今朝は夏空が戻ってきていたが、夕方になると風が吹き雲が広がってきた。清々しい秋はまだ先のようだ。世界中で天候異変が起きている。ヨーロッパやアメリカで山火事が、それに大雨による洪水が起き、多くの人の命が奪われている。
何かが静かに進行しているようだ。地震や噴火もそれと関係しているのだろうか。旧約聖書には天変地異が記されているが、人間はいつかそうした運命に遇うようだ。旧約聖書の時代は、「目には目を 歯には歯を」であった。
悪いことをした者にはそれ相当の罰を与えてよいという考えだ。キリストはこれを改めようと、「なんじの敵をも愛しなさい」と説いた。イスラム教も助け合うように教えた。砂漠で暮らす人々は今も、旅人に一夜の宿を無償で提供するという。
一杯の水を独り占めすることなく、みんなで分かち合う。それがイスラム教の教えであり、キリスト教の教えでもある。なのに、どうしていがみ合うのか。十字軍はなぜエルサレムを奪還しようとしたのだろう。キリスト教国は絶えず中東を支配下に置こうとしてきた。
アフガニスタンからアメリカ軍は撤退し、タリバンが政権樹立を宣言した。何十万という人の命が奪われた。「目には目」と復讐を誓う人が双方にいる。どこまで人間は愚かなのか。そんなことで何が得られるのか。終止符を打つのか、天変地異で全てを失うのか、先の見える人はいないのだろうか
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