ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

江戸時代から続く創業200余年の酢の老舗「斎(いつき)造酢店」。家庭用のぽん酢やすし酢も

2021-10-17 | 老舗

「なんか美味しそうなぽん酢とすし酢だね~」とミモロが興味津々なのは、酢の専門店「斎(いつき)造酢店」の品。


ある日、ミモロはお友達に連れられて六角通を烏丸通から西へ進みます。「美味しいお酢のお店があるんだって~」とお友達。

小川通を過ぎた南側に、古い構えの建物が…「ここ?営業してるの?」と、閉じた戸を恐る恐る開けることに…。

「あの~こんにちは~」お友達はドンドン中へ…

クンクン…確かにお酢の香りがするお店です。

「いらっしゃいませ~」と出てきてくださったのは、このお店のお嬢様。

ここは、「斎(いつき)造酢店」という江戸時代に創業したという老舗のお酢専門店です。現在の店主でなんと9代目。

お店の奥が酢を醸造する工場になっていて、そこでは昔ながらの完全古式醸造という方法で作られているのだそう。


「花菱酢」という銘柄は、この家の家紋に由来した名前で、ルーツは、伊勢神宮にゆかりが深く、斎宮の「斎」の文字をいただき、京都に。

「すごいお店なんだね~」と、驚くミモロ。

ここの酢は、京都の有名料理店、すし店などで使われているもので、業務用のサイズの一升瓶入りの酢が中心に扱われています。


「京都のお料理にお酢っていろいろ使われるよね~例えば、鯖寿司…大好きなんだ~」とミモロ。確かに京都の人は鯖寿司が大好物らしく、スーパーでは必ずと言っていいほど置かれているし、いなり寿司もすごく一般的。

海が遠い京都で魚を味わうのに、昔から酢でしめる方法が多く用いられてきました。お酢の消費量も多そうです。

「わ~こういう大きな容器で売られたりしてたんだ~」と昔使われた陶器製の容器。


「お酢の料理大好きだけど、さすがに一升瓶のは使いきれないね~」とミモロ。

すると「ぽん酢とすし酢なら360mlサイズがありますよ」と。
それが、ブログのはじめにアップした写真です。

ぽん酢は、阿波徳島の上勝という場所で育ったゆず、すだち、ゆこうの果汁をブレンドした100%天然果汁の品(702円店頭価格)。
こちらは、お店に電話かFAXで注文すると、お取り寄せができます。

これからの季節…おうちで楽しむ鍋やしゃぶしゃぶなどにピッタリ。大量に使う方には、一升瓶入りもおすすめ。

すし酢は、お店のみの扱いに…。(こちらも店頭価格702円)

*「斎造酢店」の詳しい情報はホームページで
 

「また、なくなったら買いに来よう~」というミモロとお友達。

京都には、知らないと入りにくいお店がいろいろあって、そこには、知る人ぞ知る品があるようです。


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