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8日 チューリッヒ歌劇場  ばらの騎士

2007-09-09 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・


8日 二度目で演出にも慣れ、落着いて聴けました カサロヴァが全開です一幕から聴かせてくれます、二重唱も初日より良かったと思いますニーナ・シュテンメは最高潮は初日かな・・ヤヤお疲れ気味
二幕が楽しめました、オックス男爵(Br)/ アレフレッド・ムフ の存在感が歌唱も初日は声量は有るが??と思ってましたが、余分な力も抜け・・演技,歌唱も素晴らしい
 そして、ワルツが絶妙な味が粋で、しかも時の流れ貴族社会が・・時に翻弄されて行く時代の明 闇 影を奏で最高ですね・・
三幕もオックス男爵と女装したオクタヴィアンの絡みの洒落っ気、歌唱も上手い・・
パパ パパ と子供達も・・可愛い・・NHK児童合唱
 一転・・三重唱で実に美しい・・染み込みます・・涙ものです
伯爵夫人の孤独感、大人の愛・・諦め そして若き二人の恋 二重唱と美しい・・
 今日はカサロヴァとアレフレッド・ムフ に惹きこまれました。
 二度観て,違った印象を受けるのも生の醍醐味ですね、総じて高水準のオペラでした
メスト氏が小澤の後任で、ウィーン歌劇場の音楽監督へ成功間違いないですね。

初日 指揮者とヴェッセリーナ・カサロヴァ が目当に観に行きました。
 今も、放心状態です・・1幕から歌唱、オケ力、精緻なアンサンブルが・・凄いです
1幕終幕の侯爵夫人(S)/ ニーナ・シュテンメ の孤独感、恋、低声域の美しさ,弦の刹那、陰影、陰陽に富んだ旋律が美しい オクタヴィアン(Ms)/ ヴェッセリーナ・カサロヴァ との恋,愛の重唱も素晴らしい・・惹きこまれます 乳白の格子が明と闇をその暗さは伯爵夫人の心の投影であり・・孤独感、人は時とともに・・年輪を重ね・・顔に刻まれていく しわが・・
 2幕が舞台設定が??かな
3幕、伯爵夫人の存在感が際立ってますね
オクタヴィアン(Ms)/ ヴェッセリーナ・カサロヴァ ゾフィー(S)/ マリン・ハルテリウスとの若き恋に 伯爵夫人の諦め・・この対称観がたまらないですね・・
 二重唱、三重唱の見事さ・・旋律が,実に美しい・・バラの香りは 心を悩まし,心を豊かにし・・顔に,心に しわを刻む
 テノール歌手でピョートル・ベチャーラが歌ってました アルフレード・ジェルモンで本領発揮かな・・

R. シュトラウス作曲  歌劇「ばらの騎士」 / Der Rosenkavalier
全3幕 原語上演日本語字幕付 / 初日 1F38-26 23,000円・安い
                 8日 1F 38-36 23,000円・安い
2007年9月8日(土)14:00開演 / 18:20終演予定
会 場 Bunkamuraオーチャードホール

陸軍元帥ヴェルデンベルク侯爵夫人(S)/ ニーナ・シュテンメ
 オクタヴィアン(Ms)/ ヴェッセリーナ・カサロヴァ
 ゾフィー(S)/ マリン・ハルテリウス
 レルヒェナウのオックス男爵(Br)/ アレフレッド・ムフ
指揮 フランツ・ウェルザー=メスト
管弦楽 チューリッヒ歌劇場管弦楽団
合唱 チューリッヒ歌劇場合唱団    演出 スヴェン・エリック・べヒトルフ
装置 ロルフ・グリテンベルク     衣装 マリアンヌ・グリテンベル
照明 ユルゲン・ホフマン
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1834年にチューリッヒに初の常設劇場が誕生。
アクツィエン劇場である。ここは、当時チューリッヒに亡命中だったリヒャルト・ワーグナーの活動の場になった。後に、この劇場は火災のために焼失してしまい、1891年になってからベルヴュー宮殿の近くに、現在の建物が完成。
チューリッヒ歌劇場の歴史は、華やかなハイライトに彩られている。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーのキャリアはここからスタートし、リヒャルト・ワーグナーの「パルジファル」が、初めてバイロイト以外で上演されたのは、1913年のこと。ブゾーニ、ヒンデミット、R.シュトラウスなど著名な作曲家たちが、チューリッヒの音楽と劇場の発展に大きな影響を与え、ベルク作曲「ルル」、ヒンデミット作曲「画家マティス」、シェーンベルク作曲「モーゼとアロン」など、多くの作品の初演や世界初演が行われた場所でもある。
1975~86年まで総裁を務めたDr.クラウス・ヘルムート・ドレーゼのもとで、チューリッヒ歌劇場の水準は著しく向上。中でも、ニコラウス・アーノンクールを指揮、ジャン=ピエール・ポネルを演出家兼舞台美術家として招いて開催した、「モンテヴェルディ・チクルス」は国際的に高く評価されている。
1991/92年のシーズンからは、アレクサンダー・ペレイラが総裁に就任。そのシーズン・オープニングは、ロバート・ウィルソン演出による「ローエングリン」。この作品はちょうど100年前に市立劇場のオープニングを飾った演目でもある。
チューリッヒ歌劇場は1995年に州立劇場になった。このシーズンから、それまでロンドン・フィルの首席を努めていた、フランツ・ウェルザー=メストが歌劇場の首席指揮者に就任。
2002年9月から、ウェルザー=メストは、クリーヴランド管弦楽団の首席指揮者を兼任しているが、チューリッヒ歌劇場との結びつきは変わることなく、2005年9月には音楽総監督に就任。 2007年9月に、待望の初来日公演を行う。

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秋川雅史もショック「パバロッティがテノール身近に」 9月7日17時2分配信 夕刊フジ
 「テノールという分野を世界中の人々に身近にした人であり、オペラ界のその何百年の歴史の中でも最も功績を残した人と言えるでしょう」
 (オペラの貴公子ともてはやされる)・・(オペラで聴いたことありませんが)・・秋川雅史(39)も大きなショックを受けたルチアーノ・パバロッティ氏の悲報。
 1988年「第3回ルチアーノ・パバロッティ・コンクール」で優勝したソプラノ歌手、中丸三千繪(47)は、その恩恵でヨーロッパデビューを果たした。
 「コンクールに通り、ステージの袖で私が、『終わった、終わった!』と騒いでいると、ばったりとパバロッティに会い、『終わったんじゃない。これから始まりだ』と言われたのがすごく印象的でした」
 バブルが弾けるころ、スペイン人のプラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスとともに「3大テノール」公演で世界を駆け回った。ギャラの取り分はパバロッティが最も多く、「日本公演では3億5000万円とも。オペラでは邪道だったマイクを通じた公演でも、高額チケットが飛ぶように売れた」(音楽界関係者)と一部で商魂への批判も飛び出した。だが、中丸はこう話す。
 「3大テナーのみなさんはものすごいキャリアだったが、バブル当時は一般に知られていなかったため、興行主がコンサートを仕掛けた。それはそれでいい。劇場ではマイクを使っていないし、場所が大きいところで、マイクを使うという発想は、それまでなく、後にミュージカル出身のサラ・ブライトマンら癒やし系に道を拓いた」
 それまでにもニューヨークのセントラルパークで無料コンサートを開くなど、パバロッティの発想は常に型破りだった。マイクがあろうとなかろうと、「マリア・カラスのように一声聞いただけでわかる強烈な個性」(中丸)だったのだ。
 昭和音大学長で、日本のテノール歌手の草分けの五十嵐喜芳(78)も、「太陽のような、最もイタリア的な声を生で聞けなくなり寂しい」と嘆く。
 いったん引退を表明したが、06年のトリノ冬季五輪では開会式に登場。プッチーニのオペラの中の「誰も寝てはならぬ」で衰えぬ声量を響かせた。
 五十嵐は言う。
 「低音から高音まで同じ線に沿って歌える特別の声の持ち主。ああ歌うまでには、相当苦労したと思う。私が新国立劇場オペラ部門の芸術監督をやっていたとき、ギャラが高く呼ぶことはできなかったが、一ファンとしてずっと好きだった」
 すい臓がんで、71歳の生涯を閉じた。
チューリッヒ歌劇場
許光俊氏のばら批評
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