ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ご存じですか?琵琶湖で生まれた宝物「琵琶湖パール」。大粒の虹色に輝く天然淡水パール

2021-05-07 | ファッション

「うわ~なんてキレイな真珠だろう?」とミモロが目を輝かせて見つめるのは、淡水パールの「琵琶湖パール」です。


「琵琶湖でパール?」と思う方も多いはず…。実は、琵琶湖では、平安時代から天然淡水パールが採れていて、それは柿本人麻呂が万葉集でも詠っているのです。

「え~淡水パールって、粒の小さくて、比較的安い感じするけど…よく中国産のあるよね~」というミモロ。それはきっと多くの人が抱いている淡水パールのイメージではないでしょうか。でも…なんと、琵琶湖生まれの淡水パールは、大粒で虹色に輝く、それはそれは美しいパールなのです。

そのパールを使ったアクセサリーを製作、販売しているのは、滋賀県の野洲にサロンをもつジュエリーデザイナーの西田裕胡(にしだゆうこ)さん。

滋賀県で生まれ育ち、滋賀県の発展を望む郷土愛にあふれる方なのです。そんな西田さんが出会って、その存在に魅了されたのが、「琵琶湖パール」です。そして、それを多くの人に知ってもらいたいという思いから、「株式会社びわこパール」を設立し、素敵なデザインのパールのアクセサリーを製作販売すると共に、琵琶湖パールの発展に尽力なさっていらっしゃいます。

ある日、野洲の西田さんのサロンを訪れたミモロは、「琵琶湖パール」についていろいろお話を伺うことになりました。
「あの~今日はよろしくお願いします」とご挨拶。「はい、ようこそ~いらっしゃいました」と西田さん。


「まずは、お茶とお菓子召し上がれ~」「はい」到着して、真っ先に気になったケーキを頂くことに。

「ごちそうさまでした」野洲までは、今回、琵琶湖大橋を通り、車で1時間半かけてやってきたミモロ。電車ならJRの快速で、京都駅から1時間ほどでした。お茶を頂き落ち着いたミモロ。さっそく「琵琶湖パール」についてのお話を伺います。

そもそも「琵琶湖パール」は、天然淡水パールで、琵琶湖に自生したもの。昭和初期に、イケチョウガイを利用した養殖が成功し、その後、琵琶湖の産業のひとつとして発展します。養殖に携わる人たちの努力により、良質で美しい淡水パールに…。その美しさは、海外で高く評価され、昭和40年代から55年頃には、90軒ほどの養殖業者があり、その生産量は、6000㎏にも達したそう。

日本では、真珠と言えば、伊勢志摩でアコヤガイから生まれる海水パールが有名。でも、淡水パールの「琵琶湖パール」の存在はあまり知られていません。その理由は、生産したパールの多くが輸出品だったこと。国内の流通より海外がはるかに多かったということから…。

そして、「琵琶湖パール」がほとんど国内で知られなかったのには、昭和50年代後半以降、琵琶湖の水質の汚染が進み、その生産量が激減、絶滅の危機に瀕するまでになってしまったからなのです。

その後、琵琶湖の水質は改善に向かったものの、ブラックバスやブルーギルなど外来種の繁殖が問題に。いろいろな在来種の生物も戻りつつあるものの、まだ「琵琶湖パール」の母貝となるイケチョウガイの数は、昔に遠く及ばないのが現状です。

「え~こんな美しいパールが琵琶湖で生まれてるって、信じられない~」というミモロ。

「そう、本当にキレイでしょ。このパールの特徴は、豊かなカラーバリエーションで、パープルやオレンジ、ゴールド、オーロラホワイトなど、本当にいろいろな色が生まれるんですよ。そして、基本的に無核の真珠なので、真珠層がすごく厚いんです。養殖っていっても、母貝が生み出すものですから、どれひとつも同じものがないんです。丸い形だけでなく、ちょっと変形したバロックタイプもすごく個性的で素敵なんですよ~」と、真珠愛の強い西田さんは、熱く語ります。

それぞれが個性的で、同じものがない「琵琶湖パール」。その魅力をさらにアップするデザインを施し、美しいジュエリーにする西田さん。

「あの~着けてもいいですか?」とミモロ。「ミモロちゃん女の子でしたね~アクセサリーも好きなの?」と。
「はい、あんまりつける機会ないけど、好きです」と。


「指輪もいいなぁ~大粒のパールがすごく豪華だよね~」と。

メレダイヤがパールの輝きをいっそう際立たせるように控えめに配置されたデザインが素敵です。

「ほら、ゴージャス~」と指輪にうっとり。ミモロの場合、指が目立たないので、腕にした感じですが…


こちらもゴージャスなブレスレット。ミモロの場合はネックレス。


さらにティアラも…「ミモロちゃん、すごくお似合い…」と西田さん。「そう、こういうのミモロ似合うの~」と自画自賛。


西田さんの作品は、有名百貨店の催事などにも出展されますが、予約により、サロンで選ぶこともできます。
詳しくは「株式会社びわこパール」のホームページをご覧ください。

また、琵琶湖パールの発展のために、多くの人の参加を募る「びわこパールオーナー制度」もスタート。

琵琶湖の宝物の復活を目指します。

「あの~ミモロ、伊勢志摩で、海水パールの養殖してるところ見たことあるんですけど~琵琶湖パールってどういうところで養殖されてるんですか?」とミモロ。

そこで、その養殖現場を見学させていただくことになりました。この続きは、また明日…


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