箱根から、湯河原に向ったミモロ。立ち寄るのは、名宿として知られる「石葉」です。
「ここは、とても落着いた私好みの宿なの。料理も美味しいしね」
ミモロは、何度もこの宿を訪れています。
「ようこそ・・・」
玄関でご挨拶して、まずは、玄関脇の小部屋でひと休み。
「ここに来ると、のんびりするの・・・フー」
本棚には、宿の主人好みの茶道や陶芸などの本が並んでいます。
茶人好みの宿らしく、洗練された趣が宿全体に漂っているのです。
「さぁ、お部屋へご案内します」
「ハーイ、今日はどんなお部屋かな?」ミモロの足取りも心なしか弾んでいます。
畳敷きの廊下には、さりげなく山野草が活けられ、いっそうの趣を。
「こちらです。どうぞ・・・」
襖を開けて中に・・・
すっきりとした設えの和室。床の間のお軸と茶花もしっとり。
旅のポイント:湯河原温泉の若草山にある「石葉」。山を縫うように細い道を進みます。別荘時代を経て、宿を創業した女将、そして、現在2代目の若主人?が共に、現在の宿を作り上げました。全9室というこじんまりとした宿。部屋の設えにはじまり、料理の美味しさ、そして骨董や地元の作家の器など、良質の品々で出来た宿の心地よさは、格別。1度泊まると、また・・・そう思う人も多く、関西などからも常連客が訪れます。詳しく「石葉」のホームページで。
今回、ミモロは、お料理と温泉を楽しみにここに。つまり宿泊しない日帰りプランです。「本当は、泊まりたいけど・・次の日の朝に用事があるの・・・」というミモロ。
でも、湯河原なら、東京から車で1時間半ほどだから、帰りもそれほど苦になりません。
「まずは、食事の前に、ゆっくりと温泉に入らなきゃ!」
そういうと、ミモロは、温泉に入る準備に取り掛かりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます