口頭でも、メモやメールなどでも、
「これだけ言っておけば、わかるでしょう」と思っていたら、
チャンと伝わってなかった。
そんな経験、何度もしてきた。
「ちゃんと読んでよね~ 」という思いが出てきたりもするけど、
その人には伝わらなかった、というのは、事実なのよね。
実際には、そうだった、とキチンと受けとめようと思う。
で、逆の立場で自分にもそんな体験が時々。
問い合わせて、そのあと読み返してみたら、
「あら、ちゃんと書いてあったんだわ…」ってことも。
繰り返し読んだつもりでも、目に入っただけで、
理解・認識して脳に届くまではいかなかった、
ってこと、あるんですねぇ~。
(最近もあったんです。)
例えば大工さんて、木をカンナで削ると、いろんな角度から観て確かめ、
手で撫でて感触で確かめて、ってやりますよね。
自分の暮らしの中でも、いろんなモノ、じっくり観るだけじゃなくって、
角度を変えたり、
窓のそばなど明るい所へ行くと
観えるようになることってよくある。
何度確認したとしても、
「チャンと通じてないかもしれない」
「ホントに観れてないかも」みたいな、
『もう一つの目』を
持っていたい、って思うんです。
感じ方や考え方も、そう。
たとえ「ああ、情けない・・・」なんて思ったとしても、
ふと、
「でもさぁ、こういうの なんも感じない人も いるよねぇ」
「却って『よぉ~し』とか、力が湧いてくる人もいるかも」
なんて思えてきたら、
心が軽くなってくる。
自分自身は、そんな風に思えなかったとしても、
少なくとも さっきまでの重苦しい気分は、
確実に薄れてくるんです。