クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

BigRock 2005/04/20 Wed

2005-04-20 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今日は水曜日。BigRockでガシガシ登ってきた。なんて事はさすがにない。でも、BigRockには行ってきた。足を放り出して、包帯(っていうか、ガーゼとアミアミサポーター)を見せている私に、「ズボンをはけばいいじゃん!」と、ママ。普通、そう思うよね。みっともないし。「月曜日、怪我を隠した服装をして電車に乗ったらさんざんな目にあった。」、足を蹴り飛ばされたり、手押し車みたいので引かれたり、よたよた歩いてたらタックルもくらった。なぜか、みんな初老?と言うか中年の女性だった。。。「見せておきなさい。」、はぁい。

今日、BigRockに行ったのは、まずは元気な姿をママに見せる為。心配性だからなぁ。経過報告。それから、ご迷惑をおかけした皆さんにご挨拶。借りたものを返したり、回収してもらった忘れ物を受け取ったり・・・。なんて、色々、理由をつけてはみるが、本当は私がママの顔を見たかったのかもしれない。

経過は、順調のはず。毎日、消毒に病院へ通ってる。まだ、体液が出ていている箇所もあるが、傷の端っこのほうはもう瘡蓋になっていて、むず痒い。痛みもない、と言うか、なんかの拍子に膝が曲がったりすると、普通の痛み(って、なんだ?)、んと、瘡蓋が引っ張られ無理矢理はがれるような痛みはあるが、それだけだ。
日常生活は、足を曲げずに生活している為、ちょっと不自由。すごく意識して足を曲げないですごしているのに、ふっと気が抜けて自然に足を曲げてしまう瞬間がある。傷が引っ張られて、オッと!と慌てて足を伸ばすのだが、あぁあ、せっかくくっついたのがこれでちょっと離れちゃったかも。。。と、ブルーになる。あと、お風呂も不自由。全体として、やはり疲れる。
病院の先生は、なんと毎日違う先生だ。だから、毎日、聞いてみる。「GW旅行に出かける予定なんですが、大丈夫でしょうか?」。さすがに、クライミングのツアーに出かけたいのですがとは聞けない。そういう質問をすると、OKとは言ってくれないのが病院の先生だ。月曜日の先生は、「28日の様子しだいだね。」、火曜日の先生は「傷は表面のほうからくっつくから、表面は大丈夫だと思うけど、中の方はどうかなぁ?傷が深いみたいだしね。でも、表面がくっつけば、温泉とかも平気だよ!」、そして今日、水曜日の先生は「どうして抜糸したがるの?縫ったまま行ってくればいいじゃない。傷が開いたりもしないし。。。」。なるほど、そのまま出かけて帰ってきてから抜糸するっていう手もあるのか。まっ、GWまであと今日も入れて9日もある。なんとかなるだろ!

BigRockのドアを開けた瞬間から気が付いていた。大好きだけど、ただ今、私の方から逆切れ絶交中の大工さんがいる。先日、二子山でやっとたどり着いた憧れの大工さんルート、クールダウン(5.10a)に、やっつけられてしまったのだ。大工さんを目の前に、ママより大工さんからの伝言が伝えられる。「クールダウン(5.10a)を登れるまで、二子山で他のルートに手を付けないように!」。自分の能力を棚にあげ、逆切れ中なので、大工さんに散々悪態をつく。私の悪態をかわしながら「登れたら二子の面白さが見えてくるよ。」と、大工さん。
あぁあ、本当は、悪態をつくのではなく、「登れたぁ!」って抱きつきたかったくらいだ。登れるまで、会いたくなかったなぁ。「今週末(は二子山の予定だった)には、やっつけてくるもんね!」と、捨て台詞も言えない、今の自分が恨めしい。
ママが向こうを向いている間に、コソコソッと、ホールドに触れてみると、「コラッ!包帯巻いてるくせに何やってるんだ!」と、大工さん。登ってると思ったら、見られてた(^^;「そんな、よそ見しながら登ってると、大工さんが包帯巻くことになるんだからね!」、本日、やっと、一矢を報いることが出来た気分だ(^^)私ってば、ただのガキ?

GWの話をママと話す。昨日、病院の先生にも言われたのだ。「目標を持つのはいいことだ!」。目標を具体的にして、闘病じゃなくて闘怪我に励まなくては。
コメント
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