友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

NHKが面白くなくなった

2010年05月14日 19時47分18秒 | Weblog
 もう3日も風が吹き荒れている。昼間は日差しが強く、暑いくらいだったけれど風は相変わらず強く吹いていた。今朝、孫娘がこちらで食事をすることになるかもとメールしてきたので、私は急いで帰ってきたけれど、孫娘は来ず、カミさんも友だちと出かけていってしまったので、結局ひとりで食事をすることになった。まあ、夜だからお酒のつまみがあればいいから、何か作って食べよう。作り出すと品数も量も多くなってしまうので、本当は誰かと一緒が一番いいのだが仕方ない。

 昨日、姉と話していた時、姉がいろんなタレントの名前を挙げるのだけれど、私はほとんど知らない。「あんたはテレビを見ないの?」と聞くので、「そんなことはないけど、でも知らんなあー」と答える。姉が見てるようなクイズやバラエティ番組を私は余り見ていない。雑学クイズや漢字クイズなどは面白いと思うし、時には教えられることもある。私も雑学は比較的よく知っている方だと思うけれど、「だから、何?」と思ってしまう。

 「東大出てても答えられんことってあるんだね」と、姉が真面目な顔で言うから、「物知りと学業の成績がいいのとは違うんだ。学業の成績の良い人は論理的に学ぶことができ、しかもそれを構築していくけれど、物知りはそういう論理では捕らえられない。知っていることはたくさんあってもバラバラなんだよ」と答える。「世の中で、本当に頭がいいねと言われる人は知識がパズルのようにつながっているのだろうね」と。

 姉は半分納得したような、また弟は適当なことを言っているというような顔をしていたが、それ以上には何も言わなかった。3人の孫のうちで2人は大学の工学部で、「バアちゃんとは話が合わない」らしい。それでも、家の電気製品を修理してくれるというから、孫たちもそういう面では姉を大事に思ってくれているのだ。バアちゃんと孫とが同じレベルで話し合えるなどということはまず考えられない。生きてきた時代の違いは大きすぎる。

 自分が歳を取りすぎたせいなのだろうけれど、この4月から模様替えをしたNHKテレビは全く面白くない。NHKがどうして民放と同じことをする必要があるのだろう。NHKは私たちから莫大な受信料を取っている。民放はコマーシャル料が入らなければやっていけないが、NHKは視聴率が低くてもかまわない構図になっている。であるにもかかわらず、民放に倣って「受け」ばかりを狙うのはどうしても納得できない。

 NHKは民放では出来ないことをやればいい。歌番組やクイズ番組やドラマや、そういうものをやるならば民放とは違う角度でやるべきだ。本当はそんなものよりも、民放ができないお金のかかる番組やなるほどそうだったのかと考えさせる番組を行なうべきだ。普天間の問題も単なるニュースではなく、世界が今どのように動いているのか、平和はどのようにしたな現実に近づけるのか、地球はこれからどうなっていくのか、そういうスケールから報道して欲しいものだ。

 民主党政権に交代したら、つまらないNHKになってしまったのも誠に皮肉だ。
コメント (2)
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