goo blog サービス終了のお知らせ 

ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

ぬくもりを感じる雑貨たち。寺町通りの「菊屋雑貨店」でいいもの見つけたぁ!

2011-08-21 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね
ある日、ミモロは、寺町通りをお散歩に。
京都市役所の近くで、ふと一軒のお店で立ち止まります。そこは「菊屋雑貨店」。

「あ、なんかカワイイものがあるー」

お店の前には、麻でできたシンプルなショッピングバッグが。
「ネコのイラストがオシャレ!使いやすそうなサイズだね」


ミモロは、店の中に入って、もっといろいろなものを見たくなったよう。


「あのーちょっと見せてください」と声を。
「どうぞ、どうぞ、ゆっくりみてください」とお店の方。
ここにあるのは、木工家具、布の雑貨、器、ホームアイテム、アクセサリーなど
どれも手のぬくもりが感じられるものばかり。

体にやさしい素材で、安心して使えるものが、このお店の品選びのベースになっています。
フェアトレードや障害がある方が作られた品など、商品の良さで選んだ品揃えも特徴のひとつ。


「この椅子カワイイ!座るのが楽しみになるね。お部屋が明るくなりそう・・・」

カラフルな木をタイルのように貼った座面の椅子は、京都の北山杉を使った「ひなギク工房」の作品です。
京都らしい品のひとつです。

「小さなバッグも、なんかとてもいい感じ。このスリッパも履いてみよう」


「わーきれいな色の糸・・・」

「このグラスも素敵だなぁー」

「ねぇねぇ、見て見て、レターセットもあるよー」

「こっちには、器もいろいろあるよー」
若手の陶芸家やガラス作家などの作品も並びます。


お店のあちこちを見て回るミモロ。
「好きなものが、いっぱいあるー」と、もう夢中です。

「よかったー気に入ってくれて。新しい商品も次々に入って来るし、いろいろな企画展もやってますから、
ときどき覗いてみてくださいね」と、笑顔が素敵なお店の方。


「ハーイ。また寄ります。いいとこ見つけちゃった。ウフ」と嬉しそうなミモロです。


京都には、個性的な雑貨店がたくさんあります。町歩きをしていると、町家や古いビルの中に見つける雑貨屋さん。つい覗きたくなります。若者向けと、思わずに、ぜひ、入ってみてください。思いもよらぬ素敵な品に出会うことも。

菊屋雑貨店:京都市中京区寺町通押小路角 電話075-22-0178 営業時間:12:00~19:00 不定休







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

短時間で京都の歴史と文化を学ぶなら、「京都文化博物館」がおすすめ。

2011-08-20 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね

今年7月にリニューアルオープンした「京都文化博物館」。お買い物や食事に訪れる人が多い
三条通りにある洋館です。

かつて旧日本銀行京都支店だった建物。ミモロは、歴史的建物の別館から、近代的な本館へと向かう途中の
スペースで、京都を代表するものに出会いました。

それは、「まゆまろ」。

国民文化祭・京都2011」の公募で決まったPR隊長のキャラクターです。
(後姿はこんな)

ちなみに、国民文化祭とは、昭和61年から毎年、各都道府県持ち回りで開催される日本最大の文化祭典で、全国各地からさまざまな文化、人が集まり、いろいろなイベントが行われる祭典だそう。
2011年は、京都が、その26回目の開催地で、10月29日から11月6日まで京都各所がイベントの舞台になります。


「秋のお祭りだね。秋が来るのが楽しみ・・・」とミモロ。
町の各所には、ポスターやキャラクターの「まゆまろ」もあちこちに。
来たるべき開催を、盛り上げます。

秋の京都を訪れる人には、楽しみが増えそうですね。


さて、
中庭のようなスペースには、ベンチが。

「町歩きの休憩場所としていいかも。穴場だね」とミモロもしばらく休憩します。
ベンチで休むミモロは、「本館にはもう、行きましたか?」
と蝶ネクタイ姿のおしゃれな方から声を掛けられました。

「あのーまだです。これから・・・・」。
この博物館のスタッフの方で、親切にミモロを本館に案内して下さいました。

トコトコと後をついて、本館へ。
「京都文化博物館」の本館は、別館とは対照的にモダンな建物。
最先端の展示技術により、京都の歴史や文化を知ることができます。


「これが、改修したときの模型ですよ」と。

「へー。こんな風になってるんだー」と、ガラスケースの模型に興味を抱くミモロです。

本館の1階は、昔の京都の街並みを再現したスペース。
町家を模した「ろうじ店舗」には、食事処やお土産物のお店が入っています。



リニューアルにより設置されたエスタレーターで2階に上がると、そこは、総合展示室。
京都の歴史が、絵巻のように展示され、子供から大人まで楽しめます。

館内では、随時、さまざまイベントが開催されています。

京都を訪れたら、ぜひ一度足を運んでみては?
短時間で、京都の歴史・文化をダイジャスト版で学べますよ。

*「京都文化博物館」の詳しいことは、ホームページをご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この夏リニューアルした京都文化博物館。旧日本銀行京都支店の歴史的建物へ。

2011-08-19 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね


7か月間におよぶ大規模改修工事の後、今年7月9日にリニューアルオープンした「京都文化博物館」。

三条通りにある歴史的建物で、その近くを何度も訪れながら、
まだ、中に入ったことがないミモロです。

「今日は、ちょっと中に入ってみようと・・・」と。



ここは、もともとは、「旧日本銀行 京都支店」だった建物。
明治39年(1906)に完成したこの建物に、日本銀行京都出張所が入り、
昭和40年(1965)まで、銀行としての業務を行っていました。
その後、日本銀行は河原町二条に移転。
この建物は、財団法人古代学協会の所有となり、国の重要文化財の指定も受けました。

昭和61年(1986)に京都府に寄贈され、その後、京都の歴史・文化を紹介する博物館として
一般に公開されています。

レンガ造りの2階建ての建物は、緑色の屋根は、銅板葺。三条通りに面し左右対称に設計され、
白い花崗岩が赤いレンガの壁面の洒落た装飾になっています。このスタイルは、19世紀後半の
イギリス建築の影響を色濃く受けたもの。

京都の洋館建築を代表するひとつです。




風格が漂うレンガ造りの建物。高い天井まで届く大きな木製のドア。
「今の機能性を重視したビルにはない、重厚感と芸術性を感じるねぇ。」そういいながら、
ミモロは、入口から中へと進みます。
大きな窓からは、陽光が射し込み、内部に明るさをもたらしています。

大理石の床やチーク材のカウンターなど、本物の素材を贅沢に使った内部にも風格が。

ミモロは、昔、カウンターだったところにちょこんと座ります。
「今の銀行より、お金が増えそうな気がするねー」

今は、コンビニなど町の各所に配置されたATMなどで、簡単にお金の出し入れができますが、
銀行の窓口を訪れて、大切なお金を、未来への夢の実現のために、コツコツと預金する
ある種の高揚感は、感じられなくなりました。
第一、あまりの金利の低さに、預金しても増えないという現実。夢を実現することが、
いっそう難しくなっている気がします。
銀行への人々の意識にも、時代の変化があるのでは?

さて、建物の廊下を抜け、ミモロは、本館へ向かいます。


途中に、中庭のようなスペースが。

「あ、喫茶店がある」。ウッドデッキにテーブルが並ぶオープンカフェのような喫茶店です。


でも、よく見ると、喫茶店にしては、やたらドアが分厚い。

「なんか、ずいぶん頑丈なドアの喫茶店だね。ここまでドアをりっぱにしなくていいのにー」とミモロ。
実は、ここは、もともとは金庫室。だからドアが耐火と防犯のために、厚くなっているんです。

喫茶店の内部の設えは、ちょっとクラシックな感じのインテリア。のんびりとお茶やケーキを楽しむ人たちの姿が。

「あ、ここにもいるんだ・・・・わー大きい!」と駆け寄ります。
ミモロが、ウッドデッキで出会ったのは・・・。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

清水の二年坂。竹久夢二を縁が深い香りの専門店「二井三(にいみ)」へ。

2011-08-18 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね

高台寺から清水寺に通じる二年坂(二寧坂とも書く場合があります。今回は、二年坂にします)。

いつ訪れても、京都情緒にあふれる坂道です。
この辺りは、大正、昭和と多くの文化人が好んだエリアで、
なかでも画家であり、詩人の竹久夢二が、しばらく暮らした場所として知られます。

坂道の両脇には、当時の様子をとどめる建物が軒を連ね、
店構えにも、京都らしい風情が。


なかでも、竹久夢二ともゆかりが深いという香りの専門店「二井三」は、もともと文化人が滞在する旅館だったそう。その後、お香の専門店となり、今に至ります。
軒下の暖簾や屋根の看板にも、趣を感じます。


大正6年から始まった夢二の京都暮らし。
はじめの住まいは、「二井三」のすぐ近くの甘味処「かさぎ屋」(前にブログで紹介しました)の隣りに。
その後、高台寺門前の借家に移り住み、東京から夢二を追ってやってきた恋人の彦乃と束の間のしあわせな時を過ごします。


「きっとこの辺りは、夢二と彦乃がお散歩したんだろうね」
ハイカラな大正ロマン・・・そんな時代に思いを馳せるミモロです。


「二井三」の店には、色とりどりの匂い袋や可愛らしいお香立てが飾られ、つい足を止めてしまいます。

「素敵な匂い袋がある。お友達にプレゼントしよう」と、ミモロは、お店の中を覗きます。


夕暮れ時にやってきたので、お店には人影はまばら。「あのーまだ見ていいですか?」
と、遠慮がちに声を掛けると・・・。



「いらっしゃいませ。どうぞ、まだやってますから、いろいろ見てくださいね」とお店の方。

店内には、さまざまなお香が、棚いっぱいに並んでいました。
(商品の撮影ができなかったので、あしからず・・・ホームページで見てください)

ミモロは、鼻をピクピク動かし、「なんかとてもいい香りがする」と。
香りの専門店なので、店内には、常にお香の薫りが漂い、
訪れる人を迎えます。

「この籠、なあに?」ミモロは、店の入り口に積まれた竹かごに、ピョコンと入って尋ねました。


それは、選んだ商品を入れるバスケット。
「スーパーマーケットにあるのは、プラスチックだけど、これは竹製。
やはり京都だねぇー風情がある」と変なことに感心するミモロです。

お店の奥に進むと、そこには坪庭が。
「こういうところに、観光客は感激するんだよねぇ」

営業時間が終わるギリギリのお店で、急いでミモロが店中を歩き回り、選んだのは、お友達にプレゼントする上品な白檀の薫りをベースにした雅な匂い袋とストラップになる小さな匂い袋。

「まだいろいろ買いたかったなぁー。次は、もっと早い時間に来ますね」
そうお店の方と約束して、夕暮れが迫った坂道をトコトコと家路に向かいます。



家に戻ると「これかわいい!すごくいい香り。お友達へのプレゼントは、また買いに行こう」と、ちゃっかり自分へのプレゼントにしたミモロ。

「お香は、洋服や着物をいい香りにするだけじゃなくて、防虫効果もあるんだって・・・」。
そういうと、匂い袋を大好きな服や浴衣が入った引き出しの中に。

「あーいい香り・・・奥ゆかしい日本の香りって感じー」。
周囲に漂う爽やかな香りを思い切り吸い込みます。


*「二井三」の商品は、ホームページに詳しく掲載されています。ぜひ、ご覧ください。通販での購入も可能です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

清水寺周辺をお散歩。老舗の薬味屋さん「七味家本舗」でお買いもの。

2011-08-17 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね
清水寺周辺をお散歩しているミモロ。
「そうだ、おそうめんに入れる山椒が切れたの思い出した!」。そういうとミモロは、
産寧坂を上がり、清水寺に通じる五条坂へと向かいます。


坂を上がりきった角にあるのが、薬味を扱う老舗「七味家本舗」です。



創業は今から350年前の明暦年間で、4代将軍家綱の時代。
黄門さまで知られる徳川光圀が、大日本史の編纂を行い、俵屋宗達が活躍したと言われる時代です。

もともとは、清水寺参拝に訪れる人を、お茶などでもてなす茶店だったそう。
その折出す「からし湯」が人気となり、その後、七味唐辛子を商うお店に発展したのです。

ちなみに、お湯に唐辛子を入れた「からし湯」は、清水寺で滝行をする行者さんへ、体を温めていただこうと、お店からの心のこもったサービスでした。


「料理に山椒や七味を入れると美味しさも倍増。ピリッとした味って、暑い夏にも欠かせないね。
これで、食欲不振も解消できるよねぇー」と、ミモロ。あれ?いつ食欲不振だったの?


「竹の筒を容器にしたのって、すごいアイディアだと思わない?」
昔ながらの薬味容器は、趣もあり、機能性も高いもの。今も竹筒や木製の瓢箪の形の容器は、人気の品。

「あのー、おそうめんに入れる山椒と七味をください」とミモロ。

「はい、いろいろな種類がありますけど、どれにしますか」とお店の方。
店には、様々なサイズの袋詰めの品が並んでいます。
「種類?ホント、たくさんある、えー、どれにしようー」。ミモロは、迷ってしまいました。

そこで薬味の使い方を思い出します。
「いつも大きな容器入りを買って、冷蔵庫で保管してても、気が付くと、香りやピリッとした刺激が消えて、あまり美味しくなくなっちゃうんだった。だから、1回づつ使えものの方が、ミモロにとってはいいかも」。

今回、ミモロが買ったのは、1袋づつ小さく梱包されたもの。

値段は、割高ですが、たまにしか使わない人や、消費量が少ない人には、
賞味期限まで美味しくいただけるおすすめの品です。


「これで、美味しくおそうめんが味わえるー。よかった・・・ホッ」

「七味家本舗」のホームページから、通信販売も利用できます。

こぼれ話・・・
京都の人は、山椒が大好きなよう。関東で山椒をかけるのは、鰻を食べるときが一番多いかも。
でも、うどん、親子丼などの丼ものにも、関東は、七味ですが、京都は山椒や一味が一般的。名物のちりめん山椒などから見ても、京都の食生活に山椒は不可欠な味なのです。



ミモロは、お買い物の後、再び、産寧坂と二寧坂へ戻ります。
坂道の両脇には、京都みやげを売るお店が軒を連ね、終日、観光客で賑わっています。

京都観光スポットの人気ナンバーワンが、実は、清水寺。道理でいつも人が多いはずです。

みやげもの店の一軒に、軒先にたくさんの瓢箪が下がったところが。

そこには、猫のグッズもいろいろ並んでいました。「ネコがいっぱい・・・カワイイー」

ミモロは、ユニークな表情のネコたちに興味津々。

たくさん並ぶ招き猫のマネをして、「ミモロも幸せ招きネコ!」とおどけます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする