毎年、寒くなると思いだすことの一つに、あったかい靴下があります。
どんなに高価な物にも負けない靴下です。
どんな靴下かと言うと、つぎはぎだらけの靴下です。
先週も、祖母の事を書きましたのでその続きです。
祖母は若くして左半身(手足とも)が麻痺する
脳梗塞を患いましたが、いつも朗らかで笑顔いっぱいでした。
私が小中学生の頃は、靴下に穴が空いていれば、その靴下の中にゴムボールを入れて布をあてて
不自由な左手を添え、何時間もかけて一針一針縫ってくれました。
子どもながらに、人前で靴を脱ぐのは恥ずかしかったし、慣れないうちは気持ち悪くて中々履けなかったの
ですが、その内、平気で履いていました。とてもあったかかったです。
祖母も他界し、その靴下は二度と履けません。
一番あったかいおばあちゃんの靴下。おばあちゃんに感謝です。