
つくば植物園の水生植物温室にあるマングローブ植物群の中の一つです。写真のような花が咲いていました。赤く見えるものは、萼でその中に花が咲いています。この植物は、花が咲いてそのまま実(胎生種子)になり、親木についたまま成熟し成長して20cmくらいの棒状の矢じりのような形になります。そしてその段階で泥の中に落ちて突き刺さり、そのまま成長を続けてマングローブ樹林になるとても変わった植物です。説明板によれば、琉球、東南アジア~南太平洋、オーストラリア、アフリカ東部地域などに分布し、学名は「Bruguiera gymnorrhiza」、ヒルギ科、オヒルギ属のマングローブを代表する植物です。写真は9月23日に撮影しました。