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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

お正月のお料理をいただきに、お友達のお家にお呼ばれ…ハンス君もいっしょ

2016-01-06 | かわいい

「ミモロちゃん、2日の夜にお食事しにきませんか?」と、電話でお呼ばれされたミモロ。「わ~うれしいなぁ~。伺いま~す」と即、お返事。その日は、ランチを控えめにして、夕食に備えます。

「あけましておめでとうございます」と、玄関先にまずはご挨拶。
「はい、おめでとうございます。いらっしゃいませ~」と、ご近所の西沢さんのママ。

「あの~お友達のハンス君も連れてきちゃいました。いいですか~」と、事後承諾のミモロ。
「はい、もちろん、どうぞどうぞ…」
「ハンス君、ご挨拶して~」とミモロに促されて・・
「あの~初めまして、クマのハンスです。今日は、よろしくお願いします」となかなか礼儀正しいクマ。

初対面で、ちょっと緊張している様子です。

ダイニングのテーブルには、なんとお正月らしく新しいお箸。箸袋には、ミモロの名前も。そして、西沢さんのお兄ちゃんが、ハンス君にも急いで用意してくれました。

「これ、お名前書いてあるんだよ~。こっちはミモロ、そっちはハンスって…うれしいでしょ?」「うん、感激しちゃう…さすが京都のおもてなしだね~」と感心しきりのハンス君。


まずは、お雑煮を頂きます。「我が家は、2日目はおすましのお雑煮なんよ~」と。
「ミモロのお家もおすましのお雑煮です。美味しいね~」とミモロ。「ちょっと頂戴…」と脇からハンス君も鼻を突きだして…。

関西は、白味噌のお雑煮がメイン。中に入れるお餅も丸餅で、焼かずに、お湯で温めます。
関東は、お醤油味のすまし汁のお雑煮。ミモロの家では、中に、鶏肉、かまぼこ、畑菜をいれ、鰹節と海苔をたっぷりかけていただきます。餅は、焼いた角餅です。

テーブルには、蒲鉾、厚焼き玉子、鴨ロース、ブリなど、色とりどりにめでたい品がつまった重箱。

そして、ブリの照り焼きも並んでいます。


「どうぞ食べて~」と…
たくさんの料理を前に、いつになくおとなしいミモロ。目は、どれにしようかと、じっと料理を見つめています。

「もう食べていいの?」とハンス君。「うん、いただこう…」とミモロに言われて、まずは、ブリからいただくことに…。

「どんどん遠慮なく、食べて~」と西沢さんのパパさんも。

「じゃ、遠慮なく…」と、次々に料理を小皿にとって、パクパク…。

「これ好き?」と、茶わん蒸しも。「うん、大好き~」
「茶わん蒸しって、お寿司屋さんに行ったら、必ず頼むよね~」と西沢さんのお兄ちゃん。
「え~。お寿司屋さんで食べたことない…」とミモロ。「え~関西じゃ、お寿司屋さんの定番だよ~」と。「うそ~。お寿司屋さんは、お寿司か、お造り、魚の焼き物とかじゃないの?」とミモロ。「絶対、茶わん蒸しも食べるよね~」「うん、そうそう」と、西沢一家。「あら汁とかは、頼むけど…」とミモロ。確かに、東京のお寿司屋さんでも、茶わん蒸しはお品書きにあります。でも、ミモロは、頼んだことがなかったのです。

お寿司屋さんのカウンターでは、注文する人の個性が出るもの。ミモロは、小さいものが大好き。例えば、白魚、ホタルイカ、桜エビなどは、あると必ず注文します。また、ヒラメの縁側や赤貝のひもなど、はじっこ好きでもあります。

「ミモロ、いなりずし大好き…京都のって美味しいよね~」と。よく近所のお寿司屋さんで、いなりずしを持ち帰り用にしてもらいます。「京都のほうが、色が薄くて、好きかも…」関東のいなりずしより、薄いキツネ色。そして幾分甘目です。
「あのね~いなりずしは、オーブントースターで焼いて食べると美味しいよ~」とミモロ。「え?いなりずし焼くの?」「そう、皮がこんがりすると、香ばしいし、中のご飯もアツアツで美味しいの~」と、ミモロ流いなりずしの食べ方。一度、ぜひお試しください。

茶わん蒸しの話などで、盛り上がった夕食…。

「そろそろデザートにしましょ」と、ふたりの前に小さく切ったパウンドケーキなどが…。
「半分こしようね…」「うん」と、なかなか仲良しのふたり。

「僕、初めて、ミモロちゃんのお家以外のお家にお邪魔しました。ありがとうございます」と、嬉しそうなハンス君。
「今度、ミモロのお家で鍋しますから、来てくださいね~」とミモロ。

「ごちそうさまでした~」ふたりのお腹はポッコリと。再び、襟巻をして、寒さに備えます。


「日本のお正月って、クリスマスみたいだね~。家族で、ごちそう食べたり、親しいお友達呼んだり…」
観光では味わえない体験に、ハンス君は大喜び…。

「ますます日本が好きになっちゃった~」と。

ちなみに、ハンス君が掛けているメガネは、ミモロのを貸してあげたものです。



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「弁財天吉祥初稲穂」を頂きに、「六波羅蜜寺」へ参拝。今年の金運をしっかり頂いたミモロ。

2016-01-05 | 祭事・神事・風習

「お正月は、絶対、金運と勝負運いただきに、あそこにお詣りしなくちゃ~」と、毎年、参拝するのは、
京都五条にある「六波羅蜜寺」です。
 
正月の三が日、毎日、先着2000名に、弁財天の「吉祥稲穂授与」があるのです。毎年、「箱根駅伝」の往路の中継を見た後の2日の午後に、ミモロは出かけます。
境内には、大勢の参拝者の姿。 今年は、クマのハンス君も「日本のお正月を過ごしたい…」とドイツからやってきました。
ミモロは、正月らしく晴れ着姿で、おもてなし。京都の正月を案内することに…。
「わ~すごい人…大勢いるね~」とハンス君は、驚いています。
「でも、これいつもだよ~」とミモロ。
「日本のお正月は、1月1日になると、みんな神社やお寺にお詣りに行くの…そして、1年無事に過ごせますようにってお願いするんだよ~」と説明。

「あ、これなあに~」と弁財天のお堂の脇に吊るされた絵馬を珍しそうに見るハンス君。
「それは、神様にお願いごと書いて、叶えてもらうための絵馬っていうの…」「お願いの申込書なんだ~」とハンス君。「うん、まぁね~なんかちょっと違う気もするけど…」とミモロ。

「わ~あれなあに~」と、目を丸くしてじっと見つめるハンス君の視線の先にあるのは・・・
「吉祥稲穂」です。丁寧に束ねられた稲穂…豊かな実りを象徴する日本らしいお守りに…。
「あれ、いただくの…」
 
僧侶の方々が、参拝客ひとりひとりに「ようお詣りされました」といいながら、稲穂を授与します。
ミモロも弁財天さまにお詣りして、稲穂をいただくことに…。

「あ、ミモロちゃん、あけましておめでとうございます。今年もお詣りされるの、みんなで待ってましたよ~」と副住職さんをはじめ、毎年お目にかかるみなさま。
「おや、今年はお友達もいっしょ?」「はい、クマのハンス君です」と紹介します。

「では、今年も特別に弁財天さまのおそばで、パワーいただいてください~。あ、そちらのクマさんもどうぞ…」と。
ミモロとハンス君は、なんと普通の人ならあり得ない、弁財天様のお隣にしばらく立たせていただき、そのパワーを頂戴します。
「なんか、不思議な感じがする~ビリビリする~」と、よくわけのわからないハンス君ですが、どうも弁財天さまのパワーが体に入っていったよう。二人は、緊張した顔つきで、じっと弁財天さまのおそばに立っていました。

「はい、ミモロちゃんは、ますます女子力と金運が、そっちのハンス君は勝負運が付きましたよ」と。
「ありがとうございます…」と、ふたりはお礼を…。

「あの金色の彫刻はなんだったの?」とハンス君。
「あ、あれは弁財天様という女神さまなの…。琵琶…あ、楽器ね…持ってるでしょ。だから芸事などの上達、そして財運や勝負、くじ運なんかアップするご利益があるっていう、ありがたい神様なんだよ」とミモロ。
「そうだったんだ~。どうりでピカピカ輝いて、ゴージャスな像だって思ってたんだ~」とハンス君。
ここ「六波羅蜜寺」の弁財天は、都の七福神のひとつでもあります。

頂いた吉祥稲穂には、「六波羅蜜寺まいり」のお札や、宝船、福俵、福袋、小判など吉祥の品々を購入して飾ります。

ミモロは、今年は、福袋をつけてもらいました。
「それなんのバッグ?」とハンス君。「あのね、これは福…つまりラッキーなことをたくさん貯める袋なの…」とミモロ。「へぇ~それにラッキーなこと貯めるの…よくわかんないけど、すごくキレイな袋だね~」とハンス君。
海外の人にとって、日本のお守りや吉祥飾りは、とても美しいものに見えるそう。しかも、いろんな種類があるので、興味津々。

「ねぇ、日本のお正月って、神社にお詣りするんじゃないの?ここお寺だよね~」と、ハンス君。
「昔は、神様も仏様も一緒に大切にお祀りしたの。だから、今も、お正月は、両方お詣りするの…」とミモロ。
「なんか不思議…日本人って、よく無宗教っていうけど、こんなにみんなお詣りするって、すごく信心深いんだね~」とハンス君。「そうね、西洋やイスラム諸国は、キリストさまやアラーの神様だけをそれぞれお祀りするけど、日本って、すごくたくさん神様や仏様がいらっしゃるから、みんな大切にしてるの…」とミモロ。「う~そこがよくわかんないんだよね~」と。

「もともと日本には、いろんな神様がいらして、天照大神という女神さまが、トップだけど、それぞれ土地にも神様がいるし、また弁財天さまや大黒様など、得意分野をもった神様もいらっしゃるから、まぁ、お願いごとにによって分業してる感じかな?仏教は、神様がいらっしゃる日本に中国から伝わってきたもので、それも受け入れて、お釈迦様や阿弥陀様なんかたくさんいらっしゃる仏様もお祀りするの…この神様以外はダメ~という感じじゃなくて、その神様も、あの仏様もありがたいね~って思ってるの…」とミモロは、説明。「へぇ~すごく面白いね~すごく日本的…」とハンス君。「なんでも、それぞれを否定しないで、認めていれば平和なんだと思うけど…」とミモロ。この寛容さこそ日本の宝なのかもしれません。

「そう、日本って自然が豊かだもんね~。自然環境が厳しい国に住む人は、なにか強い力のものにすがらないと、生きていけないんだって…」とハンス君はポツリ。

「みんなが穏やかに暮らせるように、お詣りしようね」と、本堂のご本尊、十一面観音さまにお願いするふたりです。


「ハンス君、吉祥稲穂持っててね~」と、ミモロはちゃっかり稲穂をハンス君に持ってもらい、境内の奥へ進みます。
「次は、どこに行くの…?」

ミモロが案内したのは、「皇服茶(大福茶)」のところ。緋毛氈に座って、運ばれたお茶をいただきます。
「中になんか入ってる…クンクン」とハンス君。「それ、梅干とお昆布…お正月に頂く、おめでたいお茶なんだよ~」とミモロ。
このお茶は、京都に疫病が流行った折り、空也上人がお茶をてて、その中に梅干と昆布をいれて、病人に授けたところ、たちまち疫病が鎮まったということに由来するもの。

しばし、お茶で休憩したミモロは、次に銭洗い弁天様へ。お金を水で清め、紙に包んでいただきます。そして、お守りも頂いて。さっそく帯締めにお守りをつけて、「これで1年、お金に不自由しないだよ~」と。

「え~?さっきも弁財天さまで金運頂いたんじゃないの?」とハンス君。「いいの、いろいろお願いしときゃなくちゃ…」と、ミモロ。「う~また、よくわかんない…そんなにいろいろお願いしていいの…」「いいの!」と、日本のネコのミモロはキッパリ。

「初詣に、もう下鴨神社も、平安神宮も、吉田神社も行ったもの…まだ、お詣りしたいところあるし~」と。「日本のネコって忙しんだね~」「まあね~」。

「六波羅蜜寺」に参拝したのち、ミモロは、八坂の塔のそばの「京ゆば工房」にハンス君を案内しました。
ここは出来立て湯葉が食べられる場所
「これ湯葉って言って、お豆腐と同じ成分なの…美味しいよ~」とミモロ。
「え~なんかクリームチーズみたい…うん、美味しい」とハンス君。

ドイツのクマのハンス君にとっては、すべてが珍しい貴重な体験になりました。

*「京ゆば工房」京都市東山区玉水町71-8 075-531-8999 平日10:00~17:00頃、土日11:00~18:00頃 不定休
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干支の申がいる出町柳近くの「幸神社(さちのかみのやしろ)」。開運にふさわしい名前の神社に参拝。

2016-01-04 | 寺社仏閣

出町柳の「枡形商店街」を西に抜けた住宅地にある「幸神社」。「さちのかみのやしろ」と読みます。

ここは、鴨川の西に位置し、出雲路のスタート地点とも言われ、そこに祀られる「出雲路幸神」は、出雲への道中を守る道祖神としても崇敬されていたのです。


今は、住宅地にある小さな神社ですが、その歴史は古く、飛鳥時代とも、また平安遷都の鬼門封じに創建された、最初の神社とも言われ、広大な境内を有していたと想像されます。

応仁の乱をはじめ、長い歴史の中で、度々焼失。現在の地に静かに鎮座していらっしゃいます。

 
「お詣りしよう…」

ご祭神は、猿田彦神。芸能及び交通安全にご利益がある神様です。

本殿の東側には、御幣を持った申が…

「なんかカワイイ目をしてるおサルさん」とミモロは、塀の外から、中をじっと見上げます。左甚五郎の作という噂も…。

都の鬼門封じのために、北東方向には、申が守護する社が続きます。
御所の北東の塀の角、「猿ヶ辻」。そして、この「幸神社」、さらに「赤山禅院」、比叡山「日吉大社」と、ほぼ直線状に猿がならんでいるのだとか。

申年の今年、申めぐりをするのも開運におすすめです。

さて、境内には、夫婦和合の神様と言われる「石神さま」もいらっしゃいます。
 
「縁結びにもご利益あるんだって…」とミモロもなぜか熱心にお願いを…。

本殿の周りには、稲荷神社、厳島神社をはじめ、さまざまな神様のお社が連なります。

「きっと昔は、大きな神社だったんじゃないの~」と改めて思わせる神社です。

「幸神社」は、その昔は「賽の社」と呼ばれ、厄払いの神様としても知られていたのだとか。いつしか、文字が、「幸」に…。
「でも、こっちの方が、幸せそうで、いい感じ…」とミモロ。

幸がいっぱい頂けそうな予感をさせる神社です。

*「幸神社」京都市上京区寺町今出川上ル西入ル 幸神町303  075-231-8774 境内参拝自由
京阪「出町柳駅」から徒歩15分。商店街を西側に抜けて、そこから西に入れる道を少し進みます。



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初詣に「吉田神社」へ。正月三が日参拝できる全国の神様がいらっしゃる「大元宮」へ

2016-01-03 | 寺社仏閣

京都大学の東側の吉田山にある「吉田神社」。ミモロは、元旦の初詣に出かけました。
石段を上って本殿へ

「さぁ、お詣りしよう…」
「吉田神社」は、節分が有名。ミモロも何度か節分の時には、参拝しています。
貞観元年(859)に、平安京の守護神として創建され、厄払い、開運の神様として多くの崇敬を集めています。
まずは、参拝…深々と頭を下げて、開運を祈願します。

新年らしく干支の絵馬…「カワイイ~これ幼稚園の子供たちが作ったんだって…」

開運の初穂や絵馬も揃っています。
 

ここには、福だるまのおみくじが…。
 
ミモロするの?大きなだるまの中に、小さなだるまがいっぱい。

さて、本宮で参拝したミモロ…「あ、お正月は、公開してるんだ~中でお詣りできるんだ~」
「行ってみよう…」
正月の三が日に限り、山の上にある「大元宮の内院」での参拝ができます。

「こっちかな…ヨイショ…」と急な石段を上りかけるミモロ。
そっちじゃありません。もどって…「あ、そうだった…」慌て者のミモロでした。
坂道を上って、「大元宮」の前に到着。

ここのご祭神は、天神地祇八百萬神 という吉田神道で宇宙軸をあらわす神様です。
 
重要文化財の建物。敷地の中心部に鎮座しています。
そして、その周囲には、全国の神々をお祀りする社がグルリと連なります。
「ここに来れば、自分の故郷の神さまにお詣りできるんだね~」

そして、敷地の奥には、伊勢神宮の外宮・内宮があります。
「伊勢神宮に参拝しよう…」

まずは、「外宮」から参拝。そして「内宮」へ。

この「大元宮」は、正月、節分、そして毎月1日にだけ、内院での参拝ができます。

「今年もよろしく~」と、門を出るときに、もう一度お願いするミモロです。


さぁ、戻りましょ…。
「あ、あそこの神社にもお詣りしなくちゃ~」と向かったのは、「山蔭神社」です。
この社は、料理飲食の神様として、多くの料理人や飲食業界の崇敬を集めています。
「今年もどうぞ、美味しいものがたくさん食べられますように…」

なるほど、そういうお願いがしたかったのね~。

今年も、食いしん坊のミモロでした。

*「吉田神社」の詳しい情報は、ホームページで

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ミモロの大晦日「平安神宮」の「大祓い」。晦日そばは、「京うどん、生蕎麦 おかきた」で、

2016-01-02 | 京都


さて、2015年のミモロの「大晦日」のお話しです。
毎年行くのは、「平安神宮」の「大祓い」。
 
「1年間の心身の穢れを祓っていただくの~。すべてリセットして、新しい年を迎えるんだ~」とミモロ。

15時から始まる神事。境内の一角には、幕が張られ、神事の準備が整っています。


まずは、受付へ。そこで、人形の紙に、自分の名前と年齢を書き、その紙で体をさわって、息を3回吹き付けてから納めます。

ミモロも「ネコのミモロ」と書いて、志1000円を添えて納めます。

京都各所の神社では、ここと同じように「大祓い」の神事が、ほぼ同じ時刻に始まります。
「だから、いつも一か所しか行けないの~」と残念そうなミモロ。でも、「大祓い」は、一か所で充分。

神職さんたちが、ずらりと並び、「大祓詞」を、参拝者と共に、唱えます。
「…今日より始めて罪と云う罪は在らじと、祓へ給ひ清め給ふ事を 聞こし食せと白す…」
すでにミモロは、何かもこの「大祓詞」を読んでいます…。「なんか前より、スラスラ詠めるようになったみたい…」と。

境内での「大祓い」の神事の後は、本殿で「晦日祭」が行われます。それにも参列し、16時過ぎに参拝を終えました。

「さぁ、これで新しい年を迎える準備できた~。あ、まだ、しなくちゃいけないことがある…晦日そば頂かなくちゃ~」と、そこでお友達をいっしょに岡崎通の「京うどん 生蕎麦 おかきた」へ、おうどんを食べに行くことに…。

「いつも列ができて、すごく人気…。たくさん並んでたら、どうしよう…」と、ちょっと心配しながら向かいます。

ミモロたちが到着した時、すでに店の前には、何組か待つ人たち…「ミモロたち7番めだって…。どうする?」と。
「え~でも、それくらいなら、全然待てるよ~」とお友達。いつも長蛇の列で、引き返すことが多いというお友達です。
そこで、ミモロたちは、おしゃべりしながら、そして、お品書きを見て、注文するものを決めることに…。
「どれにしようかな~。カレーうどんもいいなぁ~。でも天とじも捨てがたい…」と、なかなか決められないミモロ。

15分ほど待って、ミモロたちは、お店の中へ。

正月飾りでしょうか、すてきな生け花がお客様を迎えます。
お友達が注文したのは、肉カレーうどんと鶏なんばんうどん、
「カレーの匂いがたまらない…美味しそう…」ミモロの鼻をくすぐる香りです。
ミモロが注文したのは、「たぬきうどん」

「京都の『たぬき』は、関東の『たぬき』と違うんだよ~」とミモロ。
そう、東京で食べる「たぬきうどん」は、天かすが入ったもの。「天ぷらだと思ったら、じつは天かすで、だまされた~っていうので、たぬきなんだって…」昔話などで人をだますというたぬきに因んだうどんです。

京都の「たぬき」は、油揚げがはいったあんかけのもの。そして生姜もたっぷりかかっています。
「このトロトロのあん、食べてるうちに、溶けてサラサラになっちゃうんだよ…。出汁のお味と生姜がきいて、すごく美味しい~。体が温まるね~」と。お汁もしっかり飲みほしたミモロです。

京都では、12月31日に食べるそばは、「晦日そば」と呼ばれます。実は、節分ごろ、旧暦の大晦日が、「年越しそば」になります。

「美味しかったね~」とミモロたち。すっかり体もポカポカに…。

お店を出るとき、「あ、ミモロちゃん、来年もどうぞよろしくね」と、ご主人。

「こちらこそ、よろしくお願いいたします。どうぞ佳いお年を…」とご挨拶をして、お店を出ました。


ミモロは、年末のご挨拶…「佳いお年を…」という挨拶が大好き。
「この言葉、相手のことを考えている挨拶で、すごく素敵だと思わない…」と。
日本語ってすてきと思うミモロです。

すでに外は、夜の闇が迫っています。
「平安神宮」にも灯りがともり、いよいよ初詣の時を迎えようとしています。


「じゃ、ミモロちゃん、またね~」と門の前でお友達をお別れ…。でも、翌日の元旦にも会うことになっています。

「うん、またね~。佳いお年を…」明日会うことになっていても、明日からは2016年。この区切りの日は、やはり「佳いお年を…」という言葉で締めくくります。

2015年の春から通行止めになり、車が通れなくなった「平安神宮」の前の「神宮道」。そこは、岡崎公園とつながって、広いイベントスペースになりました。そこには、すでに参拝客を待つ、屋台がずらり。

「あと、数時間たつと、ここの通りは初詣の人たちでいっぱいになるんだね~」。
祭りの前の静かさというところでしょうか。京都の大晦日が、静かに過ぎてゆきます。



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