15日の除幕セレモニ-には尾道市副市長を始め、イギリス領事のフィッシャー氏や岩国海兵隊司令官スチュワ-ト氏、エリザベス女王から勲章を授与されたPOW研究会代表笹本妙子氏、中央小学校4年生70余名のほかに宮沢賢治ワ-ルドを代表する宮沢和樹氏も来賓として出席されます。
私もこのセレモニ-を終えた後、28年間すごした尾道とお別れして、徳島に行くことになりました。徳島市と鳴門市の間にある松茂町というところです。阿波踊り空港から歩いて10分ぐらいのところです。以前、その近くの賀川豊彦のお墓を訪問したことがありました。鳴門市のドイツ館[第一次大戦ドイツ人捕虜収容所記念館]の隣には賀川豊彦記念館があります。
ところで賢治の詩を朗読された長岡輝子さんが賀川豊彦を世界に紹介したのはタッピング宣教師だと以下のブログで語っております。
http://d.hatena.ne.jp/kagawa100/20090924/1253829917
そして盛岡で賢治が聖書を学んだのは、タッピング宣教師からでした。明治の米国宣教師として瀬戸内海を福音丸で航海伝道したのはドイツ系米国人ビッケル船長でした。そのお嬢さんとタッピング師の息子さんが結婚して瀬戸内海で働かれたこともあります。9年前の2004年大村はま先生が来尾されたとき、恩師の一人がビッケル船長のお嬢さんエバリン・タッピング氏であったことを感銘深く語っておられました。
http://holyspirit.blog.ocn.ne.jp/mmm/2009/05/post_6a77.html
除幕セレモニ-には園山春二氏も参加されるとのことです。和樹氏の友人とのことで尾道イ-ハト-ブの提唱者です。
http://ihatov.in/sonoyama/
人間の出会いが歴史を形成してゆくのだと改めて思わされます。
ペリ-に同行した仙太郎は日本人で初めての海兵隊員でした。ゴ-ブル同様に。
そして、それぞれがその人生を走りぬいて、天のみ国に凱旋します。
この地での米国人捕虜で死亡したのはただ一人でしたが、その追悼のため多忙を極める公務の中、来て下さる司令官、同胞23名を偲んでこられる英国領事官はじめ日本側の来賓者に感謝と敬意を覚えます。
このようなすべてのことの中で創造主が私たちの内に働かれ、導いておられるのだと思います。