黒山・聖人岩へ、行って来た。怪我は?もちろん、私は登ってない。あわよくばと言う気持ちはあったので、ザックの中に密かにハーネスと靴は忍ばせていったが、私は、大人になったのだ!今日は見学である。と言うのは、ちょっと嘘。私はそれ程、聞き分けは良くないし、自分で納得しないと人の言う事なんかどこ吹く風って、性格の持ち主である。ずっと我慢していたのだが、ちょっとだけアプローチシューズのまま、岩に触れてみた。右足には、悲しいけど乗り込めない。違うか、多分、曲げることも乗り込むことも出来るけど、激痛ではないこのジワッとくる痛みが、GWを棒にふるのか?と、私に訴えるのである。
今日は、プライベートママと一緒である。ママは黒山・聖人岩が、初めてなのだそうだ。ママは、初めての岩場が大好き!だから、今日はちょっと嬉しそうである。
ところで、以前、私達生徒が、純一氏の事を「力持ちだ!」と、大騒ぎしていたときに「純ちゃんは力だけのクライマーじゃないのよ、テクニカルな動きが本当はとても得意なのよ!確かに、力持ちだけどね。」と言うような内容の事を、ママが言っていた。言われてみれば当たり前で、純一氏はスパイダーマン(5.12a)やエクセレントパワー(5.13a)の開拓者だ。自分では登れなくても、これらが腕力だけで登れるルートじゃないって事くらいはわかる。その時のママの気持ちが、今日、ちょっとわかった気がする。
ママが登っていると、ギャラリーが出来る。そして聞こえてくるのだ。「なんだか、次元が違うね!」「柔らかい体だね!」「完璧なバランスだね!」「ホールドを探りながら、登りきっちゃうんだから」・・・。どれも、褒め言葉なのだ。いつもなら、ねっ!うちのママ、カッコいいでしょ!って、気分になるのだが今日はちょっと違った。
確かに綺麗なバランスだ、でもね、ママが次のホールドを取れるのは力持ちだからなんだよ。すごく、引き付けられる力があるの。ママの体は確かに柔らかいし、すごく高く足が上がる。でも、乗り込む為にママが持っているホールドを見て!
ママは、バランス感覚に優れた、柔らかい体のクライマーってだけじゃない。ママは、肩や腕なんかの、大きい筋肉が力持ちで、指の力だって強くって、足の力だって強くって、もちろん、体が柔らかく、バランス感覚に優れていて、そして何より、強い、心の強いクライマーなんだよ!
ママの登りを人が見るとき、みんな、いい意味でも悪い意味でも、大岩あき子の登りを期待している。大岩あき子って?みんなの知っている大岩あき子ってどんな人なんだろう?コンペで勝つ大岩あき子?自然壁で高グレードをオンサイトする大岩あき子?雑誌に出てた大岩あき子?ママのこれまでの実績の一つ一つを繋ぎ合わせた大岩あき子は、体調も崩さないし、モチベーションはいつも最高潮、もちろん年も取らないし、もしかしたらトイレに行かないかも(それはアイドルか!)。。。最高の出来の大岩あき子を繋ぎ合わせた幻だ。
そして、ママが登ると、みんなが見つめる。ママは、みんなの視線をモチベーションに登っているのか、それとも、全ての視線をシャットアウトして登っているのか?どちらにしろ、心の強いクライマーだ。仲間の応援してくれる視線(たまに、落ちろビームも出てたりするけど)の中だけで登っている私なんかとは、全然違う空気の中、強い精神力で登ることの出来るクライマーなんだ!って、周りの人に言いたかった。
そして、色々な事が、少し可哀想だなと、思った。ママ、今度はいくがママが大岩あき子じゃなくて、ただの一人のクライマーとして楽しめるクライミングに連れてあげる。平日にしようよ!ママが登れないルートで、いっぱい落ちていいからね。回収は、自力でしてね。あっ、でも、落ちるママのビレイは怖いからヤダなぁ。。。落ちるママをどこでみたんだろ?ビレイをする私に、「落ちるかも知れないから!」って声をかけ登り始めて、途中で岩やMOVEをチェックして、「このルート、おもしろい!」って言ってる楽しそうなママもいくは大好き!一撃できなかったルートをあれやこれや考えて、RPするのは楽しいよね。
でも、今のいくには手が届かない難しいルートを一撃しちゃうカッコイイママも大好きだよ!いつまでも、みんなの目を引くカッコイイママでいてね。ママの登りはとっても華があって、カッコイイんだから。いくの憧れの人なんだからね。
今日は、プライベートママと一緒である。ママは黒山・聖人岩が、初めてなのだそうだ。ママは、初めての岩場が大好き!だから、今日はちょっと嬉しそうである。
ところで、以前、私達生徒が、純一氏の事を「力持ちだ!」と、大騒ぎしていたときに「純ちゃんは力だけのクライマーじゃないのよ、テクニカルな動きが本当はとても得意なのよ!確かに、力持ちだけどね。」と言うような内容の事を、ママが言っていた。言われてみれば当たり前で、純一氏はスパイダーマン(5.12a)やエクセレントパワー(5.13a)の開拓者だ。自分では登れなくても、これらが腕力だけで登れるルートじゃないって事くらいはわかる。その時のママの気持ちが、今日、ちょっとわかった気がする。
ママが登っていると、ギャラリーが出来る。そして聞こえてくるのだ。「なんだか、次元が違うね!」「柔らかい体だね!」「完璧なバランスだね!」「ホールドを探りながら、登りきっちゃうんだから」・・・。どれも、褒め言葉なのだ。いつもなら、ねっ!うちのママ、カッコいいでしょ!って、気分になるのだが今日はちょっと違った。
確かに綺麗なバランスだ、でもね、ママが次のホールドを取れるのは力持ちだからなんだよ。すごく、引き付けられる力があるの。ママの体は確かに柔らかいし、すごく高く足が上がる。でも、乗り込む為にママが持っているホールドを見て!
ママは、バランス感覚に優れた、柔らかい体のクライマーってだけじゃない。ママは、肩や腕なんかの、大きい筋肉が力持ちで、指の力だって強くって、足の力だって強くって、もちろん、体が柔らかく、バランス感覚に優れていて、そして何より、強い、心の強いクライマーなんだよ!
ママの登りを人が見るとき、みんな、いい意味でも悪い意味でも、大岩あき子の登りを期待している。大岩あき子って?みんなの知っている大岩あき子ってどんな人なんだろう?コンペで勝つ大岩あき子?自然壁で高グレードをオンサイトする大岩あき子?雑誌に出てた大岩あき子?ママのこれまでの実績の一つ一つを繋ぎ合わせた大岩あき子は、体調も崩さないし、モチベーションはいつも最高潮、もちろん年も取らないし、もしかしたらトイレに行かないかも(それはアイドルか!)。。。最高の出来の大岩あき子を繋ぎ合わせた幻だ。
そして、ママが登ると、みんなが見つめる。ママは、みんなの視線をモチベーションに登っているのか、それとも、全ての視線をシャットアウトして登っているのか?どちらにしろ、心の強いクライマーだ。仲間の応援してくれる視線(たまに、落ちろビームも出てたりするけど)の中だけで登っている私なんかとは、全然違う空気の中、強い精神力で登ることの出来るクライマーなんだ!って、周りの人に言いたかった。
そして、色々な事が、少し可哀想だなと、思った。ママ、今度はいくがママが大岩あき子じゃなくて、ただの一人のクライマーとして楽しめるクライミングに連れてあげる。平日にしようよ!ママが登れないルートで、いっぱい落ちていいからね。回収は、自力でしてね。あっ、でも、落ちるママのビレイは怖いからヤダなぁ。。。落ちるママをどこでみたんだろ?ビレイをする私に、「落ちるかも知れないから!」って声をかけ登り始めて、途中で岩やMOVEをチェックして、「このルート、おもしろい!」って言ってる楽しそうなママもいくは大好き!一撃できなかったルートをあれやこれや考えて、RPするのは楽しいよね。
でも、今のいくには手が届かない難しいルートを一撃しちゃうカッコイイママも大好きだよ!いつまでも、みんなの目を引くカッコイイママでいてね。ママの登りはとっても華があって、カッコイイんだから。いくの憧れの人なんだからね。
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