michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

ステキな生き方♪『介護百人一首』 '13

2013-04-21 08:02:37 | 健康・身体

毎年楽しみに拝見している『NHK介護百人一首』。

これが始まった頃は、「障碍者とその周りの人」ということだったと思うんですが、

だんだんと高齢者の介護がテーマになってきたようです。

今の自分に直接は関係ないけど、どの作品も心惹かれる。

年々充実してきて、作品の文学性・芸術性まで高くなってきた。

素敵な生き方。 人間って。 心模様。 夫婦愛や家族愛などなど。

作品ごとに、共感したり、涙したり。クスッと笑えてきたり、また励まされたり。

 

24年度の作品100首の中から付箋を付けたのは16首になってしまった。

いっぺんにアップするのは大変なので、少しずつご紹介したいです。

 

               

 

まず、「ユーモア編」。


ボリュームを最高にあげテレビ見る夫(つま)よ我が家は祭りのやうだね

                              江見 眞智子

  夫さまは耳が遠くなってきたそうですが、

  こんなことも楽しいものにしちゃう~。

 

 


「片山さん」「北山さん」毎日変わる僕の名は最終的に猫の名になる

                             佐山 洋樹
 

  作者は実習生。毎日名前を伝えたそうですが、最終日には・・・。

  なんともはや。。 苦笑している作者が見えてくるよう。

 

 

いらだちて拳をあげる夫(つま)めがけじゃんけんぽいとぱあをだしたり

                               森田 富美子
 

  「ぱあ」とひらがなになってるところが良いですねぇ。

  その場の雰囲気がよくわかる。

  …と、詞書を見てみると、ご主人は体の自由が効かないのがもどかしいらしく、

  物を投げてきたり。。

  でも、『ひょうきんを装ってその場を切り抜けて』こられたとか。

  とても賢明な方だと思います。

  

 

               

 

次に「夫婦愛や家族愛編」

 


ぐずぐずと介護のつらさ並べてもほほえむ夫(きみ)と一緒にいたい

                             梅田 康子

  若年認知症だそうです。

  『おとなしくニコニコしている時ばかりではありませんが――』

  とあり、やっぱり良い時ばかりではないようですが、それでも、

  心から愛しておられるんですね。

 

 

 足首を持つ吾(われ)の手と妻の手が触れ合い母のむつきを替える

                               小林 喜代春

  『12年間、家庭で介護してくれた妻に感謝しています』とあります。

  ご夫婦とお母様の三人、心通い合う温かいご家庭。

 

 

年老いてけんかばかりの夫婦でも食べたいおかず相手に譲る

                             平川 克彦

  『介護される母親と介護する父親。お互いうまくいかず、けんかが絶えませんが、

  本当は「ありがとう」と言いたいのだと思います。』

  相手に食べてもらいたいんですね。

 

――つづく――

 

 

 

 

コメント
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