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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

「祇園祭」の山鉾巡行の準備。「大船鉾」の厄除け粽づくりのお手伝い。

2023-07-10 | 京都

「今年も、がんばるんだ~」とミモロは、7月9日。「祇園祭」で各山鉾で授与される厄除け粽づくりのボランティアへ。


ミモロが出かけたのは、「大船鉾」の厄除け粽づくりの会場です。
朝9時から、多くのボランティアの方々が集まり、作業を開始。


ミモロも、作業テーブルについて、作業を始めます。


「祇園祭」の厄除け粽は、京都の北、花脊などの農家の方々が、ひとつひとつ手作業で作ります。
それを各山鉾へ届けられ、それぞれの名前が書かれた紙を付け、その後、ご祭神に奉納し、祈願の後、厄除け粽として授与されるのです。ミモロたちの作業は、その準備…

たくさんの厄除け粽の準備も、すべて手作業で丁寧に行われます。

ミモロは、いけばなの「池坊」で学ぶ学生さんと先生、職員の方とご一緒させていただき、作業しました。

すでに何回も、この作業をしているミモロは、ベテランの域。
「え~と、紙を粽の正面に合わせて…曲がらないように…」

粽の正面に出ている1本の藁を傷つけないように、注意しながら、その下に紙を置きます。

そして裏返して…シールで止めます。

「四」の文字は、大船鉾を持つ「四条会」の印です。

「ミモロちゃん、上手ですね~」と、お隣に座って作業をなさっている池坊の先生。

「はい、毎年お手伝いしてるから~この粽を受け取る人にいいことがいっぱいありますように~って、お願いしながら、作業してるんです」とミモロ。「そうなんだ~」と、やさしい笑顔の先生。「池坊」では、日本の文化や歴史を講義されているそう。

ミモロたちの作業は、2時間近く続きます。


作業を終えた厄除け粽は、段ボールに詰められて、町会所に運ばれます。


今年は、大船鉾の絵葉書のセット作業も…。
学生さんといっしょに、絵葉書をビニールの袋に詰めてゆきます。

「できた~」


すべての作業が終わると、ボランティアの方々には、お弁当が配られました。

「美味しそう~」

一緒に作業をさせていただいた「池坊」のみなさま、ありがとうございました。ご一緒できて楽しかったです。


「お疲れ様でした~」と挨拶して、作業を終えたミモロは、会場を後にしました。


「大船鉾」の鉾は、後祭りに登場します。

ミモロも、7月21日と23日の昼ごろに、お手伝いに「四条会」の会所にいます。
ぜひ、みなさん、大船鉾に来てくださいね~

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カサブランカの花が満開…「いい香り~!」蓮や紫陽花も咲く夏の庭「京都府立植物園」

2023-06-28 | 京都

「わ~いい香り~満開だよ~」とミモロが感激するのは、「京都府立植物園」のカサブランカ


大輪の花が見ごろを迎え、辺りには、香しい甘い薫りは風に漂い、ミモロを包みます。


季節ごとにその景色を変える植物園。今は、夏の景色に…
噴水の周りを取り囲むカサブランカ…本当に見事です。


「やっぱりプロの技は違うね~」と、お家でかつて栽培したことがあるカサブランカですが、ここまで大量に咲かせることは無理。

その景色に夏を感じながら、しばし花を眺めます。

初夏から植物園に咲き始めた紫陽花も、まだ花が楽しめます。


紫陽花が咲く小道を進めば、涼やかな風が吹いてきます。


「似合う?」と花冠のつもり…

ミモロの顔を超えるサイズの花たちが、植物園にはいっぱい。

そろそろ見頃を迎えるのは、やはり大きな花・・・蓮です。


植物園の池には、蓮と紫陽花の両方が眺められます。


「蓮を見るなら、もう少し早く来ないとね~」と。この日は午後だったので、花はすでに閉じてしまっているものも。

「蓮の葉っぱって大きいね~」とその上に乗るミモロ。

池に落ちないでよ~動いちゃダメだからね~…なんとかミモロの体重でも葉っぱの上に乗れました。

今回は、大きなお花めぐり…
「これもこれからだね~」というのは、真夏の花の代表選手・・・ひまわり。


毎月、必ず訪れる植物園…季節を感じる素敵な場所です。

やっぱり自然の中に過ごす時間って大切だよね~


「また来るんだ~」と毎月楽しみにしてる場所…それが「京都府立植物園」です。


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[百人一首」で知る平安時代の京都。研究家、河田久章先生が代表を務める「京都百人一首・かるた研究会」

2023-06-25 | 京都

百人一首のかるたを前に「坊主めくりしかしたことない…」というミモロ。

「実は、百人一首は、平安時代の京都を知る上で、とても素晴らしいものなんですよ」と教えていただきました。

この日、お友達に誘われて伺ったのは、京都西陣会館の西側。

駐車場の向こうに見える建物に向かいます。「へぇ~こんなところに入れる建物があるんだ~」と、堀川通に面した「西陣会館」には、何度も訪れているミモロですが、同じ敷地内にある建物は、上階は西陣団地になっていて、2階には、団体客向けのレストランがあります。その1階と地下には、伝統工芸の工房や資料館などがあるのです。

「ここ?」

そう、この日目指す「京都百人一首・かるた研究会」の事務所はここですよ~

「この階段下がるの?」古い建物だけに、地下に通じるエレベーターはなく、急の階段のみ…ゆっくり気を付けて…


地下1階にある「京都百人一首・かるた研究会」の事務所とたくさんの資料が並ぶスペースです。


そこでミモロがお会いしたのは、この研究会の代表をなさっている河田久章先生です。
「初めましてミモロです~。あの~百人一首って、坊主めくりしかしたことないんですけど…どういう魅力があるんですか?」とミモロ。

「それは、もったいない~百人一首ほど、平安時代の京都の様子や人々の心の動きなど、本当にいろいろなことを読み解くことができるんです」と河田久章先生。

百人一首の研究家として、書籍なども執筆。


百人一首を通して、平安時代の京都の町を紐解く講演会や講座、ウォーキング勉強会なども主宰なさっています。

河田先生と百人一首の出会いは、子供の頃。戦前からご家族でよく百人一首のかるたをなさっていたのでそう。
和歌に表された世界は、河田先生の心を捉え、そこから平安時代の京都に強く引き付けられることに。
東京などでお仕事をなさった後、京都に暮らしはじめ25年。本格的に百人一首の研究にその勢力を注ぎます。

[いろんなかるたがある~」

事務所スペースの壁面には、いままで集めた資料や書籍などが、所狭しと並び、古典からアニメ本まで、百人一首に関係するものが…。

「すごいみんな読んだんだ~」


8世紀末から12世紀末まで、400年間にわたる日本史の中でも長~い平安時代。
その歴史は、華やかな宮廷文化を生み出したと同時に、さまざまな権力闘争が繰り広げられた時代です。

「百人一首は、その時代を見てゆくのに、素晴らしい魅力を備えているんですよ」と河田先生。

「結構、平安時代の京都のことって、あまり知られていないんです」という河田先生。
そこで、百人一首の歌に関係する場所などを訪れるウォーキングツアーなども行っています。

この日は、10時から先生の講義が行われました。

ミモロも特別に参加させていただくことに…。

「百人一首は、勅撰和歌集から選ばれたもので、その選者は藤原定家です。登場するのは、平安時代の歌人ですが、白鳳時代の天智天皇と持統天皇、柿本人麻呂など7名は、「万葉集」などの歌を平安時代の歌にして登場させています。
男性は79名、女性は21名で、男性の天皇、皇族、貴族など身分が高い人が中心で、特に優れた歌仙に選ばれた人が53名が登場しています…」
ミモロは、興味津々…「前に、百人一首について習ったことあったことも忘れてた~」と、学習が見につかないミモロでした。

講義の後は、参加者によるかるたの時間が…


机の上に並べられた札を真剣に見つめます。

江戸時代から人々に普及したかるた…今やさまざまな競技大会が開かれ、ゲームの格闘技とまで言われる激しいものに…。
それも、百人一首の楽しみ方のひとつ…。

かるたは、小さなミモロにとっては不利。手が伸びませんから…

そこで興味を抱いたのは、やはり歌自体…。九条道家の命により、文暦2年(1235)完成した「新勅撰和歌集」が「百人一首」の原型と言われます。でも、現在まで受け継がれる百人一首とは、登場する歌人に違いが…。現在の元になったと言われるのが、後に、定家が、親戚にあたる宇都宮蓮生に依頼された嵯峨の山荘に飾る色紙。

「百人一首は、嵯峨で生まれたと思っている人もいますが、宮中の和歌の専門部署で作られています」と。

今、多くの人が知る「百人一首」の99番目は後鳥羽院、そして100番目は順徳院ですが、完成当時、鎌倉幕府に反旗を翻し「承久の乱」を興し、島流しになった二人の院の歌は、幕府への配慮から外され、別の歌人のものが…。

後の定家の色紙には、二人が登場。でも、優れた歌人として知られる定家と後鳥羽院は、歌のことで対立し、定家は排斥。しかし、その後起こった承久の乱で、後鳥羽院が島流しになり、再び表舞台に返り咲くことに。自分の運命を翻弄した後鳥羽院ながら、その歌の才能を認めていた定家は、歌人としてリスペクトしたのかも…。

「あ、後鳥羽院って、法然上人と親鸞上人を島流しにした人だよね~」とミモロ。ミモロが何度も訪れている鹿ケ谷の「安楽寺」の鈴虫・松虫の女房たちの話も頭に浮かびます。百人一首に登場する歌人それぞれの人生を思うだけでも、興味深いものがあります。

さまざまな時代背景を映し出す「百人一首」。
大人になってから、じっくり読み込むと、その面白さが伝わってくるのだそう。

15年前に創立した「京都百人一首・かるた研究会」には、そんな方々が多く参加なさっています。


「また、百人一首のお勉強しようかな?」と、河田先生のお話を伺って思うミモロでした。
 

ぜひ「百人一首」に興味を持たれた方は、「京都百人一首・かるた研究会」へ。
お問い合わせ先:090-9879-1010(河田)まで

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心地よい憩いの場所に整備された「府立鴨川公園」。「目玉の松ちゃん」の胸像も気持ちよさそう

2023-05-26 | 京都

「この公園、すごくキレイになって、のんびりするのにいい場所になったね~」とミモロがいうのは、「府立鴨川公園」。


ここは、出町柳駅から、「下鴨神社」に行く途中にある公園です。

以前から、公園はあったのですが、最近、さらにベンチなども整備されて、のんびり過ごすのに心地よい場所になりました。
「あっちに行くと、糺の森に行くんだよ~」と指をさしミモロがご案内。


木々が茂る公園…広い芝生のスペースがあります。


その公園の中ほどにある胸像。

これは、岡山出身で、京都で活躍した「目玉の松ちゃん」の愛称で親しまれた時代劇のスターだった尾上松之助の胸像です。

「どうしてここに胸像があるの?」とミモロ。

映画監督の牧野省三に、ケレンを特徴とする演技をかわれ、多数の牧野監督作品に出演しました。ギョロッと大きな目を動かす表情から、「目玉の松ちゃん」と呼ばれるようになったそう。

でも、彼の胸像が立てられたのは、映画スターということだけではなく、彼が行った社会貢献に京都府が感謝の意味を込めているからなのです。

大正14年に、彼は、京都府に対し、社会福祉事業資金に多額の私財を寄付。その寄付金を基に、京都市南区に低所得者向けの住宅を20戸建設。その住宅は「松之助出世長屋」と呼ばれ、居住者は、生活が安定すると新な居住者と交代し、40年に渡り多くの人を支援したのだそう。

その後、住宅は、民間に払い下げられたのですが、京都府は、彼の功績を讃え、後世にその名を残すために、昭和41年に胸像を建立、その偉業は、今に伝えられているのです。

「今、そういうお金持ちって少ないね~どういう風に豊かな私財を使うかって、その人の生きざまを表すね」と思うネコのミモロです。

公園の一角には、まるで舞台のような場所が…


「ここで、コンサートできるかも…」


また、そばには、とてもキレイなトイレも整備されました。

子供ずれで訪れても、安心な設備です。

「う~気持ちいい~」と大きな石の上で深呼吸。


いろいろな場所で町の整備が進む京都です。

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新緑の「知恩院」で阿弥陀如来さまに誓う結婚。両家のご先祖さまの祝福を受けて…

2023-05-25 | 京都

「あ、花嫁さんが来たよ~」と、ミモロが声を上げました。

そこには、白無垢姿の花嫁さん。

この日、ミモロは、いつも自然観察などでお世話になっているお友達といっしょに、同じ会にいらっしゃるメンバーさんのアイさんの結婚のお祝いに、京都東山の「知恩院」に行きました。


浄土宗総本山の「知恩院」。そこの「阿弥陀堂」では、仏前結婚式が行われます。

「仏前結婚式って、どういうの?」と興味津々のミモロ。教会の結婚式はよく知っていますが、仏前結婚式はあまり知りません。

「御式には、出席しないけど、お友達にお祝い言いに行きましょうね~」と誘われたミモロは、式が始まる前に境内に到着し、一目でも、その様子を拝見したいと思ったのでした。

境内の「阿弥陀堂」のそばで待機。しばらくすると、「ゴーンゴーン」と僧侶により、式の開始を告げる鐘が打たれ、周囲に鐘の音が響きます。


「いよいよアイさんいらっしゃるね~」と、「阿弥陀堂」に続く渡り廊下を見つめます。


僧侶に続き、姿を現した花婿さんとアイさん。

さすが浄土宗の総本山…その建物の大きさと厳粛な雰囲気は、今までミモロが見た結婚式場とは異なります。

じっと見つめるミモロに気づいたアイさん。白い綿帽子の中から、ニッコリと素敵な笑顔を見せてくれました。

「わ~キレイ~素敵だね~」とミモロ。

手には、薄紅色の花が…
白無垢の衣装に花束が、幸せを象徴しているよう…

結婚式をコーディネートする会社のスタッフの方が、二人をサポートしています。

挙式を行う「阿弥陀堂」へしずしずと入場。

阿弥陀如来の前で、厳かに式が行われるのです。


仏前結婚式では、「行華」(あんげ)というご本尊に七本の花を捧げる儀式が行われるそう。
「仏本行集経」の故事に基づいたもので、新婦が持っている7本の花から5本の花を受け取り、二人でご本尊の前に進み、花を捧げ、焼香する儀式です。

「あ、あのお花、ただの花束じゃなかったんだ~」と初めて知ったミモロです。
道理で、ピンク色の花は、教会で挙式する花嫁さんの花束とは異なり、バラバラで、丈も長めでした。

挙式には、参列せずに、外で待っているミモロは、御堂の中から聞こえる読経や僧侶の声に耳を澄ませていました。


ご先祖さまにも二人の結婚のご縁を感謝し、共に生きてゆくことを誓う儀式が続きます。

実は、アイさんは、浄土宗の門徒ではありません。「知恩院」での仏前結婚式は、宗教、宗派を問わないもの。だれでも挙式することができるのです。

宗派はともかく、ご先祖様にご縁を感謝することは、参列するご親族も、そのご縁をいっそうありがたく感じるとか。

挙式の時間は、約1時間。ミモロ達は、御堂の前で過ごします。
「あ、梅の実が落ちてる…」

ミモロは、地面に落ちた梅の実をサッカーボールのようにドリブル。なんでも遊ぶミモロです。


やがて、御堂の扉が開いて、アイちゃん夫婦が姿を現しました。


厳かな式を終えて、ホッとした表情のお二人。


その後、境内のいろいろな場所で記念撮影などが行われ、その後、ご親族での会食へ。
ご主人がそっと伸ばす手には、数珠が揺れています。

これから、ずっと手をつなぎ合って、人生を歩むお二人…
「お幸せに!」と、周囲の人たちから祝福の声があがります。

「いい感じのお二人だったね~。仏前結婚式って、ご先祖様に見守られているようでいいね~」と、一緒にアイさんを祝ったお友達。


確かに、広々した場所で、阿弥陀様に誓う結婚の儀。

いろいろな挙式会場がある中でも、特別感にあふれたもの。
ピカピカと輝くような陽ざしが降り注ぐ新緑が、二人の門出を祝っているよう…

どうぞ末永くお幸せに…

*「知恩院での結婚式」の詳しい情報はホームページで

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