ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロ東京へ。豊田佐吉など、日本の十大発明家のレリーフを飾る「経済産業省 特許庁」の展示スペース。

2013-09-19 | 博物館・美術館

台風が京都に大きな被害をもたらした16日。なんとミモロは、東京に久しぶりに出かけました。
その日の午後、やっと運転が再開された東海道新幹線。でも、名古屋で止まったり・・・となんと、京都から東京まで約5時間かかりました。車内は、身動きができないほど乗客でいっぱい。小さなミモロは、押しつぶされそうになりながら、一向に運転が再開されない名古屋駅に停止した「のぞみ」の中で、罐詰状態に。「もうグッタリー」さすがに憔悴した顔に…。

さて、その翌日の17日は、台風一過の日本晴れ。

ミモロが宿泊した場所からも、スカイツリーの姿がくっきり。「わー東京に来たって感じ…」と。でも、ミモロが、東京に帰ってきたなぁーと感じるのは、地下鉄です。


「わー長いホーム…」そう、東京の地下鉄の長さは、京都に比べてスゴーク長く、車両自体の長さに加え、車両編成が多いのです。

そんな地下鉄で、いつもミモロが、悩むのが、出口。

「あれ?どこに出たらいいの?」東京生まれのミモロですら、地下鉄の出口は、よくわかりません。必ず地図で確認して、「えーっと何番出口?フムフム…」。出口を間違うと、とんでもないところにでて、道に迷ってしまいます。

さて、地下鉄から地上に出たミモロ。

「ビルがいっぱいだもんねー」と、京都にはない高層ビルにしばし見惚れ…ミモロ、早く!「えー?何?わー横断舗道渡らなくちゃ…」、すっかり京都の町に馴染んでしまったミモロは、歩く速度ものんびり。
「こういう幅の広い横断歩道って、堀川通や五条通くらいだよねー」と、ごく普通の大通りにも、慌てています。

溜池山王という駅から、トコトコ歩いて、通りかかったのは、「特許庁」。

溜池山王や、霞が関エリアは、各省庁が密集するエリア。興味津々のミモロは、大胆にも中へ。

受付を過ぎて、中に入ると、
「えー官庁のスタンプラリーがあるんだー」。なかなか入りにくい官庁のビルですが、一応来訪者のために、記念スタンプ台があります。「これ、集めると面白いかも…」

記念スタンプをゲットした後、さらに奥へ。
「ここなんだろ?ギャラリーみたい…」

ミモロが見上げているのは、特許制度が100周年を迎えた昭和60年に、歴史的な発明者の中から永久にその功績を讃えるにふさわしい10名を選出「日本の十大発明家」として、特許庁の1階ロビーに展示したレリーフです。
真珠養殖の御木本幸吉人力織機の豊田佐吉をはじめ、アドレナリンの高峰譲吉、グルタミン酸ナトリウムの池田菊苗、邦文タイプライターの杉本京太、KS鋼の本多光太郎、八木アンテナの八木秀次、写真伝送方式の丹羽保次郎、MK磁石鋼の三島徳七の10人のレリーフが並んでいます。


ものづくりの日本を、牽引した発明家です。

「へぇー豊田佐吉さんって、この発明で、資金を作って、自動車産業の発展のスタートを切ったんだてー」

豊田佐吉の木製人力織機は、明治24年(1891)に最初の特許を取得。その後も、次々に改良し、日本の紡績産業を世界的レベルへと押し上げます。「ここから、トヨタ自動車が始まるの?」

ちなみに、17日に100歳で亡くなったトヨタ自動車最高顧問の豊田英二さんは、豊田佐吉の甥にあたります。

また、ミモロが、春に訪れた伊勢志摩エリアに本拠地を置くミキモトパールの創業者御木本幸吉が、人工的に真珠をつくる技術で、特許を取得したのは、明治29年(1896)です。

「日本って、いろんなスゴイ発明してるんだねー」と、改めて日本のものづくりのパワーに期待を寄せるミモロです。

*「特許庁のレリーフ見学」は、平日9:00~17:45に。入館の折、身分証明になるものを提示します。地下鉄「国会議事堂前駅」「溜池山王駅」「虎の門駅」徒歩5分くらい。

「このエリアって、敷居が高い場所だけど、一般の人が見学できる場所も結構あるんだって…。次は、別の官庁見学に行こう…」と、東京をおとずれる新たな楽しみを見つけたよう…。

さて、再び地下鉄銀座線へ。

「わー黄色の地下鉄…」そう、昔から銀座線は、黄色のボディ。さまざまに車両改装され、現在は、黄色の部分が少なくなっていますが、この日、ミモロが目にしたのは、全体が黄色いどこかレトロな車両です。

1日、3本から5本が、運行ダイヤに組み込まれているそう。「わーラッキー!」とミモロ。実は、なぜかこの日、ミモロが乗る銀座線は、すべてこのタイプ。やはりなかなかラッキーなミモロ…。

銀座でランチしましょ!
「ホントいいお天気…」
「昨日が嘘みたい…」そういいながらも、京都の町が気になるミモロ…。
東京で、ミモロが地下鉄を乗りまくっていたころ、まだ京都の地下鉄東西線は、地下に水が入ったために不通。なんと、3日間もその復旧に時間がかかっています。「やっぱりスゴイ大雨だったんだよねー」

「銀座に来たら、ここで食べよう…」とミモロが向かったのは、創業昭和元年の中華料理店の「銀座アスター

「うーなんにしようかな、セロリー麺も美味しいし、やっぱり五目焼きそばも見逃せない…」京都には店舗がないので、久しぶりの味です。
しばし悩んだ後、やはり五目焼きそばを注文。
「東京に帰ってきた気がするー」と、銀座のランチを楽しむミモロでした。




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コメント (4)
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