つくば実験植物園で白い花が開花していました。千島から九州にかけて広範囲に分布する落葉低木で、「大亀の木」です。写真でお判りでしょうが、葉の形が「亀の甲羅」に似ていることからの和名と記されています。白い花は、中央に小さな花が集まっており、その外側の萼が白い花のように見えます。写真は4月11日に撮影しました。
つくば実験植物園のサバンナ温室入り口で展示されていました。初めて観る綺麗な塔状の花で、説明には、「宝石の塔」と記されていました。カナリー諸島テネリフェ島の固有種で、火山の火口近くの標高1300~2000mの乾燥地に自生するとのこと。種子から二年間かけて成長し、花が咲くと高さが3mにも伸びるそうです。写真でお分かりだと思いますが、塔状の花序は、約4500個もの小さな花の集合体です。「宝石の塔(Tower of Jewels)」の名の通り、新調されている植物だとの説明がありました。写真は4月11日に撮影しました。