小川山 2005/08/15 Mon

講習生は、中野さんと私。(-_☆)キラリ。「ねぇ、ママ、マルチに行きたい！」。中野さんの了解を取り付け、今日はマルチ講習＼(^O^)／。

純一さん＆中野さん、ママ＆いくパーティに分かれ南稜レモンルート(5P)(5.8)へGo！3P目はもちろんバリエーション。
1P目。「どのピッチが一番簡単？」「1P目かなァ。」「リードしていい？」「いいよ。」、って事でリード。1ピン目のボルトがはるか彼方(;_;)。「怖かったら、カム入れなさい！」、そうか、ママ偉い！でも、自分でセットしたカムかぁ。まっ、ないよりマシである。ビレイ点に到着。目の前は２峰。先日、ジェットストリーム(2P)(5.10b、5.10a)の取り付きから３峰を眺め、「あれが南稜レモンルート(5.8)よ！」と、ママが話してくれた反対の光景、目の前にジェットストリーム(2P)(5.10b、5.10a)だ。今度は登るぞぉ！あれは、登るんだろうか？？？渡る？？？ママが登ってくる。引いても引いても、ロープが張ることは無い。なんちゅうスピードやねん！
2P目はトラバースをフォロー。全然、へっちゃら。と、思っていたら、途中のクリップをクライムダウンして外したりなんだかんだ、私が怖がらないようにロープが上に出ている形にママが色々、考えてくれたらしい。ママの愛だぁ。
2P目のビレイ点で、先行パーティに追いついた。純一さんのオールリードだから、頂上まで純一さんを見る事はないと思っていたのに？？？ チムニーだ！純一さんは、チムニーから体半分はみださせながら、「狭い！」「プロテクションが！」とブツブツ言ってずりあがってる。純一さんのチムニー嫌いを知っているママと私は、「高い所って気持ち良いね！」「きく、どうして怖がるんだろ！」と、のんびり。帰路の車中会話(便乗させていただきました。ありがとうございましたm(_ _)m)によると中野さんは、『純一さんがブツブツ言ってるなんて・・・。登れるんだろうか？』と、とってもドキドキだったとか。中野さん、純一さんはチムニーが大嫌い、覚えといてね(^o^)
3P目もフォロー。ママと私はチムニーにすっぽり。私が登る時は私の動きにあわせて、ママがロープをグィっと。とっても楽チン(^○^)。今まで、「上手くなったなァ！」と悦に浸りながら登っていたあれやこれやは、実はママのグィっとがあったんだろうなぁ。やっと、そんな事に気が付いた。私はママのお陰で、クライミングを嫌いにならずに今日までこられたのかも知れない。
これが4P目か？「そのまま、行っちゃいなさい！」と、ママに言われリード？チムニーの出口から2mくらい登って、どこに行けばいいの？ガレ場をテクテク歩き。中野さん発見。トポでは5Pになってるから、ん～、これが4P目かぁ。ほとんど歩きだが、ロープを上げて、ママに合図を送る。一応、ビレイをするが、当然、ロープを引いても引いても状態である。「いく、ビレイしなくていいよ！」、どんどん引けるロープと格闘していると、ロープを手に巻きながら歩いてくるママがいた。
5P目。チョロっと登ってお終い。終了点の手前で「ちょっとそこで止まって！」と、純一さん。中野さんのカメラで写真撮影である。マルチの時に「上を向いて！」と、声を掛けられ顔をあげると、ほつれた髪が(いつも後ろで束ねている)風に吹かれて顔の前をドォーっと横切った変な写真になる。けど、この状況で髪を直すわけにも行かず。。。
終了点に到着＼(^O^)／ママと釣瓶で登れる日が早く来るように、いくは、がんばるね(^o^)

滅多にここまで登ってこないから、近くのショートルートで、地道な100本クラブ活動を展開する。
JMCCルート(5.9)、OS。ずっと、フレークからフレークへレイバック気味に登っていくロングルートだ。最後の方、ちょっとライン取りが？？？ってなる。視界に青空が広がる気持ちのいいルートだ。が、中野さんは、青空とレイバックっぽい体勢が空中に体を投げ出してる！って感じで、ヒョェェェ！だったらしい。トポに記述はないが、50mロープでは降りてこれない。ロワーダウン途中で「いく、ちょっと待ってね！」と、(かなり高い)1ピン目と2ピン目の間で私はSTOP、ママが下でロープを繋いで下ろしてくれた。
同志会ルート(5.10b)。10aくらい？もうちょい難しい？って所が3箇所くらい出てくる。長さとその3箇所を足して10bかな？って感じ。レストポイントもいっぱい。登ったり降りたりを繰り返す私に「いくの筋力ならいける！」と、ママ。＼(^O^)／＼(^O^)／＼(^O^)／＼(^O^)／＼(^O^)／「その靴ならいける！」と言われたあの日から苦節1年3ヶ月ちょい、大進歩である。筋力と言うのはちょっと気になるが。FL。
ちょっと下山して、つるかめスラブ(5.8)、中野さんが外岩初リード。綺麗にFL。おめでとう(^◇^)。リードにも外岩にもなれて、早く自分のグレードのルートにトライできるように手当たりしだい、ガシガシ登って下さい。私も、コソッっとFL。
次々！と、ソラマメスラブに下りてきたが、時間はもう17:00。TimeUp！ソラマメスラブは、また今度。本日、終了！

今回の小川山で、ちょっと文句をつけたいパーティが2組いた。ブツブツ言う私に「自覚しなくちゃいけない事がある。あなたのクライミングへの取組み方は、もう、普通の人とは違うから。俺達の周りには、凄い人がいっぱいいるから気が付いてないだろうけど、あなたは、ちょっと趣味でクライミングを楽しんでる人の域を超えちゃってるよ。」と、きくが言った。言葉が返せなかった。私の楽しみ方を人に押し付けてはいけない。楽しみ方は人それぞれだ。