michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

『ハンドサイン』――「聴こえる人も、聴こえない人も」

2012-10-17 11:01:16 | 聴こえ

ゆうべ『ハンドサイン』がテーマの番組を観ました。 ↓

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=300&date=2012-10-16&ch=31&eid=24630

 「ハンドサイン」というのは、『みんなの手話』でも紹介していましたね。

どちらの番組でも、

「耳が聞こえる人も聞こえない人も一緒になって楽しめると評判をよび、人気を集めている」

って。

 

う~ん、正直言わせてもらうと、、

これは「主に 若い方向き」で 「手話が分かる人 や 聴こえる人」

には良いんでしょうねぇ~、

って思いました。

 

私のような、かつての若い人で、

手話は まだまだ勉強中の、中途失聴者にとっては――、

「活気があって元気ねぇ、若いわね」って感じでした。

 

私の場合、聴こえ具合は、聾の手前くらい。

 リズムは 分かる。

 メロディは 彼らの曲だったら、大体、一応 程度。

 歌詞は ほとんど聴き取れず、全て字幕に頼ってました。

 英語の部分は全く聴き取れず、字幕も英語で、一瞬のうちに改行されちゃうので追いつかず・・・、

 また知らない単語もあったりして・・・。

 

ずっと字幕を観て読んでいくので、5人のダンスは なんとなく目に入る という感じ。

手話は、、

ほとんどのシーンで 画面全体で5人が踊っているので、

手の動きまでは あまり読み取れない。

(私は、手話講座や手話ニュースのように、ポイントごとに一瞬動作を止めるような、

字で言えば 楷書のような手話なら、だいたい分かったり ~ 何割か読み取れたり、というレベルなのです。)

そして 手話って、正面から見て読み取るように出来ているんですよね。

横からとか、激しく踊りながらでは、初心者には分かりづらいことも。

 

それでも、メンバーの若い方々が「聴こえない人にも音楽を楽しんでもらえるには――」と

真剣に取り組んでおられる姿は、素晴らしいと思いました。

 

            

私の体験ではね、

例えば、和太鼓。 プロの舞台公演はもちろん、アマのちょっとした演奏でさえ、

こちらの身体の芯まで「ドドーン」と響いてきて、

その瞬間瞬間 響き具合が違っていて正に音楽的で、それらが重なり合い、、

ホンット感動します。

 

 

そして、何年前でしたか、元バレーリーナの「手話ダンス」の公演があって

思い切って、電車を乗り継いで行ったことがあるんです。

まだ若く美しい娘さんなのに 難病でバレーリーナを諦めざるを得なかった。

でも、「手話ダンス」を始めて、

その時も病状良くないのをおして踊ってくださったんですが、

とてもとても素晴らしく

  こころから感動しました。

 

 

どんな立場や境遇にあっても、「共に味わいたい」、「それなりに楽しみたい」といったような、

  心が寄っていくのが 良いなー。

 

 

コメント
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