この写真に魅かれる理由の一つは、直観的なものですが
聖書の「油注ぎ」という現象を連想させるからです。
無名の羊飼いの少年が、ある日、「油注ぎ」を受け、やがて
イスラエル建国の王に立てられてゆくダビデの物語はあまり
に有名です。
普通の人間が、聖霊の油注ぎを受けると、どのように変えられ
偉大な働きをなしてゆくのかというストーリーが聖書全体に
満ちております。
フルベッキ宣教師は、オランダ改革派から遣わされましたが、
聖霊の働きを重んじるモラビアンの影響をうけた方です。
フルベッキ師に関わった人々は、師のとりなしの祈りを通して
間接的に、直接的に聖霊の油注ぎに触れたのではないでしょうか。
聖霊の神学者と呼ばれたカルビンを通してジュネーブが全く新しくされ
その影響が全分野に及びました。
創造主とその霊こそが、いのちと力の源であります。
その意味でも、この写真は近代日本の原点を象徴するものでしょう。
人も社会も原点に立ち返る時、そこから新たな希望とエネルギーを
帯びて飛躍することができます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます