保護者は知らなかったのですが、今回我が子のことに
係る議案が沢山出るということで、若いお母さん方も傍聴頂いています。


実際傍聴させて頂くと、こんなことが起きているんだと。たった1年の差ですが28
年から29年の差ですがコロっと変わってしまうことについて、市民としてはビック
リしました。


本当に精査されているのかと感じました。


緑が丘に関しては修正案の傍聴に行きましたが子どもの人数が5%UPしていますと
地域のデーターが出てきましたが、それは意見交換会の中で配布されたデーターの
中ではどうして出てこなかったのかすごく思っていました。
今、降って湧いて5%UPしたのでは無くってデーターとして分かっていることなの
で、事前に分かっていればお母さん方もあわてなくて済みましたし、コロっとあん
なに変わらなくて済んだのかなと感じています。



Q:(大西)データーの件に関しては、最初から分かっていて出さないのは何故かと
私も思っていて、それと28年から29年に変わったけれど、11月にあった議員総会の
時は28年度からと説明がありましたが、その後の本会議での質問に対し29年度から
と言うことを平気に変えていました。その間、私たちに説明が無かったんです。

私達、議会に関心を持って頂いたのは非常にありがたいと思っていて、私達が説明
する責任や伝えていく責任も当然ありますが、やはり関心を持ってもらってこうい
うふうに出てきて頂いて、続けて頂きたいと思います。

後、お母さん方が幼保一体化で公立を廃園することについて色んな意見があると思
います。例えば、子どもを産むのどうしようかな?
他市への引っ越しなど聞きますが、実際にあるとするならご紹介頂きたいと思いま
す。


A:実際に第2子を考えていいる方でも今の状態から考えたら不安なので生み控える
という声もあります。
早く授からないと年齢的なこともあるので考えてはいましたが、募集停止になるの
で、兄弟で同じ園に入れないというデメリットがあるので、そうなった時のことを
考えるともう少し生み控えたいという方と
偶々授かった方も同じ保育所の中でいらっしゃるのですが、次にどこに預けたらい
いのかというので凄く悩んでいらっしゃいます。
預けたい保育園がないと仰るんです。もう手元で育てようといってみたりとか、
当にお母さん達悩んでいます。

Q:(大西)最後に教育委員会が幼稚園を所管しているんで、この前、教育委員会に
も13000筆あまりの署名が集まったことについては、非常に重たいものだと思って
いますので、確りとした話をして下さいねと伝えています。

実際に教育委員会が公立幼稚園を廃園する方向でどんどん進めているのは私は

おかしいと思っています。

教育委員会について思うことがあればお話をして頂きたい。


A:本当に残念だと思う。13000の署名について、裏を返せば三木市の教育はそれだ
け素晴らしかったので残してほしいですという市民の評価だと思います。


民間を否定していると私達言われますが、そんなつもりは無く、公立がいいとか、
公立のこういうところは残してほしいと言うとあんまり言ってはダメっていう風潮
があり、すごく残念です。


三木市の教育すごくいいから三木で子育てしたいんです。という13000だと思って
頂けたらと思います。


市民のほうは教育委員会は、教育全てを子ども達の未来を担って頂ける部署だと思
っているんですが、この度、こども未来部が出来る聞いたのですが、それもやはり
市民としては分かりにくい上、この先教育委員会がどうなっていくのか不安でもあ
ります。
是非、公立の良さや三木市の良さを継承頂ける部署であって欲しいと願っています

委員会での質問等

Q:(大西)先ほどの連絡会のお母さん方の方からの請願の説明の中でパブコメをと
って欲しいという話がありました。本会議ではパブコメをとるつもりはないと説明
頂いていますが、先ほどのお母さん方の説明を聞いてどう思われましたか。


A:(市)本会議で答えて通りで変更はありません。



Q:(大西)分かりました。私の考えは13000筆を超える署名が上がっていてそれに
対してはやはりパブコメをとるほうが誠意としていいと思います。それをとらない
としたらパブコメに変わるような意見交換会で行ったようなくらいの説明会を開い
たりして、より沢山の人に来てもらえるような手法を使って市民の方の意見を聞い
て欲しいと思う。
今後、検討して頂けるのか。


A:(市)2か月の間で10か所の公民館で説明会を開催させてほしいと思っています
。それ以外にご希望があれば出前講座を開催させて頂きたいと考えています。



Q:(大西)出前講座に関する広報はして頂けるのか?


A:(市)予定ですが1月号広報に1,2月説明会の日程をあげ、その欄に希望者につ
いては出前講座を開催致しますという文章を入れる予定をしているのでそれで対応
したいと考えている。


(大西)パブコメをとるつもりはないということは非常に残念ですが、変わる手段
として考えて頂いていることについては評価したいと思います。



総務建設常任委員会での
請願第9号三木市幼保一体化計画案についての請願に対して討論を行いました。

請願の第9号についてですが、今まで議論されていますがどこの園もまだ認定こど
も園としてされていない訳ですが、別所に関しては以前から認定こども園にという
話があって、議論されてたりするけれども実際にそこではされていない訳です。


三木市全体が一気に走ることについては僕は危険なのではないかと思っています。


出来るものであれば、別所であれば別所で認定こども園として社会実験をやって頂
いて、それから三木市の方向性を決めていくということをやってほしいと思ってい
ます。


何故、そうやってほしいかというと、今の役所では非常に結果として難しいのでは
ないかと思います。本会議で言ったように、直通バスも走らせてしまってからもう
一度考え直している。
それを、精査することをしなければならないが、それを繰り返すことによって市民
からの信頼感とか行政に対する安定感や安心感とか無くなっていくので、ここで確
りと踏みとどまって頂いて、考えましょうと言うことをやって頂きたいので、

請願第9号は賛成をお願いしたいと思います。


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