3月11日は、誰もが忘れられない、そして忘れてはいけない日。
あの日を思うと、東京生まれのミモロは、今も体が震えてしまいます。
「怖かったよねー悲しかったよねー」と…。
今も、ミモロの記憶には、あの時の衝撃的な映像と、毎日テレビで流された「こだまでしょうか…」などの政府広報が浮かび上がります。窓から見えた高層マンションが、計画停電で、真っ暗だったこと…東京全体が暗く沈んでいたこと…などなども。
もちろん、東北の被災地とは、比べようもありません。
京都でも、福島など東北からいらした方に何人も出会いました。
「ここにいると、ホッとしますねー」との言葉に、返す言葉もありませんでした。
神社やお寺で、深々と頭を下げ、長い時間、祈りをささげる姿に、想像を超える悲しみを感じます。
震災から1年…皆、それぞれの人生を歩み続けています。
多くの方が、あの日を境に人生が大きく変わったこと、そして直接、被害を受けていない人の心にも、変化が起きていると感じます。
ミモロは、3月11日に先立ち、平安神宮へ参拝しました。
「どうぞ、被災された方々の心が鎮まる日が早く訪れますように…。どうぞ、日本の平穏をお守りください」
平安神宮は、国の平安を願って創建された神社…そのご利益にすがります。
帰り道、ミモロは、図書館のそばの公園へ。
「すごく穏やかな時間が流れてる…さぁちょっと遊ぼう…」。そういうとピョコンとブランコを降りて、
滑り台に乗ったり、
遊戯にもちょっと乗ったり…。
「今を大切にしなくちゃ…」ミモロなりに心の切り替えをしているよう。
3月11日は、京都の町をめぐる「京都マラソン」が開催。
渡月橋、金閣寺、仁和寺など京都の観光名所を巡る42.195キロのコースです。
「わーまた交通止めだって…」
ミモロの住む岡崎エリアは、大きなイベントの開催が多く、そのたびに交通止め。
「また駐車場から、車が出せなくなっちゃう…」
マラソンのゴールは、平安神宮の向かい側。ここに1万5000人のランナーがやってきます。
「どうなっちゃうんだろう?」と、その状況が想像できないミモロです。
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