寒くなり首まで湯船につかって、ふと昔を思い出しましたので。
我が家の風呂は、子どもの頃は薪で焚いていましたので、小学生の頃から風呂焚きをしていました。
私達が風呂に入ると、祖母がいつも湯加減を聞きに来てくれていました。
祖母は脳梗塞で半身まひでしたが、そんな事は関係なしに身体を引きづりながらいつも暖かな声を掛けてくれました。
中学生ぐらいになった時ぐらいだったと思います。
寒くて風呂に入ったら、ぬるい。少しでも暖かくしようと首までつかりますが、それでも寒い。
何時ものように祖母が声を掛けてくれましたが、祖母の身体を気遣い、「大丈夫やで」と返事を。
その後、寒さのあまり慌てて身体を拭いて服をきて。
次の人が暖かな風呂に入れるように風呂を焚いていました。
この様な事がよくありました。
その後、祖母が風呂に入るのもままならない様になった後は、
感謝と恩返しの気持ちで祖母が風呂に入るのを介助したのを思い出します。
そんな、何気ない思い出を先日、湯船で首まで浸かった時に懐かしく思い起こしていました。