夜中に目が覚めた。パジャマの胸の辺りが、汗でビッショリと濡れている。最近こんなことが多い。部屋の温度計を見てみたが26度だった。そろそろタオルケットに替えないといけないかなと思いながら、まだ寒い日があるかも知れないしと迷う。
明日は夏至だというが、今日は曇っていて暑くは無い。梅雨入りは来週になるらしいが、農業に従事したことのない私には、その大切さが分からない。ゴルフに出かけるカミさんは、天気予報に注目しているが、行くところの無い私は、雨でも晴れでも関心が薄い。
先週、最終号となった地域新聞に、私と現編集長の対談が掲載された。それを読んだ知り合いが、「ご苦労様でした。記事を読ませていただいて泣けてきました。懐かしいです」など、電話やメールをいただいた。皆さんのおかげでやって来られたと痛感する。
苦労話はあんなものでは無いけれど、さらっと読める記事にしてもらってよかった。誰にでも大変な時はあったはずだが、強調すれば自慢話になってしまう。誰もが皆、必死だったことに変わりは無い。振り返ってみれば、楽しい思い出しかない。
昨日のブログに、県立美術館や映画館に行ったことを書いたが、孫娘がカミさんに「素敵ね、そんな夫婦になりたいです」とメールしてきた。「返事してやらないと」とカミさんに促すと、「娘や孫娘がよい子だから」と言う。
ちょっとゴマすりみたいなので、私は「長い月日と我慢かな」と呟く。今朝、スマホを見るとカミさんは、「50年以上も一緒に暮らしてるから」と返信していた。テレビコマーシャルに「君に出逢えたのは8億分の1の奇跡」というものあったが、それほどのドラマでは無くても、見合いでも行きずりでも、結婚し暮らしを共にしている。
意味を創り出すのはふたりであり、それはふたりにしか出来ない。気負い過ぎず、淡々と暮らし続けて行けば、軌跡となり奇跡が生まれる。人生はそんなものと思えるのも、歳を重ねてきたおかげである。
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