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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

[京の夏の旅」新選組結成160年。新選組ゆかりの島原の置屋「輪違屋」へ

2023-09-06 | 歴史・史跡

「え~と、確かこの辺り…」キョロキョロ。

ミモロは、この日、先日訪れた「壬生寺」から南へ向かいます。この辺りは、「島原」と言われるかつての花街。
今も、江戸時代の風情を留める町並みが広がっています。


「島原って、九州みたい…」と思う方もいらっしゃるはず。実は、このエリアの正式名称は、「西新屋敷」というのですが、寛永18年(1641)に、当時六条三筋町にあった花街が現在の地に移転するとき、大混乱になり、その様子が、「島原の乱」を思わせると、人々が茶化したことから「島原」と呼ばれるようになったのだそう。

「よっぽどすごいお引っ越しだったんだね~」と、とても想像できないミモロです。

移転以後、公許の花街として発展。遊興、宴会のみならず和歌や俳句などの文芸も盛んで、京都の文化サロン的な役割も果たしていたとか。

現在、当時の面影を留めるのは、重要文化財の「角屋」と京都市指定文化財の「輪違屋」と大門です。

「角屋さんは、前にリポートしてるから、そっちを見てね~今回は、輪違屋をリポートします」と。


「輪違屋」の名前は、2つの輪が重ならず、ずらしたデザインが物語ります。

屋根や瓦、暖簾など至るとこに「輪違」のデザインが施されています。

「知恵の輪みたいだね」と思うミモロ。

さぁ、中へ進みましょう。


創業300年を超える「輪違屋」は、太夫や芸妓を抱える「置屋」です。つまり、ここは、彼女たちの生活の場、礼儀作法をはじめ、書、和歌、舞などさまざま文化的教養を厳しく仕込まれる場でもあったのです。


「あれ~襖になんか紙が貼ってある~」

今は、襖の素敵な装飾になっている紙は、太夫や芸妓さんなどがお客様に当てたお手紙の下書きなのだそう。

「わ~きれいな文字…こんなお手紙もらったら、また会いに行きたくなっちゃうね~やっぱりきれいな文字書けると素敵だよね」と、ちっとも文字が上達しないミモロ。

さて、映画などで島原の「太夫道中」は、それぞれの置屋からお客の招きにより、揚屋へ出向くための儀式。禿を従え、大きな傘を差し、八の字を描くようにゆっくり足を進める堂々とした道中です。

「昔、ここから太夫たちが出発したんだね~」と。

島原は、新選組の屯所からもほど近い場所。「輪違屋」の屏風には、りっぱな書が…

「誰の書だろう?」とよく見ると、

近藤勇の書でした。

「すごく立派な建物だよね~」

落ち着いた風情のお庭が、今も手入れされ、訪れる人を和ませます。
「あ、ここにも新選組ぽいものがあるよ~」と突然、廊下で足を止めたミモロ。
足元を見ると、廊下の板のつなぎ目が、まるで新選組のだんだら羽織のような模様になっています。

う~これは、別に新選組とは関係ないと思うけど…

「二階も見学できますよ~」と言われ、よく磨かれた階段へ

「昔の人、よく階段落ちなかったよ~」と思いながら上へ。


2階は、撮影ができませんでしたが、道中傘の紙や本物の紅葉を使った襖のお座敷などが見学できます。


「こんな広い建物を、キレイにお掃除して、維持していくの大変そう…」と思うミモロでした。


「京の夏の旅」は、9月末まで、少し暑さも和らいだ京都…ぜひ、いらしては?

「さすがに36度じゃないけど、十分暑いから、熱中症対策をお忘れなく!」

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「第48回京の夏の旅」文化財特別公開。新選組結成160年&世界遺産。まずは新選組ゆかりの場所へ

2023-09-03 | 歴史・史跡

7月8日から9月30日まで開催の「京の夏の旅」。今年のテーマは、「新選組結成160年&世界遺産」です。


もっと早くご紹介すべきところですが、あまりの猛暑で「少し涼しくなってから~」と思っていたら、9月になってしまいました。今だに、気温36度という猛暑の京都…「もう行かないと…」とミモロに催促されて出かけることに…。

新選組ゆかりの場所は、京都の町の西側、四条大宮から丹波口エリアにあります。

新選組がテーマということで、ミモロも「だんだら羽織」姿で…。
しっかり刀も差して…その姿で、すっかり男の子のクマと言われますが、「いいの、今回は…」とすっかり隊員になり切っているミモロです。

まず訪れたのは、「壬生寺」そばの「旧前川邸 東蔵」です。ここは「京の夏の旅」の初公開。

りっぱな門構えの前川家は、屋敷面積443坪、部屋数12間というお屋敷。この壬生エリアにかつて10家ほどあった「壬生郷士」と言われ名字帯刀を許された武家風の暮らしぶりをする1軒です。

掛屋と言われる両替商を営み、京都御所や京都守護職などの公的機関の出納を担当していたそう。

金銭に関わる大切な証文や多量の現金を保管するために、お蔵は、分厚い扉で守られ、内部には、床下に深い金庫が作られています。

「この扉なら火事でも中は安全だね~」と思われる重厚な蔵の扉。

「盗賊も入れないね~雲霧仁左衛門も手が出せないかも…」とテレビで時代劇を見るのが好きなミモロ。

その蔵の内部は撮影ができないので、お話だけで…
大きな梁が渡る蔵…その下に掘られた井戸を思わせる金庫…そこにものをいれるために、梁には滑車がついています。
ガイドさんのお話によると、元治元年(1864)に、ここで土方歳三による古高俊太郎という人の拷問を滑車に吊るして行われたのだそう。当時、古道具などを扱う商人桝屋喜右衛門として京都に暮らし、尊王攘夷を唱える武家や公家などとも交流していた古高俊太郎。その動向を怪しいと思った土方歳三は、その屋敷に踏み込み、武器や攘夷派の人との書簡などを押収。彼を捕獲し、拷問により、御所に火を放ち、京都守護職などを殺害しようとする計画のための池田屋での集会を突き止め、「池田屋事件」へとなります。

拷問では死ななかった古高俊太郎は、その後、獄舎に移され、禁門の変のどさくさで他の囚人と共に斬首されます。享年36歳。時を経て、明治24年に正五位に賞されます。

また、近藤勇らと共に新選組を結成し、副長や総長を務めた山南敬助。後に近藤勇らと意見を異にし、新選組内での立場を喪失。「江戸に行く」という置手紙をして隊を離れことに。しかし、それがご法度の脱走となり、捉えられ、切腹したのが、この「前川邸」だとか。享年33歳。

広い屋敷の前川邸。

新選組の隊士が滞在していた場所です。

「どうぞ、こちらに来てください」とガイドさんに促され、外へ。
蔵の側面に置かれた出格子の説明を…

「ここ見てください」と格子戸の側面を指さします。
「ホラ、一部えぐられているでしょ。これ刀傷なんですよ」と。

ざっくり切り落とされたような刀傷…「よく切れる刀だね~でもきっと刃こぼれしたかもね~こんな感じかな?」

ミモロは刀を抜いて、切りつけるマネを…すぐ何でもやりたがる性格…。

昔、このエリアは、壬生菜などの畑が広がっていた場所。そこに壬生屯所を作った新選組。
「きっと昔、このエリア歩くの怖かったかも…」と想像します。

さぁ、次の場所へ移動しましょう。

*「京の夏の旅」は、拝観料各所800円。公開時間は、10:00~16:30(場所により公開日と時間に変動あり)

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天智天皇をご祭神とする「近江神宮」。文化・学芸・産業の祖神。琵琶湖ホテルで頂く「百人一首ランチ」

2023-03-23 | 歴史・史跡

京都から、日帰り旅におすすめの琵琶湖エリア。ミモロは、湖畔の西側に点在する神社をめぐる「初春の湖信会三社めぐり」ツアーに参加して、2番目の目的地「近江神宮」へ。


近江とゆかりの深い天智天皇をご祭神に、昭和15年に創建された神社です。歴史は、他の神社仏閣に比べ浅いものの、大化の改新をはじめ、日本史に大きな影響をもたらした天智天皇。かつて都を築かれた近江大津陽旧跡の地に昭和神社建築の技術を結集し見事な本殿、拝殿などが築かれています。


「天智天皇って、山科の手前に御陵があるよね~前に行ったことがある~」とミモロ。奈良の都から、遠く離れ、日本の国防のために近江にいらし、かの地で崩御なさいました。

大化の改新でその名が知られる天智天皇ですが、日本で初めて時計を作り、統一した時刻制度を築かれたのだそう。
境内には、古代の火時計が…

「あれ?これロレックス社の寄贈だって…」と目ざといミモロ。
他にも、オメガ社寄贈の水時計なども…「国内だけでなく、世界的な時計メーカーがリスペクトしてるんだ~」と。
境内には、「時計館」があり、日本の時計の歴史を物語る貴重な品々が多数展示されています。

「これ日時計だね~」と境内に置かれた日時計に興味津々。


「ここに立ってたら、ミモロの影で時刻わかるかも…」と日時計の中心部に立つミモロ。

なんか体形がシャープじゃないので、よく時刻がわからないかも…。

また、天智天皇は、産業の発展にも力を注がれ、石油や天然アスファルトなどの採掘もなさったとか。
さらに、国の宝である人材の育成も重視され、学問所を設けたり、教育制度の整備なども尽力なさったのだそう。
「へぇ~知らなかった~」とミモロ。あまり学校で、そのことは習わない気がします。

さらに…小倉百人一首の一番初めの歌、「秋の田の…」も天智天皇の御歌。それに由来し、ここは「かるたの聖地」とも呼ばれています。ここではかるたの名人クイーン位戦や高校選手権など、競技かるたの大会が多く開催されています。


その会場にも使われる場所へ。
 
ここでも、神職さんから、新春のお祓いをして頂きました。

神社に関するいろいろなお話をご神職の方に伺えるのも、このツアーの楽しみ

「また、ゆっくり伺いたいと思います」と、初めて来たミモロは、もっといろいろなところを見て回りたいと…。
まだまだ時計のことを知りたいミモロです。


と、その時、「グ~」とミモロの腹時計がランチの時を刻みます。
「あ、時間を守らなくちゃ~もうお昼かな?」とミモロ。「はい、みなさんバスに戻ってください~ランチの場所に移動します」とこのツアーを主催する「びわ湖大津観光協会」の方。

「は~い」と急いでバスに向かうミモロです。


**「近江神宮」の詳しい情報はホームページで

再びバスに乗って、琵琶湖の西岸沿いに進みます。

窓に広がる琵琶湖の景色…「なに食べられるのかな?」と景色より、ランチの内容が気になっているミモロでした。

やがて、バスは、「琵琶湖ホテル」に到着。

琵琶湖畔に立つホテルは、すべてレイクビューの客室。「お部屋から、琵琶湖の景色眺められるんだよね~」と以前宿泊したことがあるミモロ。夏休みに海まで行けなかったので、ここで過ごしたことがあります。

ツアー参加者のための貸し切りのお部屋へ。

この日用意されたのは、「百人一首ランチ」です。春の宴に用意されたランチメニュー(3900円)。
「なんか美味しそうなものがいっぱい…」とお品書きを見ながら、ワクワク…。

「わ~キレイ~」ミモロの前に運ばれたお膳には、春の味わいがいろいろ。鯛のおつくり、アンコウの揚げ物なども…

ゆり根饅頭などの蒸し物も頂きました。


〆の甘味は、「近江神宮」にちなんだ叶匠寿庵のあも歌留多です。


「ごちそうさま~」とあっという間に平らげたミモロ。
「美味しかったけど…まだ食べられる…」と、ホテルのラウンジのケーキを見つめます。


ミモロ、まだお腹空いてるの?う~ん…「腹八分がいいんだよね~」と言いつつも、バスでチョコレートを食べたミモロでした。

「さぁ、バスに乗ってください~」との声で、最終目的地の「建部大社」に向かい「琵琶湖ホテル」を後にしました。


*「琵琶湖ホテル」の詳しい情報はホームページで

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琵琶湖畔の神社巡り。びわ湖大津観光協会が主催した「湖信会」の3社へのツアー。まずは、「日吉大社」へ

2023-03-22 | 歴史・史跡

「今年もよろしくね~」とミモロは、「日吉大社」の猿のおみくじに挨拶。


今年の始め、ミモロは、滋賀県の大津へ出かけました。


この日、「びわ湖大津観光協会」が主催するツアーで、琵琶湖畔にある神社3か所への初詣へ。
大津駅前に待機していたバスに乗車。


ガイドなどの声が聞こえるイヤホーンを装着。「これすごく便利なんだよね~」

最近は、ガイドさんの姿が見えなくても、その説明を聞ける高性能のイヤホーンが導入されています。

今回のツアーは「初春の湖信会三社めぐり」です。
「湖信会」というのは、琵琶湖の西側に点在する10の社寺「比叡山延暦寺」「日吉大社」「近江神宮」「三井寺」「石山寺」「岩間寺」「立木観音」「建部大社」「西教寺」「浮御堂」が、その魅力を多くの人に知ってもらおうと、昭和33年に神仏・宗派を超えて結成された会。

その10社寺の御朱印が集められるオリジナル御朱印用紙もあります。

今回は、「日吉大社」「近江神宮」「建部大社」をめぐります。

初めに訪れたのは、「日吉大社」です。

創建は、およそ2100年前、全国に3800社以上ある山王・日吉・日枝神社の総本宮。「東京にも日枝神社とかあるよね~」とミモロ。
平安京の北東、鬼門に当たることから、都の守護社であり、また比叡山延暦寺の鎮守神でもあります。
「比叡山延暦寺の表って、琵琶湖側だよね~」とミモロ。神仏習合の時代、「日吉大社」は、延暦寺の一部として治められ、その間、いろいろなことがあったのでしょう…明治時代に神仏分離、廃仏毀釈が行われた時、僧侶と神職が激しく対立し、多くの仏像などが損傷を受けたとか。「今は、仲良しだよね~」


境内には、西本宮、東本宮という国宝・重要文化財の建造物が見どころに…。

「あ、お猿がいる~」と西本宮楼門の上にいる猿を見つけたミモロ。

「日吉大社」の神猿で、「まさる」と読み、方位除け、厄払いの御利益で知られます。

ミモロ達は、境内の中をいろいろ歩き、「東本宮本殿」に進みました。


そこで、このツアーの特典でもある新春のお祓いを受けるのです。


ご祭神を大山咋神(おおやまくいのかみ)五穀豊穣、家内安全のご神徳もそなえた神様です。

日枝造りという、両側にひさしが広がる特徴的な造りの本殿です。

「ようお詣りされました」と御神職。


「日吉大社」には、立派な神輿があります。


4月12日~15日、7基の神輿が登場する勇壮な神事「山王祭」が行われます。
 
「一度は、ぜひ見たい祭りだね!」というミモロ。「毎日、通わなくちゃいけないかも…」と行く気満々。


だれかお友達誘わなくちゃね~

*「びわ湖大津観光協会」の詳しい情報はホームページで
いろいろな大津に関するツアーが企画されています。ぜひ旅の参考に…



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[第57回京の冬の旅」。40年ぶりの公開「東本願寺 大寝殿・白書院」へ。3月16日まで

2023-02-13 | 歴史・史跡

「広い~さすが東本願寺…」とミモロが訪れたのは、京都の真宗大谷派の本山「東本願寺」の大寝殿です。


3月下旬まで開催されている「京の冬の旅」。非公開文化財特別公開です。訪れた「東本願寺」の大寝殿・白書院は、40年ぶりの公開。ここは3月16日までの公開です。

 
親鸞聖人を開祖とする浄土真宗の「東本願寺」は、慶長7年(1602)徳川家康から寄進された土地に建立。
「さすが門徒の多い本願寺…どの建物も立派だよね~」と、京都の寺院の中でも、建造物の規模や立派さでも屈指のお寺です。何度も火災で焼失したにもかかわらず、その都度、全国の門徒の方々の尽力で再建。現在の明治期に建てられた「御影堂」「阿弥陀堂」「御影堂門」など6棟が国の重要文化財に指定されています。
「だって、場所だっていいよね~京都駅のすぐ近くだよ~」とミモロ。

さて、今回公開されたのは、通常参拝できる場所ではない「大寝殿と白書院」です。
「広い…」と毎回訪れては、その規模に圧倒されるミモロ。

「大寝殿」の建築面積は、約945平方メートル。「お掃除大変だよね~」とミモロ。もちろんお寺に関わる方々が毎日掃き清められ、小さなゴミもありません。

さて内部も広~いお座敷…。ここは、法要儀式の場。「格式の高さを感じさせるお座敷だね~」とミモロも身が引き締まる思いです。

注目は、明治に京都画壇で活躍した竹内栖鳳が描いた障壁画。

「どうぞ近くで見てください~」とガイドの方。「お写真も撮影できますよ~」と。

描かれているのは、竹林に雀が遊ぶ姿です。
「なんか本物の雀みたい…可愛い~」とそばでじっくり見るミモロ。

この絵のテーマは、「歓喜」で、仏に教えに出会った喜びを表現しているのだそう。

次に向かったのは、長い廊下を経て至る「白書院」です。

「廊下、雑巾がけするの大変そう…」と、視点に生活感あふれるミモロ。

明治44年(1911)に竣工した「白書院」は、敷地内の中央部に位置します。


外観は、質実剛健という感じですが、内部に入ると「うわ~」と思わず声が漏れるほど、豪華。
金箔に覆われた襖や棚など、雅な雰囲気がそこに…。「なんてキレイな襖絵なんだろ…」


「夜、和ろうそくの光で過ごしても、ここなら明るいかも…」と。書院の棚の後ろの壁にも描かれた絵…。

細部まで、絵師や建具の職人の見事な技を感じさせます。

「天井も立派だね~」と見上げるミモロ。格天井が、そこに過ごす人の格の高さを物語るよう…。

描かれているのは、風にそよぐ藤の花…「鳳凰だと思った」とミモロ。そう思うのは、ミモロだけではないようです。

ここは、建築家 亀岡末吉の独創的な意匠で作られた場所。
正面の床の間には、鶴の姿が…
 
「こういう場所じゃないと、似合わない絵だね~」と。


広いお座敷は、法要や来賓の接待などにも使用されるそう。

外に目をやると、「白書院」の前の庭には、能舞台があります。

現在、修復保存のため、能舞台には、松の絵がありません。
「本当は、こんな感じです…」とガイドの方が見せてくださった資料写真。


「ここで、どういう人たちが能の舞台を楽しんだんだろ?」と想像するミモロです。
きっと夜に能舞台が行われたら、さぞや幽玄な時が過ごせることでしょう。

3月16日まで「京の冬の旅」で公開。ぜひ訪れたい場所です。

*「東本願寺」の詳しい情報はホームページで

「ホントに、広いね~」と、廊下を進むミモロ。走っちゃだめよ~「うん、学校じゃないけど、廊下は走っちゃダメなんだよね~」


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