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チューリッヒ歌劇場 指揮 メスト 2日8日ばらの騎士 7日椿姫

2007-09-03 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・


 指揮者とヴェッセリーナ・カサロヴァ が目当に観に行きました。
 今も、放心状態です・・1幕から歌唱、オケ力、精緻なアンサンブルが・・凄いです
1幕終幕の侯爵夫人(S)/ ニーナ・シュテンメ の孤独感、恋、低声域の美しさ,弦の刹那、陰影、陰陽に富んだ旋律が美しい オクタヴィアン(Ms)/ ヴェッセリーナ・カサロヴァ との恋,愛の重唱も素晴らしい・・惹きこまれます 乳白の格子が明と闇をその暗さは伯爵夫人の心の投影であり・・孤独感、人は時とともに・・年輪を重ね・・顔に刻まれていく しわが・・
 2幕が舞台設定が??かな
3幕、伯爵夫人の存在感が際立ってますね
オクタヴィアン(Ms)/ ヴェッセリーナ・カサロヴァ ゾフィー(S)/ マリン・ハルテリウスとの若き恋に 伯爵夫人の諦め・・この対称観がたまらないですね・・
 二重唱、三重唱の見事さ・・旋律が,実に美しい・・バラの香りは 心を悩まし,心を豊かにし・・顔に,心に しわを刻む
 テノール歌手でピョートル・ベチャーラが歌ってました アルフレード・ジェルモンで本領発揮かな・・

R. シュトラウス作曲  歌劇「ばらの騎士」 / Der Rosenkavalier
全3幕 原語上演日本語字幕付 / 1F38-26 23,000円・安い

公演日時 2007年9月2日(日)14:00開演 / 18:20終演予定
2007年9月8日(土)14:00開演 / 18:20終演予定
会 場 Bunkamuraオーチャードホール

陸軍元帥ヴェルデンベルク侯爵夫人(S)/ ニーナ・シュテンメ
 オクタヴィアン(Ms)/ ヴェッセリーナ・カサロヴァ
 ゾフィー(S)/ マリン・ハルテリウス
 レルヒェナウのオックス男爵(Br)/ アレフレッド・ムフ
指揮 フランツ・ウェルザー=メスト
管弦楽 チューリッヒ歌劇場管弦楽団
合唱 チューリッヒ歌劇場合唱団    演出 スヴェン・エリック・べヒトルフ
装置 ロルフ・グリテンベルク     衣装 マリアンヌ・グリテンベル
照明 ユルゲン・ホフマン
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 G.ヴェルディ作曲 歌劇「椿姫」/ LA TRAVIATA
全3幕 原語上演日本語字幕付 / 2時間50分上演予定
2007年9月7日(金)19:00開演 / 21:50終演予定
会 場 Bunkamuraオーチャードホール
ヴィオレッタ・ヴァレリー(S)/ エヴァ・メイ
アルフレード・ジェルモン(T)/ ピョートル・ベチャーラ
ジョルジョ・ジェルモン(Br)/ レオ・ヌッチ

指揮 フランツ・ウェルザー=メスト
管弦楽 チューリッヒ歌劇場管弦楽団
合唱 チューリッヒ歌劇場合唱団
演出 ユルゲン・フリム
舞台進行 クラウディア・ブラーシュ    装置 エーリッヒ・ヴォンダー
衣装 フローレンス・フォン・ゲルカン   照明 ヤコブ・シュロスタイン
振付 カタリーナ・リュア

1834年にチューリッヒに初の常設劇場が誕生。
アクツィエン劇場である。ここは、当時チューリッヒに亡命中だったリヒャルト・ワーグナーの活動の場になった。後に、この劇場は火災のために焼失してしまい、1891年になってからベルヴュー宮殿の近くに、現在の建物が完成。
チューリッヒ歌劇場の歴史は、華やかなハイライトに彩られている。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーのキャリアはここからスタートし、リヒャルト・ワーグナーの「パルジファル」が、初めてバイロイト以外で上演されたのは、1913年のこと。ブゾーニ、ヒンデミット、R.シュトラウスなど著名な作曲家たちが、チューリッヒの音楽と劇場の発展に大きな影響を与え、ベルク作曲「ルル」、ヒンデミット作曲「画家マティス」、シェーンベルク作曲「モーゼとアロン」など、多くの作品の初演や世界初演が行われた場所でもある。
1975~86年まで総裁を務めたDr.クラウス・ヘルムート・ドレーゼのもとで、チューリッヒ歌劇場の水準は著しく向上。中でも、ニコラウス・アーノンクールを指揮、ジャン=ピエール・ポネルを演出家兼舞台美術家として招いて開催した、「モンテヴェルディ・チクルス」は国際的に高く評価されている。
1991/92年のシーズンからは、アレクサンダー・ペレイラが総裁に就任。そのシーズン・オープニングは、ロバート・ウィルソン演出による「ローエングリン」。この作品はちょうど100年前に市立劇場のオープニングを飾った演目でもある。
チューリッヒ歌劇場は1995年に州立劇場になった。このシーズンから、それまでロンドン・フィルの首席を努めていた、フランツ・ウェルザー=メストが歌劇場の首席指揮者に就任。
2002年9月から、ウェルザー=メストは、クリーヴランド管弦楽団の首席指揮者を兼任しているが、チューリッヒ歌劇場との結びつきは変わることなく、2005年9月には音楽総監督に就任。 2007年9月に、待望の初来日公演を行う。

チューリッヒ歌劇場

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