minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

いよっ職人技!

2009年12月21日 | ライブとミュージシャンたち
New Yorkのライブをマスタリングしに子安のビクター工場まででかけた。ンバギレコードの3枚目からずっとお世話になっているエンジニアの原田さんはとても寡黙な、それでいて明るく優しいキャラクターで、山下達郎、竹内まりや,福山雅治など数々の有名アーティストを手がける傍ら、私たちのようなマイナージャズミュージシャンのお手伝いも快く引き受けてくれる有り難い人だ。

今回は3カ所の録音を一つにまとめたのだが、たっぷり7曲収録。5曲はPheeroan akLaffと定村史朗vlnの4人で演奏したもの。あとの2曲はStoneとNo Trunksで定村君とのトリオ。

MP3の小さな録音機と大阪のGさんに特別に作ってもらった手作りの無指向性マイクで録音したものなのにかなりの迫力と音のバランスの良さ。MP3とマイクを併せて13000円ぽっきり。利樹が練習がてら東京で何回も録音し、試行錯誤の末、録音ポイントを上手くセッティングしたのが功を奏した。でもこれってほとんど奇跡じゃない?(違う、俺の腕が良いんだよ、という声が聴こえて来そうだがw。)

原田氏曰く「こんなに綺麗に録音できれば、プロもびっくりですよ。えええ?13000円?信じられませんねえ。このシステムはオーディオマニア(雑誌)に発表するべきです。」と驚きを隠せないご様子。ふふふ。嬉しいなあ。Gさんに感謝。

音のバランスもばっちりだったのであっという間にマスタリング終了。タイトル(仮題)は「East Village Tales」。あああ、226での完成発売が今から待ち遠しい。226に定村史朗君がいないのが残念だけど・・・。