ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

20年に1度の式年造替が進む奈良の「春日大社」。祇園八坂神社へ分霊した伝わる水谷神社など参拝

2015-06-08 | パワースポット

今年、第60次 式年造替が行われている奈良の「春日大社」。それに伴い、さまざまの特別企画が行われています。

ミモロは、6月7日に、春日大社の神山御蓋山という普段は、立ち入ることができない禁足地のお山へ、本宮神社などの参拝のために登りました。

ミモロが参加したのは、「春日山錬成会」という春日大社にまつわるさまざまなことを学ぶ会が、毎年4から5回行う「峰入り」という神山にあるお社を参拝してまわるお仲間に入れていただきました。


朝、8時に春日大社の研修施設「感謝・共生の館」にやってきたミモロ。「ちょっと眠い~」と。それもそのはず、京都を6時に出て、京阪、近鉄を乗り次いで、到着したのでした。

「今回も参加する人いっぱい~」と。集合会場には、毎回参加するベテランの錬成会のメンバーさんのほかに、「奈良検定」の講座の一環で参加された方も多数いらっしゃいました。「う~100人くらいいるんじゃないの…」と。

ミモロは、冬に初めて参加して、これで2回目。広大な春日大社に点在するお社を、参拝するには、夕方までかかります。
「でも、神山に登って、参拝すると、なんかすっきりするの~」と前回の経験を思い出します。

まずは、水谷神社で、人形の祓を済ませます。

この神社の現在のご祭神は、素戔嗚尊と大巳貴命(おおぬむちのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)で、創建時期は、定かではありませんが、京都祇園の八坂神社は、この神社から分霊という記録があるそう。平安時代から幕末まで、牛頭天王(ごずてんのう)がご祭神として崇められていたそう。
「あ、その神様、『八坂神社』の神様だよね~」。もうすぐ始まる京都の祇園祭。その神様はここから…。

人形を、そばの川に流し、身の穢れを祓い、いよいよ山への参拝がスタートします。

「待って~」といつも遅れがちのミモロ。でも大丈夫、ちゃんと一番最後に、神職さんが迷子にならないように見ていますから。

今回もご本殿の中を参拝してから、お山へと入ります。

お山では、それぞれの社で、お祓いの詞などを唱え、参拝します。
その部分は、神事なので、写真撮影を控えました。あしからず…。

ミモロたちは、禁足地のお山を一列になって進みます。

「原始の森って感じ…」清々しい空気にあふれた森で、深呼吸。

夏の厳しい陽射しも、森の木々が遮り、涼やかです。「思ったより暑くない…」。木々を渡る風も爽やか。立ち止まっては深呼吸をするミモロ。のんびりしてると遅れちゃうわよ~。
「あ、いけない…」前の人との間は、かなり離れてしまったよう…。慌てて追いかけるミモロでした。


進む道は、昔の人たちが付けた道。とても一人では迷子になってしまいそう。
見上げるほど急な山道も…。「う~さすが大変…」
ときどき休憩しては水分補給を忘れずに…。参加された方には、かなりご高齢の方も。「この山に登るのが楽しみ…」と、健脚を発揮。

さて、本宮神社は、春日大社のご祭神武甕槌命(たけみかづちのみこと)様が、白い鹿に乗って最初に降臨なさったちいう神域で、普段は、お詣りできません。
でも、遷宮を記念し、8月まで、「本宮神社特別登拝」が予約制で行われています。

「毎回50名限定なんだって…」詳しくは、「春日大社」のホームページで。

「参拝の前日と朝は、肉類やニンニクとかニラとか香りの強いものは慎まなくちゃいけないんだよ~」と、ミモロ。この日も、早めに奈良駅に到着したミモロは、朝ごはんを食べにマクドナルドへ。そこでもフィレオフィッシュを注文。ミモロなりに気をつけたようです。

参拝を終えたミモロたちは、再び、山道を進みます。
途中、苔むした古木やシダなど、原始の姿を見せる森がミモロの興味を…。
  

「わ~大きな杉…」幹を緑の苔が包み、まるで緑色の衣をまとっているよう。
「すごい~」

「はい、昼食にしましょう」との声。「わ~い」と待ちに待った弁当にしがみつくミモロです。


ランチの場所は、首切り地蔵さまのそば。
「ホント、首と胴体の間が分かれてる」
そのいわれは、そばの説明書きでどうぞ…。

「ミモロさん大丈夫ですか?」と、今回の御世話役のおひとりの若い神職さん。「はい、なんとか歩けます…」


山道の一部は、柳生街道。「柳生十兵衛も歩いたんだよね~」形の不揃いな石が敷き詰められた街道は、現代人にとってはなかなか歩きにくい道です。「昔の人って、よく歩いたよね~」おそらく昔はもっと歩きやすい道だったかも。舗装されてない道に馴れた人たちにとって、石畳の道は、行き先を明確に示してくれる安心の道だったのではないでしょうか?

午後も、ひたすら山を歩きます。
 
「いつもお散歩する下鴨神社の糺の森は、平地だからお散歩楽だけど…ここは山だから結構大変…ふ~」

そんなミモロを大きな木々がやさしく見守ってくれているよう…。


山の中で最後に参拝するのは、大神神社です。そこで参拝してから、若草山を経て、春日大社に戻ります。


「もうそんなに厳しい山道ないよね~」
さすがのミモロも足に疲れが…ときどき、小石や木の根っこにつまずいています。

「春日大社にもどったら、直会があるんだよね~」と。ミモロの今の楽しみは、直会の食事でした。
そう、あともう少し…がんばれ、ミモロ…




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