つくば植物園の温室で咲いていました。上の3枚の花弁は薄いピンク色で捩れながら上と横に伸びています。唇弁が丸く赤紫色の球形でメルヘンの世界の飛行機のようにも見えます。芳香を放ち、蜂などを誘うのに懸命な姿で、とても綺麗ですね。説明板には学名「Phragmipedium sp.」とだけ書かれており、細部種別不詳でした。ランにはまだまだ不明の種類も多いんですね。写真は2月14日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯資源温室で咲いています。説明板には、種子島、屋久島、東南アジアなどに分布し、学名は「Phaius tankervilleae」、ラン科と記述されていました。絶滅危惧種に指定されている貴重な花です。写真でお判りのように、遠くから見ると鳥か大きな蜂が飛んでいるように見えます。ほのかな芳香を放っていました。花弁の外側は薄いピンク色で、内側はワインレッドでとても綺麗です。写真は2月24日に撮影しました。
つくば植物園で咲いていました。既述したヒガンマムシグサと同じ科で似ていますが、仏師が被るような仏炎苞の垂れて方が少なく、ほぼ真っすぐに上に伸びている感じです。苞の色もこちらが鮮やかです。花は写真でお判りのように、苞に包まれて真ん中に見えるものです。実は他のマムシグサと同じように、トウモロコシの実(2007.11.15掲載)のようなものになるだろうと思います。説明板によれば、サトイモ科で、学名は「Arisaema sp.」で詳細な種名は不明とありました。ヒガンマムシグサと比較してご覧下さい。
つくば植物園の温室で咲いていました。関東地方でも自生し、夏に咲くマムシグサ(2007.09.05及び2007.11.18掲載)の花の形に似ていますが、やや小振りのように思います。説明板によると、ヒガンバナ科(図鑑によるとサトイモ科の記述もある)で、学名は「Arisaema limbatum var. aequinoctiale」と記述されていました。春の彼岸の頃に咲くので和名になったのでしょうね。暖かい地方の早春の山地に自生しているようです。写真のように、葉が出る前に花が先に咲く多年草です。