2月11日(建国記念日)、晴天に恵まれ淡河八幡神社で今年801年目の御弓神事が開催されました。
県重要無形民俗文化財に指定されている弓を用いた神事は全国的にみても数少ないものです。
私が指導に関わらせて頂いてから早38年、
その後、後進の助教2名と共に氏子地域の青年達に共に指導させて頂いています。
三木市に住んでいる私が神戸市の・・・?と思われるかも知れませんが、
遥か昔から志染町戸田と三津田は淡河八幡神社を氏神としてお祭りしています。
私は、この時期になると例年御弓神事のご紹介をさせて頂いていますので今年も。
年番となる地域から合計6名の青年と4名の子ども達が選出され、
その青年達は二十歳前後でクラブや勉学又は仕事で忙しい中で、稽古に臨んでくれます。
いつも、青年達に言う事ですが、地域の皆さんが君たちを応援して主役にしてくれる。
だから、それに応える為にも頑張って務めを果たそう。そのお手伝いはいくらでもするので、
安心してついてきて欲しい。
と初めに伝えます。
青年達には、それぞれにドラマがあり、
その1ページにこの御弓神事の思い出が楽しく美しく加えて貰えれば。
彼らの長い人生の中での糧になればいいと思いながら、我々は最善を尽くします。
一つ一つのハードルを乗り越える度に、青年達の表情が成長を重ねます。
厳しくも真剣な面持ちから、クリアーした後の満面の笑顔はとても美しいものです。
私は、真剣に取り組み、活力に満ちた彼らが務めを無事終えた後に
見せるこの笑顔が見たくて務めさせて頂いているのかも知れません。
今年も無事に終えた事に感謝申し上げます。