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秋晴れの10月16日。

ミモロは、いつもお散歩に行く平安神宮へ、お昼頃ふらりと出かけました。
「あれ、なんかイベントをやるみたい…」。応天門の前には、イベント告知看板が。

毎年、秋の恒例になっている太極拳演武の奉納のよう。
広々とした平安神宮の境内は、太極拳をする人にとっては、ぜひやってみたい場所。
普段はできない場所ですから…。全国から参加者が訪れるそう。
ミモロが、境内に入ると、白いTシャツと黒のパンツを着た人が、ゾクゾクと集まってきます。

境内の白砂を埋め尽くすほど大勢の人たちが。

境内に整列した人たちは、平安神宮の宮司さんからお祓いを受け、

そして、境内に24式太極拳のゆるやかなメロディーが響き渡ると、一斉にゆっくりと動き始めました。

「何百人もの人が、一緒にする太極拳って迫力あるねぇ」とミモロは、じっと見つめています。

しばらくすると、ミモロもみんなのマネをし始めました。

なかなか腕の上げ具合なんかいいですね。

調子にのったミモロ、ちょっとみんなと動きが違うみたい。
でも最後に静かに起立するところは、ピッタリと。

武道を基にした太極拳の流れるような動作は、すべて敵から自分を守るための動き。すべての動作に意味があります。太極拳で最も大切なのが、呼吸。深い息遣いをしながら、心を落ち着かせ行います。一見、簡単そうですが、これがなかなか動作が身に付くまで、結構大変。また奥が深く、何年やっても、極めることはないそう。24式は、太極拳の中でも、基本中の基本。6分ほどの短いものですが、真剣にやると汗びっしょりに。
以前、中国の太極拳チャンピオンの動きを見たことがあります。大変低い姿勢で、歩幅も大きく、動作ひとつひとつが、重く感じられるほど、全体の気を動かして迫力すら感じさせるもの。
いくつになってもそれなりに楽しめる太極拳。その愛好者は日本でも多く、高齢者ばかりでなく、若い人にも、新陳代謝を促進し、ストレスを緩和する運動として広まりつつあります。呼吸を深くするため、運動後は、とても爽快な気分になります。
「あー気持ちよかったー」太極拳をして足取り軽いミモロです。
